もし、秋の山にリフレッシュ登山のために登りたい、ということであれば、秋には富士山周辺には、もっと素晴らしい山がたくさんある。富士山はリフレッシュになる山では、そもそもないかもしれない。
もし、チャレンジ登山のために登りたいということであれば、何かのついでではなく、富士山に登るべき体力を地道に積み上げてから、である。何かついでで、立ち寄ったから、と言って登るような駄賃の山では富士山はない。季節を問わず高所への順応が必要だ。
日本一の山だから、登ってみたい!という未知との遭遇登山の場合のおススメ時期は、夏ではないかもしれない。というのは、夏山の富士山は、お祭り騒ぎであり、山ではなくて、人間観察の場になってしまうからだ。
どんなところか知らないから行きたい!というのは、別に悪いことではない。ので、それなら、それなりに調べておかなくてはならない。
富士山は、実は調べれば調べるほど、山好きにとっては、そそられる要素が少ない。
・一本調子の単調な登り
・景色がない
・強風や急な天候変化は独立峰特有で予想しがたい
・混雑
・何かあった時に退避できる場所がない
純粋に修業っぽい山で、あまり楽しみの要素がない。
したがって、登山の初心者にはまったく向かない。
が、敢えて富士山…というのならば…というので、初心者でも登れる、富士山のおススメルートをご紹介。
1)お中道
2)宝永山
宝永山は、下から登れば、山らしい植生を楽しめた上、山頂付近の火星のような景色は、一見の価値がある。秋はきのこシーズン。キノコでも有名だ。
3)富士山を見る山
富士山はよく登る山ではなく、見る山と言われる。その点、秋空は、空気が澄んで、富士山の素晴らしい雄大な景色を眺めることができるので、登山の醍醐味として、やはり、秋なら富士山を見る山を薦めたい。ハイキングレベルのやさしい山から、長期の縦走まで、富士山エリアには、あらゆるニーズに答えられる山が揃っているからだ。
・三つ峠(カチカチ山ロープウェーから) 靴がなくても行けるくらい
・三つ峠 表参道から 三つ峠駅から達磨石経由で屏風岩へ
・三つ峠 クライミング
・本社ヶ丸から三つ峠、ロープウェー駅へ 20kmのガッツリ縦走
・釈迦が岳から縦走 ガッツリコース
これら以外にも歩きがいのあるコース満載。
■ 山ヤの富士山
バリエーションをやるような人にとって、富士山は、高所順応の場所で、大体5月の雪が緩んだころに行く場所だ。
5合目ぐらいで前夜泊してから行くと、登りでの負担も少ない。山頂には早めに到着し、お昼寝をして、高所に体を慣らしておく。
あとは春のスキーだろうか。これはそれなりの滑走力と雪質を読む力が必要と思うが。
富士山ほど、山の初心者と山をよく知る人が、両極端に別れる山はないなぁ…と、いつも思う。
同じ山に登っていても、登る時期が全く違うから、両者は出会うことが全くと言っていいほどない。
「なんで富士山に行きたいの?」
なぜ山の初心者は皆、富士山に行きたいのだろう… 私にとっては、どちらかというと、仕方なく行った富士山なので、だいぶ疑問である。
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