多くの人は山を知る、ということについて、ピークを一度踏むだけ、という理解をしていると思うが、私はそれだけでは山を知った気持ちになれない。よく味わったという感じるために必要なことはなんだろうか?と時々感じる。
太田氏の屋久島の地域研究にそのヒントが。目次を拾う。
1)自然学的なもの
自然(植物、動物、両生類昆虫、魚)
山岳概要 (地理的位置関係)
気象
2)地理的なもの
登山道案内
沢
岩
3)人文学的なもの
登攀史
地名
遭難
見どころ
根拠地
名所・旧跡
交通
半分は理系で、半分は文系。登攀史を知らないと、開拓をするにもどういう開拓が必要とされるか?分からないだろうと思う。
記録を作るには歴史を知っている必要があると思う…
一般登山では、花、樹木、星空観察、程度で、しかも、小屋つなぎの山しか知らないで、山を知ったつもりでいることが多い。もちろん、私自身もそのようなプロセスをたどった。
しかし、どういう入り口であれ、深く山を知りたいと思えば、あらゆる切り口での模索を始めると思うし、そうなれば、収れんされてくるものがあると思う。
この中で欠けている項目あるとすれば、
・環境問題
・物語・口承・伝説
ではないだろうか?日本の山は、似たような伝説がとっても多い。また環境問題は、人と自然の接点で必ずみられる問題だ。
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