■計画段階から実施までの安全チェック
キャンプ、言い換えれば野外生活、野外活動の世界では、安全チェックについては、登山よりもしっかりした歴史があるようだ。しおりから、それがうかがえる。
以下は抜粋(コピペ)
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○日程、プログラム作成
①参加者の特性を把握する
対象者の人数、年齢、経験の度合い、体力などによって一つひとつの活動に要する時間や疲労度
が異なります。これらを考慮して日程・プログラムを作成しなければ、無理がたたって事故やケガ
の発生につながることがあります。
②ゆとりのあるプログラムを考える
短時間に多くの活動を取り入れると③活動の特性を考えてプログラムを組み立てる
動的な活動(体を動かす活動)が続くと体力の消
耗が激しくなり、疲労の蓄積が病気やケガの発生の
原因になることもあります。
動的な活動の後には休
憩時間を多く取ったり、比較的、体を動かすことの
少ない静的な活動(クラフト・スケッチなど)にす
るといったように、活動の特性を考慮してバランス
よくプログラムを組むことが大切です。
③活動の特性を考えてプログラムを組み立てる
動的な活動(体を動かす活動)が続くと体力の消
耗が激しくなり、疲労の蓄積が病気やケガの発生の
原因になることもあります。動的な活動の後には休
憩時間を多く取ったり、比較的、体を動かすことの
少ない静的な活動(クラフト・スケッチなど)にす
るといったように、活動の特性を考慮してバランス
よくプログラムを組むことが大切です。
④適切なスタッフ体制を組む
安全にキャンプを行うためには、活動内容に応じて適切な人数のスタッフ確保が必要です。どの
ような役割が必要なのか、どのような組織にするのかなど、コスト(費用)も考慮しながらバラン
スよく配置する必要があります。
その場合、キャンプに精通している人(有資格者など)が必ず加わるようにしましょう。参加者
とともに生活しながらさまざまな援助を行う役割の人たち(グループリーダー)と、キャンプ全体
がスムーズに進行できるように準備運営していく役割の人たち(マネジメントスタッフなど)で組
織を作ることが理想的です。
専門的な知識や技術が必要な活動を取り入れる場合には、その活動について十分調べ、トレーニ
ングを受けたスタッフが確保できるか、その活動にはどんな危険があるのか、どのような場合が危
険なのか、どんな参加者にどのような危険がともなうかなどを十分検討しておく必要があります。
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まとめると
1)参加者の年齢、経験、体力
2)ゆとり
3)活動特性
4)スタッフ体制
登山に置き換えてみる。
1)参加者の年齢、経験、体力 → コースタイム、疲労度
2)安全マージン
3)活動特性 縦走、岩、沢、雪 → 怪我、疲労、
4)メンバー内容 → お客さん(フリーライダー)を作らない
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○ 山行計画作成の注意点
①参加者の特性を把握する
・人数
・年齢
・経験の度合い
・体力
によって、登山に要する時間と疲労度 が異なる。
これらを考慮して日程・プログラムを作成しなければ、無理がたたって事故やケガ の発生につながることがあります。
②安全マージンのある山行計画を考える
・詰め込まない
・悪場のあとには休憩を入れる
炎天下での歩きや、急登、ラッセル、気を抜けないトラバースなど、悪場が続くと、体力の消 耗が激しくなり、疲労の蓄積が病気やケガの発生の原因になる。
急登などの悪場の後には、休憩時間を取る。また登り下りのバランスを見て、ルートを決める。
④適切なメンバー、山を選ぶ
安全に山行を行うためには、山行内容に応じた、適切な人数のメンバーが必要。
・役割 → 運転、リーダー、食当、地図担当、などの役割分担
・組織 → 大人数=時間がかかる 少人数=素早い
・コスト(費用) → 運転はタクシーに外注する、宿泊は小屋にする、など、体力度を下げる
山に精通している人が必ず加わる。
・十分調べる
・経験者が確保できるか
・どんな危険があるのか
・どのような場合が危険なのか
・どんな参加者にどのような危険がともなうか
などを十分検討しておく。
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と、こうなりました。
登山計画を立てる際は、こうしたことは、改めて考えず、なんとなく、考えてやっていると思います。
しかし、登山は、アウトドアの中でも、危険が大きい活動なのですから、キャンプなどよりむしろ充実した、安全に関する知見が必要だと思います。
逆に言えば、ごく普通の野外活動で、認識されている程度にも、登山における安全チェックの方法論はいまだに確立していない、ということなのかもしれません。
それが遭難者数の毎年の増加という結果につながっているのかもしれませんね。
≪参考資料≫
http://www.ssf.or.jp/library/dictionary/pdf/dic2_camp_anzen.pdf
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