Monday, February 1, 2016

冬季宿泊の考察

■ アイス適期

例年だが、アイスクライミングは、適した天気や気温を掴むのが難しい。

アイスは氷点下に行かないと凍らないというのはまず当然として・・・、雪が降ると埋まる。だけでなく、なだらかな場所であればいいが、そうでなければ、雪崩が心配。

ただ気温が高いほうがアックスは打ちやすい。

・氷点下
・雪の量

は、アイスの二大ポイント。

■ 寒くなかった

週末のテント泊は、あまり寒くなかった。

気温を見ると・・・

◇2016/01/30 18:00
 天気:霧のち雪
 気温:-8 ℃
 風向:西南西
 風速:7 m/s
 
◇2016/01/31 00:00
 天気:霧一時雪のち晴れ
 気温:-10 ℃
 風向:西南西
 風速:8 m/s
 
◇2016/01/31 06:00
 天気:霧のち晴れ
 気温:-11 ℃
 風向:西
 風速:10 m/s

と マイナス10度程度で、初めて地獄谷に行った4月のマイナス17℃での、避難小屋泊まりや、去年の天狗岳での風速19mでのテント泊よりは、楽だった。

去年は一体何度だったのだろう・・・マイナス20度近かったと考えていたが、もう忘れてしまった。

こちらのPDFに去年2月の天気図があるが、テント泊したのは、2月7日(土)の夜から日曜の朝にかけて。9日は大雪で遭難が起きた。

≪去年のお天気≫

7日(土)次第に雲域広がる 日本付近を覆った高気圧は足早に去り、 日本海~西日本で気圧の谷が次第に深ま る。朝は広く晴れた本州付近も次第に雲 が広がり、所々で小雨。

8日(日)二つ玉低気圧 低気圧が北海道付近へ進み、西から冬型 の気圧配置に。低気圧に伴う雨雲が日本 付近を通過した後、西~北日本の日本海 側は寒気による雨や雪。

感覚としては、出合小屋泊よりは大変だったので、今のところ、私の経験の中では、もっとも厳しいテント泊は、この初回の単独だ。

≪寒冷下宿泊経験のまとめ≫
1回目 3月 地獄谷 出合小屋   -17° ペットボトル凍る 夏用シュラフ
2回目 2月 テント泊 6名 タカマタギ  温かいが豪雪 脱出核心 一晩で1mの積雪
3回目 4月 テント泊 4名 扇沢 6テンに5名 ラクラク
4回目 4月 テント泊 2名 北沢峠 
5回目 5月 ツエルト泊 1名 扇沢  シュラフなしで寝れず3時起き
6回目 10月 沢泊  七倉沢 ツエルト泊  夜間の降雨でツエルトに入ったまま水たまりに寝る
7回目 3月 出合い小屋泊   火を熾せず
8回目 4月 テント泊 3名 岳沢 
9回目 4月 テント泊 4名 鎌尾根  春なので寒くない
10回目 12月 中ア麓  4名 寒くもなかったような?   
11回目 2月 テント泊 1名 黒百合平 夜間にフライシート飛ばされる 風速19m コーラカチコチ
12回目 4月 テント泊 2泊 4名 立山 2泊したが寒くない
13回目 1月 テント泊 1名 鉱泉 意外に寒くない

印象に残った宿泊経験は、1回目の出合い小屋泊、2回目のタカマタギ泊、5回目のツエルト泊、6回目のツエルト泊の沢、去年のソロテント泊。

他の無雪期のラクラクテント泊は数に入れていない。念のため。

■ 冬のツエルト泊

今回はテント泊してみて、これならツエルト泊だと楽だな~と思った。冬はどうせ樹林帯にしかテントを張らないからだ。

テントは自立するので、設営が楽なのがメリットだが、樹林帯であれば、ロープを張って晴れるので、ツエルト泊でも問題はそうない。

各自でツエルト泊だと軽く、プライバシーもあっていいのかもしれない。

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