Wednesday, September 19, 2018

二つの山岳会 + 師匠

私は山は自分で独学できる範囲(単独で登れる範囲)は終わったと思って、さらなる高みへ、行きたいと思い、山岳会の門をたたきました。

ので、県内のすべての山岳会を調べ、そのうち可能性があると思った6件にメールを出して、そのうち4件から返事をもらい、活動がある1件に入会。その入会も、だいぶ躊躇しました。相手方の期待が何か?自分が何が貢献できるか?よく分からなかったので。あと一つは、ジムで意気投合したパートナーが入っていたので義理で所属(笑)。

今振り返ると二つ入って、よかったな!

ホームにしていた会は家庭的な会で、合宿がメインの会でした。合宿で見て先輩から盗む。先輩は後輩に責任を持つ。合宿では保守的なルート選択に先輩のセンスを感じました。

もう一つの会は日常の活動が平日は毎週人工壁で、週末はゲレンデもしくはバリエーションルートなどのクライミング系の山。

私は山岳総合センターのリーダー講習で一通りロープが出る山ってどういうことか?教わってから入会したので、エイトノット知りませーん、登山大系何のことですか?みたいな状態は脱してから、山岳会に行ったので、リードフォローを習得するのは、そう時間がかかりませんでした。

が、なぜ初級のバリエーションにすぐ行ってはいけないのか?などは、やっぱり少々分かりにくかったです。実力への査定が保守的であろう女性の私ですら、そうなのですから、男性だともっと、”えー俺だって〇〇行けるのに”と思ってしまうかも?

例えば、私より後にロープを習得した20代の男性がまだ守りの技も知らないのに、中山尾根に挑戦して落ちていました…あれは、他山の石だったなぁ… くわばら、くわばら。

でも、あんまり保守的過ぎても… 闘争心というか、強い気持ちは大事です。意欲的、ってことですね。大体そういう時は、全然大丈夫だったりします。初めてのジョウゴ沢、硫黄岳山頂までの滝、全部ノーザイルで超えたんですよね~ 師匠には怒られましたけど、簡単だったんですよね。

ロープが出る山を知ってからはロープが出ない山は、ほとんど行っておらず、行くとしても単独。これは厳冬期のテント泊も含めてです。海外のゲレンデ的なクライミングも。

これくらいは一人で行ってもいい、という判断も含め、山岳会で諸先輩を見て学習したような?

なので、色々な会に最初入ってみて、自分が一人でできる範囲を知るというのは良いことかなと思います。

一方の会はとても保守的で、読図すらできる人は稀、一方の会はザイルのトップをじゃんけんで奪い合うような会でした。両方知っていてよかったなって思います。その上にこっそり虎の巻?を教えてくれる師匠がいて本当に感謝しています。たぶん、一番世話になったのは師匠と思う…

今、山を始めてあんまり方向性がつかめない人はとりあえず、なんでもいいから、会に入ってみたらいいのではないか?と思います。

講習会に出ることを思えば、会費は月1000円くらいと安いですから…

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