Monday, March 18, 2013

小泉コースvs大泉コース 八ヶ岳権現岳


今日は本当に変なお天気で、強風で洗濯物が干せずやむを得ず、部屋干しです(><)

昨日の快晴がウソのようですが・・・これでまた山の雪が解けるなぁ…。今年は雪解けが早いのですね。去年は雪がなかなかつかなかったので、雪山はGWにずれ込んだのでしたが…本当に雪はその年その年それぞれですね。今年は雪が早くなくなりそうで、残雪期の雪山が楽しめる時間はあまりないみたいです(涙)

■ 小泉コースvs大泉コース

さっきから、小泉コースと大泉コースの研究中です。

雪の権現には、再三アタック中だったので、今回権現の山頂がゲットできたのはいいのですが、
なんだか納得がいかない!と思って復習中です(笑)。

小泉コースはとても良かったのです。ただ10時間の行動時間は厳冬期はないなーとは思いました。

それに、出かける前は、小泉コースは、難易度的に普段歩いている大泉コース(天女山起点)と
同じつもりだったのです(笑) なんだか初回のアタックですんなり山頂に行けてしまって、ちょっと拍子抜け。

カシミールで、コースタイムを見ると、どちらのコースもあんまり変わりがないんです…

ちなみに、カシミールによる比較では(三ツ頭まで)で、

【大泉コース】
 標高差 1178m
 距離 約5km
 推定コースタイム 3h

【小泉コース】
 標高差 1260m
 距離 約5.2km
 推定コースタイム 3h

と大差ないです。

手元にある八ヶ岳の地域のパンフレットでは

【大泉コース】
登山口~天女山: 0:10 
   ~天の河原: 0:10
    ~前三ツ: 3:00
    ~三ツ頭: 0:50
    トータル: 4:10

となり、単純に地形しか見ていないカシミールの推定時間とでは1時間も違ってしまう。

【小泉コース】は
登山口~八ヶ岳神社: 0:50 (これは夏道タイムで下の林道歩きを端折っているかもしれない)
     木戸口:  1:20 (あるいはこれが1:20ではなく2:20のミスかもしれない※1)
     三ツ頭:  1:20
    トータル:  3:30

となって、小泉口のコースの方が、大泉より楽なコースと読めてしまう…(汗)

※1 八ヶ岳神社分岐での道標には木戸口まで2:20とある。さらにヤマケイのガイドブックでも
   八ヶ岳神社~木戸口間はコースタイム2:10となっている。
八ヶ岳神社の道標 木戸口まで2:20 登山口まで0:40

■ 岳人の記事

ふと今年1月の岳人を見ると…この小泉コースが紹介されていた…つい最近借りてきたんだな。

それによると
【岳人の小泉コース】
小荒間 ~ 八ヶ岳神社: 1:30 (小荒間は冬季の登山始点)
      ~ヘリポート:  2:00
       ~ 三ツ頭:  1:00
        トータル:  4:30

で出ており、これが私たちの実感するコースタイムにもっとも近い。

三ツ頭から権現の往復も45分で出ており、たしかにそれくらいだなと思う。ランチを入れたら
11時半過ぎに三ツ頭について、13時過ぎに権現山頂だった。

コースタイムってホント行ってみるまで分からない… 

きっとこれまで山頂に立てなかったのは、日が沈むのが早いからだったのかなぁ。

今年も1月27日にチャレンジしているのですが9時間かかって三ツ頭まででした。

■ 色々考えると積雪量?

色々考えてみると、積雪量の多寡でコースタイムが決まっているのかな?

今年の三ツ頭は雪が多かったので・・・ ま、とりあえず楽しく登れたから、祝・権現日帰り!なんですけれども・・・

■ その他の比較

【大泉コース】
・厳冬期でもトレースがある
・人気のあるコース
・前三つに入る前までずっと風下なので強風の影響を受けづらい
・南東面の尾根
・賽の河原は開けたランチスポット
・標高2000mまではラクラクハイキングコース

【小泉コース】
・マイナーコース
・自然度がより高い
・入り口は広い尾根、だんだん狭い尾根に上り詰める
・尾根の方向が南から東西に変わる
・アップダウンが少なく、登り一本調子に近い
・ヘリポート跡意外は開けた場所がない
・南面の尾根

どちらにも水場はありませんが、大泉コースの方は天女山にトイレがあります。

祝!権現日帰り達成♪ 自然度の高い一般ルート 権現岳甲斐小泉ルート


昨日は、大変素晴らしい山でした♪ ヤマレコ

今週末行くことになっている金峰山八幡尾根の前座にもってこいの山でしたので、詳細にレポートします。

・金峰山八幡尾根は南面で雪解けが心配
・今回の権現岳小泉ルートも南面の尾根歩き

■ 遅めの出発

週末は、編笠山と権現を、青年小屋の冬季小屋に一泊二日で、を計画していたのですが、夫は金曜の夜、世話になっている上司の送別会…午前様でごぎげんで帰ってきた…(汗) 仕方ないか。

 金曜日飲み会=土曜日は休息に決定

なので、急きょ代替えプランということで、しばらく前から温めていた「権現日帰り」に挑戦することにしました。

小泉コースです。このコースは三ツ頭に行った折、大泉コースがしっかりとトレースがある日もノートレースのコースで、ちょっと気になっていたコースです。あまり歩かれていないらしい。

行ってみると、小泉コースは、静かで自然度が高く、非常に満足感の高いコースでした☆ 展望もすばらしく、山好きな人におすすめできます☆

私たちは相変わらず早起きがネックで(笑) せっかく5時半に起きても出発が6時半なので…7時20分ごろのスタートとなり…山はすっかり夜明けの表情でした。ちょっと反省。
 小泉登山口。林道終点から東側に30mほど。

登山口は鉢巻道路沿いです。運転は、小淵沢ICから道の駅小淵沢に向かってずんずん遡及していくだけなので、基本的にとても楽です。 高速代が甲府からなら500円。アプローチが楽なので定番化しやすい登山道です。(徒歩でも、小淵沢、甲斐小泉から歩けるらしい)

到着すると、人気のある天女山側と違い、車が一台もない!夫と二人だけで遊んできました。夫とは遊び友達なんです☆

■ 尾根を上がるだけ

このコース、下は冬季は少々の林道歩きからですが、苦になるほど長いわけではありませんでした。15分ほど。
 こんなカラマツの植林地帯です。カラカラって感じ。ここで標高が1620くらいです。(iPhoneアプリ、Field access でとったGPSとカメラのデータを、カシミール上でマッピングできます。別途記事を書きます♪)

コースの最初、麓は、よく手入れされたカラマツの明るい人工林で始まります。下草は笹だけ。明るい森で、怖くなる森ではありません。気分よく笹の下草をかき分けながら進みますが、しっかりトレイルがあります。が、鹿が多いらしく…鹿のふんを踏まずに前進することは不可能(汗)です。

鹿のふんも古いのもあれば新しいのもあり…鹿のふん以外はキツネの糞、それも一か所しか見かけませんでした。圧倒的に鹿天国であることがうかがえます。

八ヶ岳横断トレイル、親子岩、延命水、などの道標を見つつ、軽快に標高を稼ぎます。300m~400mくらいはすぐに上がってしまいます。
 キレイだな~!!
 編笠山。
 そそられる景色。
上がるとすぐに木々の切れ間から、富士山や北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳などがのぞくようになります。
 北岳さん。

上はどんな景色が見れるのか?わくわくさせますね。ちょっとした、ちらリズム?

しかし、このコースは、水場とトイレがありません。ただ尾根の上だし(排泄は沢の近くだとちょっと…)、身を隠す藪は豊富なのでトイレにはそう問題がありません。というか尾根全体が鹿のトイレっぽい・・・(--;)鹿の痕跡だらけです。
 人間の足跡は見ないが鹿の足跡は見る。
途中、「きゅいーーん」という悲しげな鳴き声が聞こえて、「おーい」というと返事をした!(笑)ので、捨て犬かしら・・・と思い近づくと、離れていきました。きっと鹿ですね。

















■ おおざっぱなルートファインディング=とりあえず上!

やがて、人工林が終わり、自然林の針葉樹やダケカンバが混じり始めると…標高1800あたりからでしょうか…
傾斜も急になり、そしてトレイルが不明瞭になります。 

私たちは地図があらかじめ頭に入っていたこともあって、めんどくさいな~と「とりあえず上」を目指します(笑)

こんな大雑把なルートファインディングでもちゃんと歩けることがこのコースの良さ!

”とりあえず上”なので、夫は割に直登を、私は直登だと非常に疲れるので、ジグザグに歩いてみます。

ジグザグ歩きは、たぶん右に偏差する。のは人間は右利きだからかもしれませんね。

明るい樺の森が右手に少々涼しげな針葉樹の森が左手に。足元は畝状の雪。土の部分と雪の部分、アイスの部分のミックスです。


アイスを踏まないように慎重に標高を上げていくと…開けた草原?のヘリポート跡に出ます。
 向こうに見えるのは前三つが乗る尾根。
 南アが素晴らしくきれいです!

ここは雪原が広がってノートレース!(というのは単に登山道を無視して歩いているからですが…(汗))
のっしのっしとヘリポート跡の雪原に自分たちのトレースをつけます。今日は初のラッセル!膝くらいのラッセルでした。 

お日様は明るく朗らかで、バックの富士山は春霞の中にのんびり佇み、北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳は凛々しい~ 午前中の透き通る藍色の空に白くとがった頂点でピシッと突き立てています。うーん、今日はここで昼寝でもしたいかも~!

とはいえ、ここでまだ2時間くらいですから、まだまだ先があります。さらに上へ。 
 尾根に乗ると編笠山方面が見える。西岳も見え、左には御嶽山、中ほどは乗鞍かな・・・

■ 探検気分満載の尾根道

ココから上は方角をすこし東に替え、三ツ頭に突き当たるまでの長い尾根歩きです。

この部分は非常に楽しめる尾根でした。なんと言っても探検っぽい!楽しい~!

私たちがピンクリボンを無視しだしたせいもありますが、尾根を歩いていると、自分たちが歩いたところにピンクリ
ボンが出てきます。
 ちょうど道標も出てきた・・・ 目指しているわけでもないのに。

尾根なのでどこを歩いてもいいので、気楽ですが、雪が腐っているので、踏み抜くと、腰まで埋まることも!

今日は最低10回は踏み抜いたでしょう…帰りはなんだか首が凝っていた・・・のは、踏み抜きで、まるで、むちうちのような衝撃が首に係ったから、に違いありません(^^;)。

そして…面白かったのは雪庇の形。 東西に位置する尾根は南面に雪庇ができる。

でも南面は温かいからよく溶けて、つららです。はなたれ小僧みたいになってる・・・(笑)

結局、こういうタイプの東西の尾根は、南寄りは雪があってアイゼン歩行はしやすいのですが、潜る。 北寄りは雪がなく、泥やアイス交じりです。ちょうど良いところを選ぶのが頭を使う。

足元だけでなく、木と木の間を行くので、あまり樹木に近いと潜りますし…どの辺を歩くかと言うのは、結構、頭を使います。ライン取りですね。

あとはとっても探検チックな気分になるのは、樹木との距離が近いからです。シャクナゲなんかド接近です。

植生はなかなか変わりません。ずっと樹林帯。

たぶん本来の登山道は尾根の上でなく尾根をトラバース気味に歩いていそうでした。雪庇の下に道らしきものが見えた・・・きっと樹林帯の方が日陰で快適なのかな?




最後ほんのちょっとハイ松が見えてきたら、すぐに三ツ頭との合流点です。 


これが前に見て「小泉コース」に行こうと思った道標。












三ツ頭へは11時に着きました。
こけもも 発見!

■ ランチと権現

この日はとっても穏やかな陽気で、雪の山でもじゅうぶんお弁当を広げてのランチにピッタリ!
 権現。もう”まだら”模様・・・(涙)
 赤岳・・・赤い。




三ツ頭と権現の間の鞍部です。 

ここ。

川俣尾根から登ってここでテント泊したい!

ここは去年ツルネ東稜をやったときに、通過してテント泊適地だな~と思って目をつけていたところ。

赤岳が目の前なんです。 

三ツ頭は長い山頂で、稜線なので吹きさらしです。

















今日は、ずっとアイゼンはザックに入っているだけでしたが、稜線伝いに行くと、三ツ頭の権現側の終点がクラストしており、ちょっと滑りそうな感じ…珍しく夫がこけたので、アイゼン装着。あとは、ガシンガシンとクラストした雪にアイゼン任せにおります。

三ツ頭から権現までの区間では、登山者に何組かすれ違いました。 この日は気温が高く、5度。腕時計は体温を拾っているのかもしれませんが、16.8度も示しているほどです。

このような日と風雪のタカマタギや正月-15℃の日の北八つとが同じウエアであるはずはなく・・・けれど、分厚いオーバーパンツの人もいて、雪山勉強中なんだなぁって思いました。

ランチしている私たちを不思議そうに見ている人も。 私たちは赤岳を見てため息。

去年は4月の第一週でも、あんなに素晴らしい雪景色だったのに…今年はすでに黒々としています。というか赤岳ってホントに赤いんだなって感じです。もう雪解け。

山頂に人が立っていないか目を凝らしましたが見えません。本当は今日は赤岳にチャレンジする最後のチャンスかもしれないなと思っていたのです…というのは夫は赤岳に登りたがっていたので。

今年は赤岳には条件の良い時をねらって登頂する予定でしたが、本来三月の頭を考えていたのに、色々とほかの、より重要なイベントのせいで後回しになりました…今年はもう登頂のチャンスを逸したかもしれませんね…

さて、ランチ休憩もしたし、スゴイ山を見て、英気を養ったので、さくっと権現のピークを手中に収めて帰りましょう!

ここから権現までは小一時間と見ています。12:20出発。

ここでストックをピッケルに持ち替えます。 今日はまだ12:20だから、権現日帰りを達成する大チャンス!

■ 権現日帰り

しかし、権現までは…悪路でした。溶けた雪が小川になって登山道を流れていました(汗)


さらに雪ならいいけど、岩と雪とアイスのミックス。このような場合アイゼンはいったいどうしたらいいんでしょう????

雪の西穂独評でもさんざん悩みましたが…アイスの上はアイゼンがないと心もとないが、でも、岩の上は登山靴のグリップを効かせたほうがよさそうだし。 アイゼンで岩を歩くと、たまにアイゼンの幅にちょうど良い岩があったりして、岩を噛んで運んでしまったり、爪が載る先が水平でなかったり、で足首をねじりそうになったり…アイゼンで岩を掴むってホント難しい…

うーんな感じ。 

さらに山頂直下で岩場のトラバースでこんな怖い場所が・・・・ どうやって安全に通過するために確保するのでしょう? こういう場所を自己確保するなんて不可能に思えるんですが…。
 どうやって確保するのだろう?不可能に思える・・・
おかげで気を使ったので、山頂は13:08でした。 
 あの尾根を去年歩いたとはいまだに信じられない!
 権現岳の ”権”がもういなくなってた(><)

ギボシ方面
山頂からは素晴らしい景色がギボシです。あっちは雪山中級。

下から青年小屋までは誰でも歩ける道ですが、ギボシと青年小屋の間は、中級クラスの道です。確かにトラバースもなんか怖い。先に岩場が少しあるはずなんです。



一体どうやって歩いたんだか…今となっては想像もできません。

全然怖くはなかったんだけど。夫はかなり怖かったそうで強烈に覚えているそうです(笑)

行ってみて思いましたが、今日のようにアイス、雪まじりの岩になったらもっとレベルがあがる。完全に雪の稜線になっている方が難易度は易しいです。アイゼンは雪に有効なツールですもんね。

私は岩とは、どうもまだ今一つお近づきになれていません(汗)

■ さくっと下山

権現登頂は果たしたのでさくっと下山です。 権現から樹林帯鞍部までの道がまた神経が要る。雪解け水が流れているので、コケるとお尻が濡れて最悪ですので…(笑)

さらにザレた小石がいっぱい。八ヶ岳の岩は本当に赤いんだなぁと思いました。帰りは岩場のトラバースがさらに難易度アップ… 

さらにこんな道、前回通ったかしら…という感じで、ハイ松やシャクナゲがなぎ倒されています。 長い川俣尾根も見える。まだ東面なら雪がありそうです。

これはたぶん誰か最初に着けたトレースが間違っていたのに、それを修正せずシーズンが終わってしまいそうになっている、ってことみたいです。

私たちのおぼろげな記憶では、去年は這い松帯の下部をトラバースしたような気がする…。

樹林帯まで降りれば一安心。三ツ頭までひと登り。先行く登山者を追い越して、三ツ頭の南側の終点でここから長い尾根を降りるので一本。 ほがらかな天気です。

ここから下は誰もいない。私はアイゼンをしまい、夫はアイゼンはつけたまま。
 下山中です。長い尾根はまるで南アルプスに突き抜けるようです。









いいなぁ!この浮遊感。


後は楽しく探検してきた道を降りました。 帰りも腐っている道だったので、いつもほど、軽快には降りれず、17時に下山でした☆
 
 冬の溶け方が面白い。

探検、と言う要素が私たちの楽しみの大部分を占めていて、体力アップなんてそのおまけでしかないと実感した旅でした。

≪今回の反省≫

・水は一人2リットル必要 


Sunday, March 17, 2013

静かなる尾根歩き!権現岳 小泉コース


今日は素晴らしい山でした☆ 今日は権現岳に小泉コースから登りました☆


 ☆権現日帰りをついに達成♪ パチパチ~ それも標高差1500mある小泉コースから!
 ☆三ツ頭に行ったときに、「このコースから登りたいわね」と思ったコース

■ 自然度が高く静かな尾根

小泉コースは、天女山から登る大泉コースと違って、とても自然度が高いコースでした。ほとんど赤布あっても意味ない感じです(笑)

大泉コースはとても人が多いので、トレースがトレイル(小道)になっています。ので、ルートファインディングはおろか、ライン取りさえする必要はありません。

でも小泉コースは歩く人があまり多くないため、トレースはところどころ。ライン取りは確実に自分ですることになります。 今日は、夫と私で二人でGPSログを取りましたが、二人とも違うログ。行きと帰りでは違うログ。
このようなことはトレイルがすでにできてしまっている登山道ではありえません。

そして…ものすごく静か。誰にも会いませんでした☆ しあわせ☆

■ ついに権現日帰り達成

権現日帰り…厳冬期は日が暮れるのが早くて、比較的短時間で済むはずの大泉コースからでも、まだ三ツ頭までしか行けていなかった。天女山からの三ツ頭はわたしたちにとっては通いなれたコースです。 

今日は7時と遅い出発であるにもかかわらず、13時に権現山頂に。ついに!!! 17時に下山しました。

登り6時間、下り4時間の往復10時間は、私たちにとっては疲れる旅でしたが…小泉コースは、ただひたすら尾根を上がるわけですが、わくわく探検するような道で、そのちょっと探検的なところが、飽きずに登らせてくれました。登ってみると三ツ頭は小泉コースから登るほうが楽しいと思いました。

さらに、今、私たちは、地図読みとルーファイを課題にしているので、それが練習できたのが大きな収穫。ルートを見つけて自分で歩いた結果、ピンクのリボンが現れる…。 リボンを探して歩くのではなく、逆です。

ベテラン登山者の方が、「赤布が自分を追いかけてくるようになる」と言っていたのはこれだったのか?と思いました。

でも、私たちのこの小泉コースは、尾根を一本調子に上がるだけなので、だんだん狭くなる尾根上では当然誰が歩いても同じようなところを歩くだけなのですが…(^^;)、それでも踏み跡を歩くという感覚はなく、自分で選んでいる道を歩くという感覚でした。ルートを見出す練習を安全にしたい人には、このコースは大変おすすめです。道迷いの恐れがほとんどありません。

ただ、山頂付近では、雪の付き方が少なく、岩交じりのアイスは難しかった… 去年ツルネ東稜に登り、権現経由で帰った時より難しかった。雪が解けてしまっているので、岩なのです。岩の上をアイゼンで歩くのはコツが要ります。ねん挫しやすい。雪と岩のミックスは、雪だけの時と比べとても難しい… 今日は神経も使って疲れた…。

さらに、往復10時間の登山は、体力的に私たちのレベルゲージの右端のほうにあり、とっても疲れました~(><) 体力アップの必要があるから、ちょうど良いかもしれません。 自宅には18時過ぎに帰宅。 八ヶ岳の山は、我が家からなら、アプローチが短いのが幸いです。

今、ステーキと普段より贅沢な夕飯を済ませ、ビールで祝杯をあげたところです。今日は早く寝ます(^^)。

■ 神様はいつもちょうど良い山をくれる

思えば、三ツ頭は私たちのトレーニングの山だったんだなぁ… トレースはかなり確実にある。そして急登。
八ヶ岳おろしはキツイけれども、稜線に乗るまでは煽られることがないので、初心者の恰好のトレーニング場だったんですね…何度も敗退したり…他の登山者を観察したり…山を勉強していました。

昨日はなぜかいつも登る三ツ頭に、小泉コースで行くことを思い立ちました。すると、すんなり夫も合意。

蓋をあけてみると、小泉コースは、まるでこれから行く金峰山八幡尾根の予習のような山でした。
このコースを選んだ自分に拍手したくなったくらいです(笑)

南面の尾根コース・・・ この時期の雪解けの具合は年々違い、去年は4月の第一週でも真っ白な雪に覆われた素晴らしい赤岳をみることができたのに…今年はすでに黒々としています。

1900から上には雪がありますが…すでに腐り気味です。尾根上の雪は解けてしまいつつありました。きっと金峰山の南面はもっと積雪が解けてしまっているかもしれません。

さらにうーん?な状況だったのは、最近、中国から飛来している、黄砂とか汚染物質?PM2.5?です(^^;)。雪が汚い! これを溶かして飲むのはどうかしら?という感じもしました。

ルーファイといい、体力的な困難さといい、念願の権現達成と言い、そして予習的な山といい、神様はいつも私たちにちょうど良い課題(山)を与えてくれる… 本当に今日はそういう感じでした☆

また明日詳細を書きます☆


Saturday, March 16, 2013

登山の達成感から人生を考える


■ 達成感

登山の喜びには色々ありますが、「達成感」を挙げる人は多い。

確かにピークに立つヤッホーが定番なのですから、ピーク=「達成感」は、登山の重要な要素です。

ただ、登山もだんだんと経験を重ねると、”1ピークを目指す山”から徐々に、ピークやその高さは登山全体を成功させるための”単なるプロセスの一部”となってきます。標高は”登山要素の一部”でしかない。山に慣れてくると、標高そのものには達成感を抱きません。

つまり、ピークに立ったか立っていないか、より、そのピークに立つための努力(プロセス)が、いかに整合性があったか? ということが、登山の成功評価(=満足)の対象になります。

標高については、その山行の大まかな難易度を表現はするものの、高ければすごい、という単純な話ではない。なにしろロープウェイやらの山もあります。高さは天候の急変など困難への事前予告でしかない。その予告された困難やリスクにどれだけ適切に対処したのか?が評価(=満足)の対象になります。

つまり、困難については、しっぽを巻いて逃げる対象ではなく、いかに向き合ったか、向き合い方が適切だったか?の話になる。

そして、最大のポイントは・・・・山行の成功は、”ピークを踏んでからの下山と無事が最低ライン”、ということです。

下山が登ることより難しいことは良く知られ、五体満足無事で帰ってくるまでは、その登山の成功はまだ約束されていません。

こうした中では、「ピークを踏む達成感」とは、いち山行全体の小さな象徴でしかありません。

■ 人生における達成感を山から読み解く

こうした登山における「達成感」と「ピーク」の関係から、学べることは何でしょうか?

登山では、ピークを踏むことだけを目指した場合、効率主義に陥り、途中のプロセスを無視したピークコレクターになってしまいます。

「達成感」をピークを踏むことだけに求めると…その達成感を得るためには、数々のピークが必要になり…100名山が終われば、200名山、200名山が終われば300名山とキリがない。 そうした姿は100名山ハンターと言って登山の本流からは外れたところとして、まったく登山界からは評価されていません。むしろ、同じ100回なら同じ山を100回登るほうが評価されるのではないか?と言うくらいです。

キリがない・・・これは「満足感」とは程遠い感情ですね… つまり「達成感」に中毒症状を起こしている、ということでしょう。 この場合、「達成感」はお酒やタバコ、ギャンブルと等しく、おぼれる対象です。ただ健康的なだけに罪が浅いというくらいのもので、精神的な構造としては依存であり、あまり変わりがありません。

なんだか、どこかで見たようなデジャブ感があるのは・・・うーん?会社? 5%UPの売り上げ目標を達成すれば、今度は7%、次は10%。 どれだけ頑張ったところで満足がない。ラットレース、と端的に表現されます。これは広くみられ、成長にたいする依存と言えます。煩悩ですね。

というわけで、そうした”キリのなさ”に陥る「達成感」のスタイルは、幸福につながる道ではない、ということは日ごろ会社勤めで、すでに誰しもが経験してしまっていることでしょう(笑)・・・。

今の時代、「がむしゃら」や「熱血路線」は空虚です。他の人と比較でプライドを満足させるという態度も空しい・・・それはすでにキリがないということがばれてしまっているからでしょうね・・・。

■ 方角を知るため

しかし、では、ピークを目指さないとすれば、一体何を目標物に設定したらいいのでしょう?

そう、目標物がなければ登山自体が成立しません。なぜなら方角が分からなければ、歩き出すこともできないからです。

それは人生も同じですね。どこに到達したいのか?目標がなければ、それに向かって進むすることもできません。

まさに歩くべき方角を知るという点においてのみ、目標とは評価されるべきものなのかもしれません。

リンデワンデリングをご存知でしょうか?ホワイトアウトした状態で(つまり擬似的に目標物が見えない状態で)歩みを進めると人間は同じところを堂々巡りするのです。

それと同じことが人生に言えますね。目標が見えないときに、ただがむしゃらに進んだところでリンデワンデリングするのです。

■ 道迷い=現在地をよく見る 

登山に置いて、どこを目指して歩くべきかは、地形がおのずと決めます。現在自分が立っている位置から周囲をよく観察すれば、見えているピークがあるはずです。そこが目指すべき場所です。

見えているピークは、いくつかあるかもしれませんが、どれを選んでも頂には立てます。それが、すべての道が正解に至る道と言われる意味だと思います。

見えていないピークには行きたくても行くことはできません。それが人生においては、到達できる目標を持て、と言われる意味だと思います。大志を抱け、ではなく、小志をいくつも抱き続け、ピークを踏み続けることのほうが具現性があるのです。大きな夢は今いる地点から見えないピークのようなものです。どう到達していいのかわからない。

登山においては、道迷い時は、決して下ってはいけないと言われています。なぜなら、さらに道迷いの度が深まるからです。最悪は沢に迷い込み滝つぼに落ちて死にます。 迷ったら、下るのではなく、登る。 これは、人生においては、道迷い、つまり、どう生きてよいか分からなくなったら、選択に迷ったら、易きに流れず困難の方を選択すべし、ということでしょう。

これらはすべて、周囲をよく観察する、ということから得られる登山の基礎的技術で、それは、そのまま、人生の知恵であるように思います。

■ それでも高みをめざせ

このようにピークというのは登山においては、登山全体のプロセスを形づくる一要素ですが、ピークを目指すからこそ、そこへ至る道が発見されます。

ひとつのピークへ至るの道には尾根道があり、沢ルートがあり、難易度もそれぞれで、何尾根を登ったかでその人の登山熟達度がわかる、というようなものです。 難ルートを取っても、易しいルートをとっても、ピークそのものは変わりません。あるいは荒天でのピーク、好天でのピークでも、また到達に至る困難は様々です。

したがって、その人が到達した、ピークの名前や数だけを聞いてその人のスキルを判断する愚かしさがわかるでしょう。 

それはまるで名刺に書かれている地位や会社名で人を判断する愚かしさと同じですね。そこにいかに到達したかのほうがどのピークにいるかより重要なことなのです。

ただ、目標=ピークとは、登山活動全体の起点、動機となるものなので・・・そう、だからこそ、ピークにはこだわらなくても、それでもピークを、高みを目指さなくてはいけないのです。 

なぜなら、そうでなくては、人は前進する、生きるということさえやめてしまって、その場に立ち止まったまま、遭難することになるからです。

登ることのない山=目標のない人生は、ただ死を待つばかりです。何もしないのであれば、なぜ生まれてきたのでしょう? どうせ死ぬのですから、どこに生まれる意味があるのでしょう。

■ 死と下山

人はすべからく平等に死にます。ので、死を恐れていても仕方ない。死を考えるとき、登山から学べることは、人生における死とは、登山における下山口のようなものではないか?ということです。

登山では下山が完了してやっとそこで、登山の成功が確定します。いくら高いピークに至っても、下山完了しなければ遭難という失敗です。

人生においても死の間際になってやっと、その人が生きた人生が評価できるのではないか?それまではいくら地位や財産があっても勝負はついていないのではないか?結局人生の成功とは、地位や名誉、財産ではなく、本人が十分に幸せに生きたと考えるかどうか・・・それは本人が総決算をするしかない。

■ まとめ

・目標は進むべき方角を示すためにある。目標の効率的な到達だけを考えると空虚となる。

・キリがない「達成感」におぼれるとき、その目標は間違っている。

・迷ったら、困難な方を選ぶ。

・それでも高みを目指せ。

■ サットバ

ヨガの世界では、
   
   最初は苦しくても、後でだんだん良くなるもの…

をサットバ(純粋)な性質を持つものの見極め方として教えています。 まさに登山はそのようなものですね☆
 

Friday, March 15, 2013

自分を発見する歩荷散歩


■パソコンアディクト?

今日は、歩荷3日目です☆ 昨日やたら重さが堪えた反省を生かして、ザックの一番下に夏のシュラフを入れました。

重さが下にあると、ちょうど腰のあたりが重くなって重さが堪えるのです…(^^;)

同じ重さでも重いものが上にあるほうが良いというのが山の常識、ということで、シュラフで嵩上げする作戦です(笑)

私は反省しました(汗)。ここしばらく、朝の日課が、”朝一でPCを立ち上げ、ニュースを読みながらコーヒーを飲む…” になっていました…。

これはダメです!まずは散歩に行ってからPCを立ち上げなくては!! 朝のカラダのメンテナンスをサボるまじ!

なぜダメか?というと、これはそのままOL時代の会社での一日の始まりと全く同じであるため、そのまま仕事モードに突入するからです。

 ニュース → メールチェック → FBチェック → 書類書き → 用事済ませ

と、その間、ちまちました家事がサンドイッチされるものの…まんまオフィススタイル。パソコンが行動の起点。つまりパソコンの奴隷です。

買い物など用事に出かけるのは、さしずめ朝のチェックを会社で済ませてから、営業に出かける、そんな感じです(汗)。

なんとまぁ習慣とは恐ろしいものでしょう…会社に拘束されていた頃のような”奴隷的労働”をしなくて良いのに(笑)…ほとんど中身が同じことをやっているなんて…。

要するに、私はパソコンに依存したパソコンアディクト(中毒症)だったのでしょうかねぇ…?

■ ダイエット!

ボトルネックはパソコンだ!ということに、気が付いただけでも朝の散歩は効果があったってものです。
 
最近、ちょっとまずい問題が発生しています。それは体重… 3か月ほど前、ちょっとおかしいなって思いました。 

なぜか胸が発達中… 大体バストというものは女性の体の中では、一番最初に痩せ最後に太る場所です。
おかしいな… そんなに食生活も変わっていないのに。ヨガの習慣も相変わらずですし。
そう…何も変わっていないはずなのに、体が変わるのは何らかの変化の兆しです。
それも悪いほうの…(汗)

私は体重計から解放された女性なので(笑)…ほとんど体重計とは無縁の生活を送っていたのですが、登山で担ぐ荷を計量する必要があり、久しぶりに乗ると…なんと数年来一定の体重から少し増えていました・・・(汗)

無論、体重が増えること、それ自体が問題なのではありません…筋肉は脂肪より重いですから。
ただバストが増えたとなると…それは筋肉量より脂肪が増えたことを意味します(><)。

ヤバい! 脂肪、これははっきり言ってイラナイものの代表選手です。

大体、普段でも自分のベスト体重より、1kgほど重いのです。その1kgは、あまりストイックにベスト体重にコダワリすぎる、執着しすぎるのも良くなかろう…と許容していた分です。 必要な時に痩せればいいのですから。
その分を考えるとなんと4kgオーバー!!

これでは山で4kg余分な荷物を背負っているのと同じではありませんか~(汗)。

ちなみに誤解がないように言っておくと、ベスト体重と言うのは、自分が気持ち良い体重です。フィットネスのフィットは”ぴったりくる”って意味です。自分にフィットする体重、それがベスト体重。

フィットしている、フィットネスとは何か?それは、体が軽く、体自体の存在をあまり意識せずに運動できること、です。

■ 体の存在を意識しないでいれること

この「体の存在を意識しないでいれる」という状態は結構重要ポイントで、ハッキリ言います!

ヨガで目指しているのはコレです。

体の存在を意識しないでいれる高性能でサクサク動くカラダ。

普段、人は、あれが痛い、これが痛い、と体の存在をいやがうえにも常時意識させられています。

ヨガはこれらの痛みを取り除くためにやるのではなく…、これらの痛みを感じない(もしくは客観視することのできる)カラダ(もしくはココロ)を作ることが目的です。

痛みや苦痛を取り除くのが目的ではなくて、そもそもない(もしくは小さな問題すぎて意に介さない)そんな状況です。

それは人生でも同じで、苦労や困難、逆境を取り除くのではなくて、そもそも困難を困難と感じないそういうメンタルを作ることにヨガは心を注ぐのです。

結果を求めて行為を行う・・・それはヨガではありません。 カルマのやり取りになってしまいます。ヨガは結果に執着せず、やるからこそヨガ。

…というわけですが・・・

今、私の体は、「あの~ちょっとカラダ重いんですけどぉ…」って語りかけてきていますので、私としてはレスポンスしないといけません。

カラダの声を無視することはヨガではありませんから。
 
というわけで、カラダを動かし、鍛えるニーズが出てきたので、その結果として、フィットした体が手に入るかどうか・・・?それは観察のプロセスです。結果を得ることに執着してはいけませんね。

それは目的と結果を取り違えることです。この場合は、体重を目標としてはいけないってことです。体重は体がフィットしたか結果に過ぎないのです。 体重だけを目的にしてしまうと、軽かったらいい、となり、筋肉を落とせば必ず軽くなります。

そうではなくて、フィットした結果が体重に表現される・・・あくまで結果なのですよね。

しかし、瞑想などの主観的手段だけではなく、客観的指標にこだわるとすれば、こうした”結果”からリバースエンジニアリング的にプロセスを観察することしか、人間にはできないので・・・体重計を観察することになります・・・が、体重計の奴隷になるリスクがありますね(笑)

まぁ心配の必要はないかな・・・・ 何しろ、原因は明らかです。冬山の行動食…(笑)。