Tuesday, June 7, 2016

どうも核心は休みらしいという話

■ 黒戸尾根8時間 + 5.12

登山史に残るような登山をするという場合に、必要となる能力ですが・・・

黒戸尾根を8時間で登って降りてこれるような体力

 +

最低限 5.12はないとセカンドでもツライ

ということが分かるようになりました。・・・というか、教えてもらいました。


それで、そういう人は実は、一杯いそうなんですね。

先日、ロゲイニングの大会に出たら・・・優勝者の6時間の移動距離は、累積標高3300m、移動距離60km。

登山では考えれないですね~。だって、3300m÷6時間=550m/h ですからね。

でも、標高差2200mの黒戸尾根は、2200÷550=4時間で登れちゃう計算になりますよね。

下りは半分しかかからないし。

クライミングに関しては、最近の人なら、一年で5.12が登れる人もいるのだそうです。

■ 成長

登山は、だいたい皆、大学くらいでスタートするようです。人間なら誰でも20代で体力のピークになりますが、登山に必要な筋力など体力面は、巧緻性などもあるので、その後も実用面上、伸び続け、みなの話によると、50代まで伸びるのだそうです。

ピークの高さは個人差があれど、50代までは登山者として成長局面にあるらしいです。

重い荷物を背負うなどと登攀の安全性、そして、危険認知力のトータルバランスがいいの、40代後半~50代後半だそうです。

実際、統計上も、男性クライマーは20代は死亡率が高く、50代が一番少なく、そして定年後に跳ね上がります。女性で一番遭難が少ないのは40代です。

■ いっぱいいそうなんですけどね

ロゲイニングの大会では、強い人一杯いそうでしたし・・・

ジムにいけば、5.12代の人はいっぱいいますし・・・

じゃなんでアルパイン人口はいなんですかね~?!ってことになるんですが・・・

基本的に山に行く休みが取れない ってのが、根本にあるようです。

一か月の連続した休みが取れない。

あるいは、休んでもいいのだが、そうすると首になり、再就職先がない。

とまぁこういう具合。

核心は、職業の選択って話でした。そう、そもそも、山に行く時間がないと山に行けないのです。

時間さえあれば、もしかして、黒戸尾根8時間で、5.12を登れる人には限りない地平線がひろがっているのかもしれません。(ちょんぼして死ななければ)

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