■ 今日は蓼科山に行っていました。
今回のヤマレコ。
予報は雨。前日の快晴とは打って変わって、気分もどんよりな日です。
最初はアイゼンをつけない。なぜなら、アイゼンをすぐにつけるとあまり足を置く場所について考えないからです。アイゼンが無くても歩けるなら、無しで歩いたほうが歩くことに対する注意力が高まるような気がする。
足をどこに置くか?どこに置くと滑らないか?置く場所の斜度は?置く足の向きは?そういうことを考えるときの頭の使い方は、まるでパソコンがバックグランドでセキュリティソフトを動かしているようなもので、ほかの事を考えながらでも自動的にできるようになるのがいいんだろうと思う。
■ 撤退ポイント?
今回の課題は、撤退ポイント。
前日にわかっていたことは
・気温が高い。
・風が強い。
・天気が悪い。
山としてわかっていたことは
・結構急
・単独峰で風が強い
気温が高いので、雨だということはみんなから言われていました。が、レインウェアはすぐ出せるようにはしてありましたが、最初から着ることはなく。
というのも、雨はほんの少しでした。
冬のシェルはそもそも防水仕様だし。 暑いだろうというので、一番下のレイヤーに
ファイントラックのドライレイヤーフラッシュドスキン、その上にウールのアンダー、その上にR1フーディ、を重ね、最初はいつものソフトシェルで出発しました。
R1フーディはコレ一枚でバラクラバにもなり、頭も覆えるスグレモノ。これとフーディニを重ねたレイヤリングをパタゴニア神田店のお姉さんに奨められたんですよね、私はすごく冬山で暑いので。
気温は胸元の温度計で2~3度と高い。頭上の樹冠の雪はしずくになって降ってきます。
雪は雨で締まって、冷凍庫の霜もような状態です。そういえば去年もそうだったなぁ。
雨が降ると雪が締まる。
というわけで折角借りたスノーシューは出番がなかったのですが、ラッセルはないほうがラクなので。普通によく踏まれた雪道でした。ところどころ、ヨイショ!という大きな段差があるも、急登と
緩やかな部分を繰り返すのでそう疲労も溜めることがない。
ただ急なのぼりで汗をかくので、いつも来ているパタゴニアのソフトシェルは暑くなり、フーディニに換えたらとても快適でした。そのままフーディニのフードを被って暴風の岩場に。
風は多分風速20m近いはずなのですが・・・とりあえず下から上に吹き上げるので、そんなに危険を感じず足元も見えたのでいけるところまでと進みます。
撤退は
・風に危険を感じたら
・足元が見えなくなったら
・ホワイトアウトしたら
のどれかが決断ポイントだろうと思っていました。 最後2517のポイントで、先が見えなくなったので撤退。 あと13mだったんですが。
まぁ特に登頂にこだわっているわけでないので良しとしましょう。
今回は、手袋がポーラティックの最近新調したのにしたのですが、湿雪には向かないなと思いました。霧のようになった湿度を吸いやすい。気温も高かったのでいつもの100円の手袋のほうが
早く乾いてよかったかも。
靴は最厚手の靴下に中敷まで新調したのですが相変わらずな履き心地でヒールカップは抜けそうですが、これはもう仕様かも・・・。とりあえずつま先で立っても大丈夫なのでもうこれ以上フィット感を追及するのはやめます。
あとはフーディニにはすごく信頼を増しました(笑)
今回は行動食だけで行動したけれど、特に問題もなかったのは、登って帰ってきても10時出発14時半下山口と4時間半の山だからでしょう・・・山頂で敗退を決めたのは、13:00ごろなので、
登りに3時間、下山に1時間半。
蓼科山は思っていたより楽しそうな場所でした。前日に北横岳ロープウェイで北横岳にも行っていましたが、あちらはたったの45分の登りなので・・・蓼科山は新定番にいいカモ・・・。登山口も
車から近いのがいいですしね。
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