自然界の観察者としては、宮崎学さんが大変優れた観察をされています。1960年代、今から50年前は、ノウサギは、今の鹿くらいな勢いだったみたいです。今の植林は、樹齢50-60年が多いのと一致していますね。
2000年代、ノウサギは、山に入っていると冬に足跡を見るもの。
で、実際に兎に遭う、っていうことは、そんなにありません。
しかも、信越など寒いところの動物かなと思っていました。調べてみると、北海道を除く日本全体が生息域らしいですが、宮崎さんの観察では、草原の減少が生息数の減少原因のと考察されています。
ということは、草原が維持されている山域などは、まだ生息密度が濃いのかも?たしかに、私たちがノウサギを見たのも、飯山の方でした。
こちらに日本の草地面積の減少についての資料があります。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/researchlab/wp/wp-content/uploads/kiyo/pdf-data/no30/ogura.pdf
日本の森林蓄積が過去最大というのは、結構、常識ですが、その反対には、人の手が入らなくなったことによる、草原の喪失があります。
森林蓄積量
余談ですが,クロボクと呼ばれる土壌の豊かな土地は、野焼きの結果みたいですね。
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