Tuesday, September 11, 2012

大草原の大菩薩嶺へ

ミニチュアのように精巧に作りこまれた日本の山も、とてもみずみずしくてステキですが、広々とした空間でたまには深呼吸をしたくなります。何か忘れたいことがあったらリセットに行きたい場所…それが原っぱ。

友人はなんとなくストレスを抱えていそうだった…で、また大菩薩へいきました(^^)。正確には石丸峠。正確にはさらにその先の笹原(狼平)。

 上日川峠から入ってすぐの森。みずみずしいです。
この道は下に林道もありますが、ぜひ木漏れ日の中を歩くべきかと…。

 15分ほどで福ちゃん荘。やたらメニューが充実した小屋です。

ここからは岩がちなカラマツ尾根とのんびりした道の介山荘までのウォーキングコース的な道がぐるり一周、上の雷岩でつながっています。どっち回りでも良いですが、富士山を見るならば、カラマツ尾根から岩場を先に済ませてしまうと、下りで富士山を見れます。逆周りにすると背中に富士山を背負っている時間が長くなります(笑)

我々は今回は石丸峠のほうに足を伸ばす予定なので、介山荘のほうへ。

 ちょっとした小川。上に小屋があるので水は飲まないけど…

 コレコレ。この”すっっぽりと空がでかい”感。

 岩塊斜面の上に生えた木々の様子が大菩薩らしい感じです。

 振り返ると伸びやかな草原が。

あっという間に介山荘。

 いつもハイキングでピクニックシートでお弁当を広げる光景に出会うのですが、今日はのんびり。

 介山荘は置いているものが渋い。

 脇におじぞうさんが。





早速石丸峠のほうへ。



この道は整備されていました。前回は、暗く、こちら側に行くのは多少の勇気が必要な感じでしたが、今回は勇気不要。

今回は雷岩側には行きません。反対側の稜線を。今日はお天気が午後から曇りとありましたが…山ではまったくのんきで、のどかなものでした。甲府では夕方になってオドロオドロしい具合に雷様がゴロゴロ言い始めました… 雷岩という岩が大菩薩嶺にはあるのですが雷岩に雷は落ちるのかな(笑)?

■ ああステキ!石丸峠

 相変わらず伸びやかでのんびりしています!命名”スキー滑走路”を下る。南はガスだが… 

 こちら側は晴天。

ウメバチソウ。アチコチに咲いています。ありふれた花なのだそうです。

おにぎりのランチを食べ、コーヒーでリラックス。12時にはすっかりリラックスしていました。

昨日作った、葉とうがらしの佃煮と白い塩むすび。パリパリの海苔。開けた空。

本来は美しいお花畑が広がっていたのでしょう…今は一面の笹原。

急ぐ旅でもなし、のんびりして…。 人も来ない。ちょっと外れただけで人は本当に少ない。この稜線は、ずんずんと南下して歩いてみたい。

ここは来る度に不思議な気分。このあたりだけが草原なのです。小金沢山はすっかり樹林に覆われています。それに大菩薩嶺嶺のほうは岩場です。この違いは何によって生まれたのでしょう?ほんの小さなひとピークが隔てているだけなのに…。

ここは小鳥も多くて、遠めにしか確認できませんでしたが青い鳥が数回横切りました。誰かな~

さて帰るか…。


 枯れた木。いつからあるんだろう?

帰りに一組のご夫婦を追い抜きました。遠くで見て、峠あたりで少し躊躇している風でしたので、絶対に笹原まで出るといいよ、と言うと、足の痛いのも治った!と出かけて行かれました。やっぱりあそこはとてもいい場所です。岩の上でのんびりするのはとってもおススメ…

私はいつかここを黒岳方面に縦走してみたいのです…少し季節が落ち着いたら。

一緒に出かけた友人は大菩薩嶺は10年ぶりだとか。この”秘密のスポット”をすっかり気に入ってくれたようです♪ 湯ノ沢峠方面の白谷丸を薦めてくれました。
そういえば、仙人に憧れた話をしたら笹目仙人のことを教えてくれました…実在したのか!?仙人(笑)!

夏の一番暑い時期は終わったのでこうした低山は山シーズン開始ですね♪

 下りは石丸峠から上日川へ。途中2度林道を横切る。
後の林道を出たら、渡渉が3回。最初のは増水していると少々渡りづらいかもしれないが、後のはまたげるような小川なので問題なし。

 最初の林道に出会うところ。やっぱり大きく崩落中。この標高が高いほうの林道は一体何に使う林道なんだろうな…あまり使われていなさそうな具合だ。前回来たときと様子はあまり変わらない。

 最初の渡渉。前回来た時はここは通れないと教えてくれた人がいて、みんなで林道でバスに乗った。今回は楽勝。

 きのこ。

 道祖神?

 渡渉。

サクッと14時には下山終了です。

下山したらご夫婦が休憩中で少し立ち話を。昔は小菅のほうから歩いたという、つわもの夫婦でした。今はもう歩けないと。歩ける体があるうちに歩かないとですね。今の大菩薩嶺は昔と変わらないのだろうか…?

帰りは勝沼のほうによって、お野菜を買い、16時には自宅に。大菩薩はホントに手ごろな山ですね♪ すっかり生活と密着。

■ ”いつもの”山

前回は5月5日に来たのでした。

これで大菩薩嶺に来たのは、4回目になる。

1回目 5月22日
2回目 1月30日
前回3回目ヤマレコ

No comments:

Post a Comment