Wednesday, January 3, 2018

あなたはどう考えますか?

八ヶ岳で遭難がありました。

こちらがそのニュースです。
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八ヶ岳で遭難の2人 無事発見
八ヶ岳で登山をしていた60代の男女2人が1日から一時、連絡がとれなくなりましたが、警察などが捜索した結果けさ無事に発見され、2人ともけがはないということです。

1日午後10時半ごろ、八ヶ岳で登山をしていた大阪の67歳の男性と香川県の68歳の女性の2人と連絡が取れなくなったと、一緒に登っていた仲間から山小屋を通じて警察に通報がありました。
警察によりますと、2人は仲間2人とともに先月31日から八ヶ岳に入り、1日は標高2800メートル付近の切り立った岩場を登ったあと、2人ずつに分かれて下山していたということです。
しかし、2人は夜になっても山小屋に戻らず、連絡がとれなくなっていました。
警察や地元の山岳遭難防止対策協会では、2人が遭難した可能性があるとみて、2日午前6時頃から捜索を行ったところ、午前7時半すぎに対策協会の隊員が2人がビバークしているのを発見し救助しました。
2人とも自力で歩くことができ、けがはないということです。
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そして、こちらが、救助した人の弁。
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パトロールから戻り束の間の正月気分を破って遭難が起きました。‼️
未明に電話で2名パーティーが消息不明とのこと。
風雪の中、遭難者探しながら登り、担ぎ降ろす💦最悪のシナリオも考慮した装備を揃えて出動いたしました。非番の隊員にも稜線の捜索を依頼。

風裏でビバークしている二人を発見、無事救助できました。

遭難した原因はいろいろありますが、一番は、体力も技術も無く登ることに時間掛かり過ぎたこと(要するに本来はバリエーションに入ってはいけない方々)

当人も予期せぬビバークで辛い思いをしたでしょうが、当直明けで、ほとんど睡眠も取れないまま、出動。実家に向かうはずだった隊員もいます。

呼べば来てくれる…なんて思わないでほしい。
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そして、こちらが、何も知らない人がニュースを聞いた感想。
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この時期、夏と違って運だけではビバークできない
適切な判断と装備と、耐えうるだけの体力、経験があったのだと思います
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さて、この状況、あなたはどう考えますか? 

目も当てられない、トンデモ状況と私には思えます。

4 comments:

  1. こんばんは!先日はコメントありがとうございました。新年から精力的に記事を書かれていて興味深く拝見しております。

    今年度の年末年始は寒気の影響が大きくて、遭難のニュースが多そうだなと素人ながら思っていた矢先、ちらほらとニュースになっているんですね。地元が群馬なもので、帰省の際ふらっと年始に赤城に行ったところ風が物凄くて、こりゃ八やらアルプスは場所によっては撤退レベルだ…なんて想像していた所です。

    話題提供の記事ですが、個人的には稚拙な考えながらおや?って点はいくつもあるなーと。4人で行って2人二組に別れてる。高齢かつ男女でのパーティー。先発組が先に小屋へ着いたので、捜索願いが出せている。風雪の中ビバーク出来るスキルと発見時の健康状態が良好なこと。
    体力も技術もなく時間がかかりすぎたことが遭難の理由、と判断するのは短絡的だなーと。
    計画段階でビバークすることも折り込み積みでのチャレンジな気もしますが…どうなんでしょう。

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  2. 知らない人にはそう読めちゃうんですね(T T) こんなひどい山ヤ初めて聞いたくらいな低レベル遭難です。

    それがそうと分かるには、情報を受け取る側の経験値や知識が必要なのかもしれません。

    地図読めない
    トレース見つけられない
    体力ない
    ギア古い
    山の位置関係頭に入っていない

    こういう時のためビバーク訓練はしている→?ビバークの訓練する前にやることあるでしょ?

    などなど、いろいろございますが、まずは2名ずつに分かれて登ってるのにお互いの連絡手段を確認していない

    という、体力一点豪華主義者の遭難です。 くどいようですが、体力以前にやっておくことがあります。

    ピッケルより先に読図です。読図より先に普通にギア揃えましょう。ビバークなんてしなくていいスキルがあれば、しなくていいわけです。

    心・技・体・知・経、どれもバランスよく必要です。そもそも、位置関係が頭に入っていないのなら、一般ルートを歩いて、位置関係を頭に入れるべきです。

    普通は計画書を各時点で、略図を書くでしょうから、頭に入っているはずです。

    何か起こった時に連絡が取れるようにしておくのは当然…一般ルートだって同じです。

    トレースない…なくても歩けて当然ですが、実際はトレースバッチリ、そもそも、登るべき尾根に取り付いていたかどうかから、怪しい。

    体力一点豪華主義の人に欠落しているのは、いったい何なのか?私には超謎なのですが…

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  3. なるほど。色々と私は考え過ぎたようです。
    これもまた貴重な経験ですね(笑)

    体力一点豪華主義の人に欠落してるのは、無知じゃないですかね。山に登り、失敗を繰り返す度に、ソクラテスは人間の本質を突くようなことを言ってるなーと私は頭を過ります。

    あるものを数えることより、ないものを数える習慣がある人は、おそらく自分に足りないものに気づいているでしょうから。私には低レベル遭難と認識出来なかったことが収穫みたいです。ありがとうございました♪

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  4. まぁ、私はこの遭難は救助した人を知っているのです。ですから、kossyさんが持っていないその人の人柄、長年の救助経歴などを知っているという利点があります。

    さらに私が知っているのは、山岳会経験です。会に属しているような年配者との登山経験も豊富かもしれません。

    山では、体力は前提ですが、体力があるだけが解決策ではありません。八ヶ岳のビバークは、生死がかかわります。最後の手段が最後の手段ではなくなっている。

    プライオリティという視点も欠如している。ビバークしたらどうなるか?という仮説思考も欠如している。

    要するに、山が、肝試し大会の場になっているのです。

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