遭難者数が年々増加していることを受けて、山のグレーディングが発表されているが、いまひとつ浸透していなかった。
それもそうだろう・・・信州山のグレーディングや山梨山のグレーディング・・・みなネットで発表されているだけで、パンフレットとして配られていることがない。
遭難者の約半数が60代以上で、その60代以上の人たちのインターネット利用率の低さを考えれば、あまり知られることがないのも当然の帰結なのかもしれない。
・・・というわけで、ネットの世界で、山の情報が充実しても、それを必要としている人たちにはいまひとつ、伝播して行かないのだが・・・
そのようなネット上の山の世界の進化が一つ増えた。
今回はヤマプラだ。ヤマレコ上に、グレード別にルートがマッピングしてあるもの。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/step1_planner.php?lat=36.305350395&lon=137.6788894&grading_mode=1 |
易しいコースと難しいコースが分からない人が多いと、当然だが、自分では歩けないところに入ってしまう。
■ 尾根の名前
ちょっと見ていたら、赤岳と”阿弥陀(美濃戸口)”が同じグレードになっていた。 ”阿弥陀(美濃戸口)”は、御小屋尾根のことだ。
・・・が、普通、山の人の間では、”阿弥陀(美濃戸口)”と言わずに、普通に”御小屋尾根”と言う。
”赤岳”、と言わずに、”文三郎道で登って地蔵で降りる”とか”真教寺尾根”とか言う。
〇〇尾根という捉え方をすることこそ、大事なことなのではないだろうか?
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