■新しい仕組み
日本のアクセスファンドの仕組みでは、岩場は整備が進まず、うまく行っているとは言えないようだ。
台湾の岩場では、AAAサーティフィケイトのクライミングインストラクターが整備や見回り、リボルトも含めやっており、ビールを飲めばリボルト基金になる、コーヒーを飲めばリボルト基金になる、ということで、とてもうまく行っている仕組みと思われた。ささやかなお金だから進んで出すし、端数が出た小銭も重いの嫌だから入れちゃう。イラナイモノを出すのだから、あまり負担にもならない。
ラオスでは、ゲストハウスを運営してその営利資金から岩場の整備費用が出たということだろう。地域の観光資源にもなっており、地域にお金を落としているので、地域貢献企業ともいえる。たくさんの外国人を集めている。台湾と同じことで、旅行中でイラナイモノはみんなが置いていくので、置いて行ってもらったもので、ほかの訪問者が成り立つという仕組みらしい。2度目に行ったら、余暇に読む本が増えていたり、ゲームが置いてあったりした。ヨガマット、私のは置いてきた。
ので、日本の岩場でも新しい仕組みを考えたほうがいいのではないだろうか?
庵はたぶん、ある意味日本の先行事例だろうと思う。
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