Thursday, September 20, 2012
読了 『間違いだらけの山登り』『岩崎元朗校長の登山学』
■読了 『間違いだらけの山登り』『岩崎元朗校長の登山学』
岩崎元朗さんは、中高年のグルだと思っていたのであまり注目していませんでした。が、ネットで見かけた文章に共感したので、図書館で本を借りてきました。
間違いだらけの山登り―「知らなかった」ではすまされない62項目
岩崎元郎校長の決定版 登山学―ヤマケイ・無名山塾カルチャー教室リーダー養成講座より
の2冊です。
登山にもスタイルがあり、私は、大衆的な、雑誌『山と渓谷』よりはどちらかというとマイナーで渋めの『岳人』派。でも実際に登る山は岳人に載っているようなのはスキル不足で登れないので、『PEAKS』にむしろ載っている…という感じです。
なので、勝手にヤマケイ○○文庫系の本は、大衆迎合スタイルというイメージがあり、中高年の登山者には多少辟易気味なので、中高年ブームを作り出した超本人の岩崎さんには多少「もう、火をつけちゃって…」的な思いがありました。
しかし、岩崎元朗さんの主張はとても良いなぁと思いました。競争しない山、味わう山を主張しておられます。ご本人はアルピニストなのに。
山に競争を持ち込むと何にもいいことがありません。急いで登ってはバテるし、いくつ登ったかで競争するし、高いところに登ろうとするし…そんなことを考えていると人間はかならず老いるので、その老いの折り返し地点から山にいけなくなってしまいますよね。 下ることが許せなくて。
日本の山の良さはそうではなくて、老若男女、工夫次第で誰でも受け入れてくれる柔軟性なのだ、と思います。日帰りの山は1泊で行くともっと楽しいです。1泊2日の山は混雑で辟易しない限り2泊にしたほうがもっと楽しめる。
いや~アルピニストなのにツーリストの面倒を見てくださるありがたいお方ですね、岩崎師匠は。
特に『岩崎元朗校長の登山学』 が良いです。「連れて行ってもらう」から「連れて行く」までの心構えなど書いています。
私は登山2年目なので情報としてはあまり目新しいものがなかったのですが、例えば、日本人は「だいじょうぶ?」と聞いても、遠慮と恥ずかしさから「(ダメでも)大丈夫です」と答えてしまうので、リーダーは相手の様子から真実を把握しないといけない、とか…。
日本人って世界的に見たら、ほんっとややこしい人種でしょうねぇ。フツーに直球で本心を言わない。思いやりやら世間体やら色々と混ぜこぜなのです。
まぁそういうのがめんどくさいから、きっと単独行が増えるのでしょう。
■ コミュニケーションする理由
私がコミュニケーションに努めるのは…実は自分のためです。というのは、知っている人もしくはちょっと知り合いになった人から、迷惑をかけられても腹は立たないが、知らない人だと腹が立つ。
これは人間の真理だからです。今回も隣近所とは仲良くなって、いびきの猛攻撃に耐えました…(笑)
■ 人と登るときは人間優先
最近は私はいろんな人と歩いているので、人と歩くときは、登頂二の次と思っています。
人と歩く山は友情の山。人間のほうがどう考えたって登頂より重要。だから時間で割り切って、のんびり歩いて、時間が押せば、すんなり途中棄権です。
そんな風になった山は後からまた1人で行けばいいのだから。
Wednesday, September 19, 2012
岩崎元朗さんのコラムを読んで。ツーリスト、ハイカー、アルピニスト
岩崎元朗さんのアピールをあるサイトで発見しました。コレ。 リンク切れを訂正しました。
僕らの時代、そして今 http://www.tozanken-tomonokai.com/VOL26_01-04_m-iwasaki_bokuranojidai_0.pdf
岩崎さんは中高年登山の旗振り役のような気がして、私はこの方の本で登山の基本的なことを読んだ以外は、私自身は中年にちょっと差し掛かったぐらいなので、山行の参考にするにはちょっと早いかなと感じていました。
中高年向きのコースは、例えると、時速30km走行。
例えるなら、昔から山をやっている山屋さんやガイドさんは、やる気になれば時速300km出る車みたいな感じ。最初からエンジンの質が違う。あっちはディーゼルエンジンで、一般登山者はごく普通のロータリーエンジン、みたいな感じです。
さしづめ、私たち夫婦は、40代、転勤で越してきたから、という理由で山に行っている。つまり、ごく普通の1500cc排気の普通車です。
この岩崎さんは、やっぱりもともと時速300kmディーゼルエンジンの人で、山というときの山の質がそもそも違う…その質の差をどう表していいものか?と考えていましたが… このコラムで紹介されていました。
ツーリスト・ハイカー・アルピニスト。
日本の山には、ツーリスト、ハイカー、アルピニスト の3者がごちゃまぜです。
例えば、先日の前穂に当てはめると
ツーリスト=上高地散策の人、岳沢小屋まで歩く人、小梨平や徳沢にテントを張って過ごすだけの人
ハイカー=山頂までピストンで行く人
アルピニスト=縦走登山、クライミングの人
この3者は海外ではまったく違う人種になり、行き交うことがない。日本ではこの3者が別のストリームだと認識されずに、一つの流れと認識されてしまう。
そこで、安全認識や、主体性の問題など、さまざまなえ?知らないの?などの軋轢がでてきてしまうわけなんですね。認識違いが。
先日、上高地でバスを待っているときに行列の人々を見て思いましたが、山の服の人は全体の1割もいない感じでした…
カジュアルファッションのツーリスト90%、ザック&登山靴のハイカー8%、ヘルメット&ロープのアルピニスト2%って感じです。
■ ファッション先行の山ブーム?
山用品のメーカーも、本格山使用のウエアを作る同じデザインで価格を下げて、ツーリスト用の廉価版を作る。だから見た目にはウエアは似たように見えてきます。
シビアでない山なら問題ないけど、メーカーのカタログを見ると、松竹梅って感じにランクを下げて作っていて、仕様の差で価格差を正当化している。
こういうメーカー側の事情もあって、安いアウトドアウエアもたくさん出ています。その行き先は…ツーリストです。
上高地でバスを待つその群衆の群れを観察すると… 私はファッション観察好きなので…面白いです。
前に並んでいたカップルは…女の子は、CW-Xのタイツにショーツ、Tシャツ、リュックサック、ハットで登山者かと思いきや、足元はスニーカー。同行者の男性は、ジーンズにシャツ、ウール素材のオシャレ用リュックサックに一般のシューズ。なんだ、ツーリストですね。
あるいは、コットンのサロペットにタンクトップ、大き目の麦藁帽子、そして足元はKeenのピレネー…なるほど、Keenはおしゃれな野外ウエアとして認識されているわけですね。
ほとんどの人がこんな感じで、登山でも使うような山ウエア類は、ファッションの一部に取り入れているだけで、肝心の足元を見ると、ごく一般的なブランドのスニーカーが多数。
登山用品は高いので、一つづつしか庶民は揃えられない。結構、ファッションでハイカーとツーリストを見分けるのはコツがいります。 足元はハイカーは最初から登山靴以外はありえませんから、足元で見るのがコツと言えばコツです。
全体に、アウトドアファッションが流行しているのは…機能性がどうこう、というよりも 上高地まで来ないと、単なるリラックスカジュアルウエアの出番がないからでは…?
フツーに都会で生活していては、オシャレなカジュアルウエアの出番がないんですよね。そういうのをここぞと着る場=自然の中。日本社会がもう少し、見た目で人を判断しない社会になれば、山で着なくても日常でそういう服を着たい人は一杯いそうです。
■ ステキに見えないんです…(汗)
正直、山ガールファッションは、カラーが多色展開すぎて、私の色彩感覚でいうと、ぜんぜんステキに見えません。オシャレなようにも見えません(汗)
統一感がないので、山でなくても、無料で衣装提供されても、着たくない…んです(><)
かといって、一体何色なんだか?というモ○ベルカラーはとてもダサい…灰色…なので、困っちゃうんですよね。着てもいいような服が無くて… 仕方ないのでパタゴニアを着ているのですが。
別に機能性だけならワークマンでいいのですが、私は開発部で作業着を着て仕事をしていたので着慣れているっちゃあ、着慣れているけど… なんで山でガテン系…? 別に必要もない。
と消去法で行くと、着る服はあまり残らないのです。お金を出してまでダサい服は買いたくないし。オシャレとされている服は私の価値観ではオシャレではないし。
山の服ってそもそも何着もいるようなものではないので、一旦揃えてしまえば特に新たな購入の必要はなくなり、けっこう着たきりすずめで現在に至ります。
もう諦めていて山ではオシャレでなくてもいいという訳です。不断も別に特別オシャレではありませんが。(というか山梨では車移動ですし、人にそもそも会いませんから、服でステートメントなんて発しなくて良いのです…。一方都会ではファッションは最低限人を不快にさせないためコミュニケーションの一つとして重要です)
■ 初心者のために降りてくること
岩崎さんのすごさは、時速300kmの人でありながら、30kmクラスの人のために降りてきていることだと思います。いうなれば、アルピニストでありながら、ツーリストをハイカーに育てようとしているのです。
無名山塾をはじめ、山の初心者の啓蒙活動に忙しい。やっぱり、上高地でツーリストとしているような人たちが、ちょっと上に行ってみようか、といって山に来るのが日本の現実なんですよね。
今回も岳沢小屋まで上がってきている人は多かったです。山の中腹のキャンプ地と
思ったらいいですね。(なんで山ではテン場といい、下界ではキャンプというのでしょう…?)
今の山ブームの主流になっている?亜流になっている?と、端的に指摘されているような「山ガール」系の人たちは、基本的に、体力がある山のツーリストです。
体力が衰えつつある中高年が主体だった山の世界では体力がある人たちの参入になります。体力がなければ行ける山は限られ、ただ散策するだけの時速30kmの山です。
しかし、山ガール系の若いツーリストは、体力そのものはあるので、もう少し歩けます。するとうっかり実力以上の山域に行ってしまうリスクがあります。
つまり昔の山岳会の新人が体力はあるから西穂から奥穂のコースを企画して、途中で頓挫、新人を1人でエスケープルートで降ろす、みたいなことですね。
こちらに興味深い反省文があります。ステップアップを経ず、いきなり最初からアルピニストコースに入り、挫折し、地図も持たず、水も持たず、付き添いもなく、難路をエスケープルートに使って下山して自力下山しきれず救助される…。これは中高年登山では起こらないけれど、体力があり山の知識がない場合に起こりうる。
こういうリスクが若い人が山に参入する場合にはあります。今は昔のように山岳会で山の知識をハンドダウンしていく仕組みは壊れてしまっているので、山の知識を共有する場は、極端に少なくなっています、まるで高山植物がほとんど見られなくなった高山のように…
一方、日本では、若いツーリストがハイカーに変身中…。
そこはアルピニストの人たちがツーリストをハイカーに育てていかないと誰も育てる人がいません。 ハイカーの中からアルピニストが生まれないとも限りませんし。
入り口は、みんなツーリスト。なぜなら
ツーリスト>ハイカー>アルピニスト
という含まれる関係性だから…アルピニストはハイカーの立場を理解できても、ハイカーはアルピニストの視点には立てません。ハイカーはツーリストでもあるけれど、決してアルピニストではない。
そして、たぶん、アウトドアメーカーや山雑誌、あるいは観光業界が、商機とばかりギラギラした目でにらんでいるのは、9割を占めるアウトドアカジュアルファッションのツーリストの山なのです…
僕らの時代、そして今 http://www.tozanken-tomonokai.com/VOL26_01-04_m-iwasaki_bokuranojidai_0.pdf
岩崎さんは中高年登山の旗振り役のような気がして、私はこの方の本で登山の基本的なことを読んだ以外は、私自身は中年にちょっと差し掛かったぐらいなので、山行の参考にするにはちょっと早いかなと感じていました。
中高年向きのコースは、例えると、時速30km走行。
例えるなら、昔から山をやっている山屋さんやガイドさんは、やる気になれば時速300km出る車みたいな感じ。最初からエンジンの質が違う。あっちはディーゼルエンジンで、一般登山者はごく普通のロータリーエンジン、みたいな感じです。
さしづめ、私たち夫婦は、40代、転勤で越してきたから、という理由で山に行っている。つまり、ごく普通の1500cc排気の普通車です。
この岩崎さんは、やっぱりもともと時速300kmディーゼルエンジンの人で、山というときの山の質がそもそも違う…その質の差をどう表していいものか?と考えていましたが… このコラムで紹介されていました。
ツーリスト・ハイカー・アルピニスト。
日本の山には、ツーリスト、ハイカー、アルピニスト の3者がごちゃまぜです。
例えば、先日の前穂に当てはめると
ツーリスト=上高地散策の人、岳沢小屋まで歩く人、小梨平や徳沢にテントを張って過ごすだけの人
ハイカー=山頂までピストンで行く人
アルピニスト=縦走登山、クライミングの人
この3者は海外ではまったく違う人種になり、行き交うことがない。日本ではこの3者が別のストリームだと認識されずに、一つの流れと認識されてしまう。
そこで、安全認識や、主体性の問題など、さまざまなえ?知らないの?などの軋轢がでてきてしまうわけなんですね。認識違いが。
先日、上高地でバスを待っているときに行列の人々を見て思いましたが、山の服の人は全体の1割もいない感じでした…
カジュアルファッションのツーリスト90%、ザック&登山靴のハイカー8%、ヘルメット&ロープのアルピニスト2%って感じです。
■ ファッション先行の山ブーム?
山用品のメーカーも、本格山使用のウエアを作る同じデザインで価格を下げて、ツーリスト用の廉価版を作る。だから見た目にはウエアは似たように見えてきます。
シビアでない山なら問題ないけど、メーカーのカタログを見ると、松竹梅って感じにランクを下げて作っていて、仕様の差で価格差を正当化している。
こういうメーカー側の事情もあって、安いアウトドアウエアもたくさん出ています。その行き先は…ツーリストです。
上高地でバスを待つその群衆の群れを観察すると… 私はファッション観察好きなので…面白いです。
前に並んでいたカップルは…女の子は、CW-Xのタイツにショーツ、Tシャツ、リュックサック、ハットで登山者かと思いきや、足元はスニーカー。同行者の男性は、ジーンズにシャツ、ウール素材のオシャレ用リュックサックに一般のシューズ。なんだ、ツーリストですね。
あるいは、コットンのサロペットにタンクトップ、大き目の麦藁帽子、そして足元はKeenのピレネー…なるほど、Keenはおしゃれな野外ウエアとして認識されているわけですね。
ほとんどの人がこんな感じで、登山でも使うような山ウエア類は、ファッションの一部に取り入れているだけで、肝心の足元を見ると、ごく一般的なブランドのスニーカーが多数。
登山用品は高いので、一つづつしか庶民は揃えられない。結構、ファッションでハイカーとツーリストを見分けるのはコツがいります。 足元はハイカーは最初から登山靴以外はありえませんから、足元で見るのがコツと言えばコツです。
全体に、アウトドアファッションが流行しているのは…機能性がどうこう、というよりも 上高地まで来ないと、単なるリラックスカジュアルウエアの出番がないからでは…?
フツーに都会で生活していては、オシャレなカジュアルウエアの出番がないんですよね。そういうのをここぞと着る場=自然の中。日本社会がもう少し、見た目で人を判断しない社会になれば、山で着なくても日常でそういう服を着たい人は一杯いそうです。
■ ステキに見えないんです…(汗)
正直、山ガールファッションは、カラーが多色展開すぎて、私の色彩感覚でいうと、ぜんぜんステキに見えません。オシャレなようにも見えません(汗)
統一感がないので、山でなくても、無料で衣装提供されても、着たくない…んです(><)
かといって、一体何色なんだか?というモ○ベルカラーはとてもダサい…灰色…なので、困っちゃうんですよね。着てもいいような服が無くて… 仕方ないのでパタゴニアを着ているのですが。
別に機能性だけならワークマンでいいのですが、私は開発部で作業着を着て仕事をしていたので着慣れているっちゃあ、着慣れているけど… なんで山でガテン系…? 別に必要もない。
と消去法で行くと、着る服はあまり残らないのです。お金を出してまでダサい服は買いたくないし。オシャレとされている服は私の価値観ではオシャレではないし。
山の服ってそもそも何着もいるようなものではないので、一旦揃えてしまえば特に新たな購入の必要はなくなり、けっこう着たきりすずめで現在に至ります。
もう諦めていて山ではオシャレでなくてもいいという訳です。不断も別に特別オシャレではありませんが。(というか山梨では車移動ですし、人にそもそも会いませんから、服でステートメントなんて発しなくて良いのです…。一方都会ではファッションは最低限人を不快にさせないためコミュニケーションの一つとして重要です)
■ 初心者のために降りてくること
岩崎さんのすごさは、時速300kmの人でありながら、30kmクラスの人のために降りてきていることだと思います。いうなれば、アルピニストでありながら、ツーリストをハイカーに育てようとしているのです。
無名山塾をはじめ、山の初心者の啓蒙活動に忙しい。やっぱり、上高地でツーリストとしているような人たちが、ちょっと上に行ってみようか、といって山に来るのが日本の現実なんですよね。
今回も岳沢小屋まで上がってきている人は多かったです。山の中腹のキャンプ地と
思ったらいいですね。(なんで山ではテン場といい、下界ではキャンプというのでしょう…?)
今の山ブームの主流になっている?亜流になっている?と、端的に指摘されているような「山ガール」系の人たちは、基本的に、体力がある山のツーリストです。
体力が衰えつつある中高年が主体だった山の世界では体力がある人たちの参入になります。体力がなければ行ける山は限られ、ただ散策するだけの時速30kmの山です。
しかし、山ガール系の若いツーリストは、体力そのものはあるので、もう少し歩けます。するとうっかり実力以上の山域に行ってしまうリスクがあります。
つまり昔の山岳会の新人が体力はあるから西穂から奥穂のコースを企画して、途中で頓挫、新人を1人でエスケープルートで降ろす、みたいなことですね。
こちらに興味深い反省文があります。ステップアップを経ず、いきなり最初からアルピニストコースに入り、挫折し、地図も持たず、水も持たず、付き添いもなく、難路をエスケープルートに使って下山して自力下山しきれず救助される…。これは中高年登山では起こらないけれど、体力があり山の知識がない場合に起こりうる。
こういうリスクが若い人が山に参入する場合にはあります。今は昔のように山岳会で山の知識をハンドダウンしていく仕組みは壊れてしまっているので、山の知識を共有する場は、極端に少なくなっています、まるで高山植物がほとんど見られなくなった高山のように…
一方、日本では、若いツーリストがハイカーに変身中…。
そこはアルピニストの人たちがツーリストをハイカーに育てていかないと誰も育てる人がいません。 ハイカーの中からアルピニストが生まれないとも限りませんし。
入り口は、みんなツーリスト。なぜなら
ツーリスト>ハイカー>アルピニスト
という含まれる関係性だから…アルピニストはハイカーの立場を理解できても、ハイカーはアルピニストの視点には立てません。ハイカーはツーリストでもあるけれど、決してアルピニストではない。
そして、たぶん、アウトドアメーカーや山雑誌、あるいは観光業界が、商機とばかりギラギラした目でにらんでいるのは、9割を占めるアウトドアカジュアルファッションのツーリストの山なのです…
Monday, September 17, 2012
8Kgのザックの中身
特に軽量化はしていないのですが…たぶん、みんなより軽そう…。なぜだか軽いのはザックが38Lと小さいからかも…入ると入れる、という人間心理で(笑)
8kgくらいだとあんまり歩く速度の影響が出ないような気がします。
たぶん、私たちのテントやマット、シュラフは最近のものなのできっと最初から軽いんですね。後は食料が質素?
日帰り装備
・レインウエア上下
・ダウン
・フーディニ
・和手拭1
・緊急セット
・細引き
・ヘッドライト
・食料(アルファ米2食、パスタ1、スープ2、シリアルバー2、紅茶やコーヒーの類たくさん、ミニどらやき3、
プリングルス1缶、100%フルーツジュースのパック2、サーモス500ml 水パック2L)
・ホッカイロ1
・芯を抜いたトイレットペーパー
・日焼け止め
・リップクリーム
・歯ブラシ
・シュラフ
・スリーピングマット
・枕
・お尻マット
・サンダル
・ストックダブル
・傘
・ザックカバー
・木のコップ
・割り箸
・山域全体の地図、2万5千の登山道の地図
・コンパス
・ペン
・iPhone
・財布
・ミニライト
ウェアリング
・下:夏山ズボン + 3シーズン用タイツ
・上:ファイントラックのアンダー + ウールのロングT 寒くなったらダウンを着る
※寒いより暑いのに脱げない、というほうで困ることのほうが多いような?
※2泊までしかしたことがないので、ずっと着たまま着替えない…ので帰りは温泉必須(笑)。
・タオルマフラー
・頭:稜線を歩くときは風が強くても脱げないキャップ、もしくは手拭。日差しがあって風がなさそうなときはハット。
・ポッケ:リップクリーム、ティッシュ、地図、カメラ、手袋、ハンカチ、ミニ財布
・足元:5本指ソックスand/OR厚手ウールソックス
お役立ちだったもの
・枕
・無料でもらったミニクリップライト。テント内の照明に充分な光量。
・首に巻いたぬぐい がタオル兼マフラー兼日よけ
・シトラネラ入りの日焼け止め。虫除けにもなる。すぐ落とさなくても肌に悪影響がない。
・ミントのスプレー
・予備のカラビナと100円ショップのペットボトルホルダー
夫と分担
・テント フライシートとグランドシートを担当
・ガスストーブとコッヘル 夫が持ってくれる
研究中
・靴と中敷と靴下
ウエアは別にして、ザックはこんな中身ですが…あんまり軽量化していないので、たぶんもともとが軽いのか、食料が軽いのだと思う。
衣類は山では着替えないので…Tシャツ一枚くらい入れとくこともあります。女性には生理でなくても薄手の布ナプがおススメです。
冬は換えの手袋と靴下があるんだけど夏は入れていない…。テントを持つときは、仮にビバークになったとして、夫と2人でそろってのときはテントを張ればいいし、一人だったらフライシートがツエルト代わりになるだろうと、ツエルトは入れていないです。
本を一冊持っていくこともあるのだけれど、結局見ないで終わるし…。
食べ物にフルーツ一個くらい足したら、ジュースは要らないですね。
私は何より化粧品類は使わないので落とす必要が無く軽い…。顔は水で洗っておしまい…。帰りに温泉に入るのでそれで良しとしています。
ビールはオヤジ文化のように感じられて今ひとつ敬遠していましたが、夏はビールの旨さが否定できない暑さです… ビール以外に夏の山で是非にといううまいもの、想像できません。チョコは解けちゃうし…野菜類はぬるいとおいしくないし。ポテチは塩気がおいしいですが… 飴類はもっていっても食べないでもって帰ってくることが多いです。
Wednesday, September 12, 2012
大菩薩嶺の魅力の研究
今日は夕立がありました。その夕立は…まるで九州のような生暖かい雨が大いに降り注ぐ夕立でした。ああ~清々するわ~と植物達が喜んでいる声が聞こえてくるかのようでした。
空にはぽっかりと青空がのぞきながら、降り注ぐ雨はあっさり終わりその後はすっきり!きっぱり!!
夏の終わり…もう夏は後姿ねぇと昨日は友人と話し合ったのですが、その後姿、けっこう男前(笑)なんかスッキリ割り切るタイプの人みたいです(笑)
■ 大菩薩嶺の研究
実は大菩薩嶺では実はちょっと調べたいことがあったのです。それは森の見方。
この本をとても気に入っています。
森林観察ガイド―驚きと発見の関東近郊10コース 森のふしぎを知る
森の見方を書いてあります。私は九州の森を見慣れていたので、こちらにきて
初めて、ダケカンバもシラビソも見ました!!
ダケカンバとシラビソはすぐ覚えたけど、もっと樹木が分かるといいな~と考えて手に取った本。九州の森とこちらの関東の森はぜんぜん様子が違うので、見てもそれが豊かさを示しているのか、それとも単に手入れ不足なのか、よくわかんないんですよね…九州ならなんとなくは伺えるけど。
ただこの本、森の観察内容が書いてある山が限られており、
1、江ノ島
2、高麗山
3、神奈川県立東高根森林公園
4、高尾山
5、大山
6、丹沢山
7、三頭山
8、大菩薩嶺
9、金峰山
10、富士山
私が行ける山は、8、大菩薩嶺、9、金峰山、10、富士山しかないので、図書館で借りています。
書いてあることをじっくり読みながら、大菩薩の景色を今一度味わってみたいと思い…
で早速取ってきた写真で、書いてある知識と比較しています。
① 歴史ある甲州裏街道を見る大菩薩の峠
大菩薩嶺の峠には介山荘があります。峠なので鞍部。実はここから、東に伸びる尾根の上に登山道がひっそりあります。誰にも省みられていなさそうでしたが(^^;)
その登山道は、35分ほど下ると、丹波山村のほうへ抜ける丹波大菩薩道と小菅村のほうに抜ける小菅大菩薩道に分岐しています。 水マークがちょうど分岐にあるので、水を求めて降りてみてもいいかもしれませんね。ちょっとした寄り道で。
甲州裏街道は青梅と甲府を結んでいた青梅街道の難所だったのだそうです。介山荘が”みやげ物屋ちっく”なのは歴史の所産なのでしょうか(笑)?
② 日本らしい風衝草原
風衝草原のことを英語でいうとHeathでした…荒地?こんなイメージらしい。
なるほどね~。日本ではこういう風景は登山の本にはカヤトとは書いてある。英語でヒースランドというとちょっと想起するイメージが違うね。
実は私自身、登山を始めるまでカヤトという言い方をあまり知らなくて、笹の生い茂った場所をそう言うのだとも知らなかった。どうもイネ科の植物の生い茂る場所をいうらしい…。
この生い茂る笹も同じように見えて、種類があるらしいですね。見慣れている熊笹ではなく、ミヤコ笹だそうです。
熊笹: 種の名前ではなく、笹の総称として使われていたらしい。だからこっちばかり聞き覚えがあるのか~。
ミヤコザサについて。 どうも鹿が大好きな笹らしい。
ミヤコザサの生い茂る草原は氷期の地形のため、なだらかなのだ!
一部シカ柵で囲ったエリアがありましたが食害被害の比較のためのようですね。
③ミズナラ&ブナ 巨木と美林
この森はブナ、ミズナラ、カエデの競争を観察するらしい。
上日川峠の辺りの森では樹種のせめぎあいが見所のようです。抑えたいのはブナの巨木とミズナラ美林。その2人の間に割り込むカエデ。 稚樹がどれくらい育っているか?
ミズナラ: 乾燥した場所に成立しやすい
ブナ:湿潤な場所
・ブナを伐採した後にミズナラ林は成立しやすい。
・ギャップにはカエデ類が育っている。カエデのほうが勢いがある。
・ブナは衰退するのだろうか??
④ なだらかな氷期の地形
車で上日川まで入れますが、この林道結構クネクネで崩落した後もなんどか横切り、工事中の箇所もあり、結構大変な道です。
日川流域は、氷河期の地形なのだとか。氷期は地形の侵食が少なく、岩塊がゴロゴロした地形になるのだそうです。大きな岩は少なく、起伏は穏やか。これか~。
たしかに!
草原とイラモミ。
⑤草原の下の岩塊斜面
岩塊斜面の上にたくましく根を張る針葉樹。 岩の角が取れていないことで川によって運ばれた岩でないことがわかる。
これね~。
⑥イラモミ
見えているモミの木はイラモミ。
クリスマスの木っぽいと思った(笑)
草原は ・もともと人の手が入る茅場だったか、・森が成立できない要因があるかのどちらか。
この草原が成立した原因は何だろう?と考えをめぐらすことが山の楽しみ。イラモミがところどころに生えていることから、イラモミは風に強いことが伺える。
⑤地形による植生のコントラスト
カヤトの草原の西斜面と暗くてしっとりした針葉樹林の東斜面が尾根でくっきり分けられている、そのコントラストがすごい。
以上、大菩薩嶺の見所でした。 ヤマレコにも記事があるのでお出かけの際の山行に。
ウラジロモミの純林もあるらしいですが、それは次回の課題で(^^)。
空にはぽっかりと青空がのぞきながら、降り注ぐ雨はあっさり終わりその後はすっきり!きっぱり!!
夏の終わり…もう夏は後姿ねぇと昨日は友人と話し合ったのですが、その後姿、けっこう男前(笑)なんかスッキリ割り切るタイプの人みたいです(笑)
■ 大菩薩嶺の研究
実は大菩薩嶺では実はちょっと調べたいことがあったのです。それは森の見方。
この本をとても気に入っています。
森林観察ガイド―驚きと発見の関東近郊10コース 森のふしぎを知る
森の見方を書いてあります。私は九州の森を見慣れていたので、こちらにきて
初めて、ダケカンバもシラビソも見ました!!
ダケカンバとシラビソはすぐ覚えたけど、もっと樹木が分かるといいな~と考えて手に取った本。九州の森とこちらの関東の森はぜんぜん様子が違うので、見てもそれが豊かさを示しているのか、それとも単に手入れ不足なのか、よくわかんないんですよね…九州ならなんとなくは伺えるけど。
ただこの本、森の観察内容が書いてある山が限られており、
1、江ノ島
2、高麗山
3、神奈川県立東高根森林公園
4、高尾山
5、大山
6、丹沢山
7、三頭山
8、大菩薩嶺
9、金峰山
10、富士山
私が行ける山は、8、大菩薩嶺、9、金峰山、10、富士山しかないので、図書館で借りています。
書いてあることをじっくり読みながら、大菩薩の景色を今一度味わってみたいと思い…
で早速取ってきた写真で、書いてある知識と比較しています。
① 歴史ある甲州裏街道を見る大菩薩の峠
大菩薩嶺の峠には介山荘があります。峠なので鞍部。実はここから、東に伸びる尾根の上に登山道がひっそりあります。誰にも省みられていなさそうでしたが(^^;)
その登山道は、35分ほど下ると、丹波山村のほうへ抜ける丹波大菩薩道と小菅村のほうに抜ける小菅大菩薩道に分岐しています。 水マークがちょうど分岐にあるので、水を求めて降りてみてもいいかもしれませんね。ちょっとした寄り道で。
甲州裏街道は青梅と甲府を結んでいた青梅街道の難所だったのだそうです。介山荘が”みやげ物屋ちっく”なのは歴史の所産なのでしょうか(笑)?
② 日本らしい風衝草原
風衝草原のことを英語でいうとHeathでした…荒地?こんなイメージらしい。
なるほどね~。日本ではこういう風景は登山の本にはカヤトとは書いてある。英語でヒースランドというとちょっと想起するイメージが違うね。
実は私自身、登山を始めるまでカヤトという言い方をあまり知らなくて、笹の生い茂った場所をそう言うのだとも知らなかった。どうもイネ科の植物の生い茂る場所をいうらしい…。
この生い茂る笹も同じように見えて、種類があるらしいですね。見慣れている熊笹ではなく、ミヤコ笹だそうです。
熊笹: 種の名前ではなく、笹の総称として使われていたらしい。だからこっちばかり聞き覚えがあるのか~。
ミヤコザサについて。 どうも鹿が大好きな笹らしい。
ミヤコザサの生い茂る草原は氷期の地形のため、なだらかなのだ!
一部シカ柵で囲ったエリアがありましたが食害被害の比較のためのようですね。
③ミズナラ&ブナ 巨木と美林
この森はブナ、ミズナラ、カエデの競争を観察するらしい。
上日川峠の辺りの森では樹種のせめぎあいが見所のようです。抑えたいのはブナの巨木とミズナラ美林。その2人の間に割り込むカエデ。 稚樹がどれくらい育っているか?
ミズナラ: 乾燥した場所に成立しやすい
ブナ:湿潤な場所
・ブナを伐採した後にミズナラ林は成立しやすい。
・ギャップにはカエデ類が育っている。カエデのほうが勢いがある。
・ブナは衰退するのだろうか??
④ なだらかな氷期の地形
車で上日川まで入れますが、この林道結構クネクネで崩落した後もなんどか横切り、工事中の箇所もあり、結構大変な道です。
日川流域は、氷河期の地形なのだとか。氷期は地形の侵食が少なく、岩塊がゴロゴロした地形になるのだそうです。大きな岩は少なく、起伏は穏やか。これか~。
たしかに!
草原とイラモミ。
⑤草原の下の岩塊斜面
岩塊斜面の上にたくましく根を張る針葉樹。 岩の角が取れていないことで川によって運ばれた岩でないことがわかる。
これね~。
⑥イラモミ
見えているモミの木はイラモミ。
クリスマスの木っぽいと思った(笑)
草原は ・もともと人の手が入る茅場だったか、・森が成立できない要因があるかのどちらか。
この草原が成立した原因は何だろう?と考えをめぐらすことが山の楽しみ。イラモミがところどころに生えていることから、イラモミは風に強いことが伺える。
⑤地形による植生のコントラスト
カヤトの草原の西斜面と暗くてしっとりした針葉樹林の東斜面が尾根でくっきり分けられている、そのコントラストがすごい。
以上、大菩薩嶺の見所でした。 ヤマレコにも記事があるのでお出かけの際の山行に。
ウラジロモミの純林もあるらしいですが、それは次回の課題で(^^)。
Tuesday, September 11, 2012
大草原の大菩薩嶺へ
ミニチュアのように精巧に作りこまれた日本の山も、とてもみずみずしくてステキですが、広々とした空間でたまには深呼吸をしたくなります。何か忘れたいことがあったらリセットに行きたい場所…それが原っぱ。
友人はなんとなくストレスを抱えていそうだった…で、また大菩薩へいきました(^^)。正確には石丸峠。正確にはさらにその先の笹原(狼平)。
上日川峠から入ってすぐの森。みずみずしいです。
この道は下に林道もありますが、ぜひ木漏れ日の中を歩くべきかと…。
15分ほどで福ちゃん荘。やたらメニューが充実した小屋です。
ここからは岩がちなカラマツ尾根とのんびりした道の介山荘までのウォーキングコース的な道がぐるり一周、上の雷岩でつながっています。どっち回りでも良いですが、富士山を見るならば、カラマツ尾根から岩場を先に済ませてしまうと、下りで富士山を見れます。逆周りにすると背中に富士山を背負っている時間が長くなります(笑)
我々は今回は石丸峠のほうに足を伸ばす予定なので、介山荘のほうへ。
ちょっとした小川。上に小屋があるので水は飲まないけど…
コレコレ。この”すっっぽりと空がでかい”感。
岩塊斜面の上に生えた木々の様子が大菩薩らしい感じです。
振り返ると伸びやかな草原が。
あっという間に介山荘。
いつもハイキングでピクニックシートでお弁当を広げる光景に出会うのですが、今日はのんびり。
介山荘は置いているものが渋い。
脇におじぞうさんが。
早速石丸峠のほうへ。
この道は整備されていました。前回は、暗く、こちら側に行くのは多少の勇気が必要な感じでしたが、今回は勇気不要。
今回は雷岩側には行きません。反対側の稜線を。今日はお天気が午後から曇りとありましたが…山ではまったくのんきで、のどかなものでした。甲府では夕方になってオドロオドロしい具合に雷様がゴロゴロ言い始めました… 雷岩という岩が大菩薩嶺にはあるのですが雷岩に雷は落ちるのかな(笑)?
■ ああステキ!石丸峠
相変わらず伸びやかでのんびりしています!命名”スキー滑走路”を下る。南はガスだが…
こちら側は晴天。
ウメバチソウ。アチコチに咲いています。ありふれた花なのだそうです。
おにぎりのランチを食べ、コーヒーでリラックス。12時にはすっかりリラックスしていました。
昨日作った、葉とうがらしの佃煮と白い塩むすび。パリパリの海苔。開けた空。
本来は美しいお花畑が広がっていたのでしょう…今は一面の笹原。
急ぐ旅でもなし、のんびりして…。 人も来ない。ちょっと外れただけで人は本当に少ない。この稜線は、ずんずんと南下して歩いてみたい。
ここは来る度に不思議な気分。このあたりだけが草原なのです。小金沢山はすっかり樹林に覆われています。それに大菩薩嶺嶺のほうは岩場です。この違いは何によって生まれたのでしょう?ほんの小さなひとピークが隔てているだけなのに…。
ここは小鳥も多くて、遠めにしか確認できませんでしたが青い鳥が数回横切りました。誰かな~
さて帰るか…。
枯れた木。いつからあるんだろう?
帰りに一組のご夫婦を追い抜きました。遠くで見て、峠あたりで少し躊躇している風でしたので、絶対に笹原まで出るといいよ、と言うと、足の痛いのも治った!と出かけて行かれました。やっぱりあそこはとてもいい場所です。岩の上でのんびりするのはとってもおススメ…
私はいつかここを黒岳方面に縦走してみたいのです…少し季節が落ち着いたら。
一緒に出かけた友人は大菩薩嶺は10年ぶりだとか。この”秘密のスポット”をすっかり気に入ってくれたようです♪ 湯ノ沢峠方面の白谷丸を薦めてくれました。
そういえば、仙人に憧れた話をしたら笹目仙人のことを教えてくれました…実在したのか!?仙人(笑)!
夏の一番暑い時期は終わったのでこうした低山は山シーズン開始ですね♪
下りは石丸峠から上日川へ。途中2度林道を横切る。
後の林道を出たら、渡渉が3回。最初のは増水していると少々渡りづらいかもしれないが、後のはまたげるような小川なので問題なし。
最初の林道に出会うところ。やっぱり大きく崩落中。この標高が高いほうの林道は一体何に使う林道なんだろうな…あまり使われていなさそうな具合だ。前回来たときと様子はあまり変わらない。
最初の渡渉。前回来た時はここは通れないと教えてくれた人がいて、みんなで林道でバスに乗った。今回は楽勝。
きのこ。
道祖神?
渡渉。
サクッと14時には下山終了です。
下山したらご夫婦が休憩中で少し立ち話を。昔は小菅のほうから歩いたという、つわもの夫婦でした。今はもう歩けないと。歩ける体があるうちに歩かないとですね。今の大菩薩嶺は昔と変わらないのだろうか…?
帰りは勝沼のほうによって、お野菜を買い、16時には自宅に。大菩薩はホントに手ごろな山ですね♪ すっかり生活と密着。
■ ”いつもの”山
前回は5月5日に来たのでした。
これで大菩薩嶺に来たのは、4回目になる。
1回目 5月22日
2回目 1月30日
前回3回目ヤマレコ。
友人はなんとなくストレスを抱えていそうだった…で、また大菩薩へいきました(^^)。正確には石丸峠。正確にはさらにその先の笹原(狼平)。
上日川峠から入ってすぐの森。みずみずしいです。
この道は下に林道もありますが、ぜひ木漏れ日の中を歩くべきかと…。
15分ほどで福ちゃん荘。やたらメニューが充実した小屋です。
ここからは岩がちなカラマツ尾根とのんびりした道の介山荘までのウォーキングコース的な道がぐるり一周、上の雷岩でつながっています。どっち回りでも良いですが、富士山を見るならば、カラマツ尾根から岩場を先に済ませてしまうと、下りで富士山を見れます。逆周りにすると背中に富士山を背負っている時間が長くなります(笑)
我々は今回は石丸峠のほうに足を伸ばす予定なので、介山荘のほうへ。
ちょっとした小川。上に小屋があるので水は飲まないけど…
コレコレ。この”すっっぽりと空がでかい”感。
岩塊斜面の上に生えた木々の様子が大菩薩らしい感じです。
振り返ると伸びやかな草原が。
あっという間に介山荘。
いつもハイキングでピクニックシートでお弁当を広げる光景に出会うのですが、今日はのんびり。
介山荘は置いているものが渋い。
脇におじぞうさんが。
早速石丸峠のほうへ。
この道は整備されていました。前回は、暗く、こちら側に行くのは多少の勇気が必要な感じでしたが、今回は勇気不要。
今回は雷岩側には行きません。反対側の稜線を。今日はお天気が午後から曇りとありましたが…山ではまったくのんきで、のどかなものでした。甲府では夕方になってオドロオドロしい具合に雷様がゴロゴロ言い始めました… 雷岩という岩が大菩薩嶺にはあるのですが雷岩に雷は落ちるのかな(笑)?
■ ああステキ!石丸峠
相変わらず伸びやかでのんびりしています!命名”スキー滑走路”を下る。南はガスだが…
こちら側は晴天。
ウメバチソウ。アチコチに咲いています。ありふれた花なのだそうです。
おにぎりのランチを食べ、コーヒーでリラックス。12時にはすっかりリラックスしていました。
昨日作った、葉とうがらしの佃煮と白い塩むすび。パリパリの海苔。開けた空。
本来は美しいお花畑が広がっていたのでしょう…今は一面の笹原。
急ぐ旅でもなし、のんびりして…。 人も来ない。ちょっと外れただけで人は本当に少ない。この稜線は、ずんずんと南下して歩いてみたい。
ここは来る度に不思議な気分。このあたりだけが草原なのです。小金沢山はすっかり樹林に覆われています。それに大菩薩嶺嶺のほうは岩場です。この違いは何によって生まれたのでしょう?ほんの小さなひとピークが隔てているだけなのに…。
ここは小鳥も多くて、遠めにしか確認できませんでしたが青い鳥が数回横切りました。誰かな~
さて帰るか…。
枯れた木。いつからあるんだろう?
帰りに一組のご夫婦を追い抜きました。遠くで見て、峠あたりで少し躊躇している風でしたので、絶対に笹原まで出るといいよ、と言うと、足の痛いのも治った!と出かけて行かれました。やっぱりあそこはとてもいい場所です。岩の上でのんびりするのはとってもおススメ…
私はいつかここを黒岳方面に縦走してみたいのです…少し季節が落ち着いたら。
一緒に出かけた友人は大菩薩嶺は10年ぶりだとか。この”秘密のスポット”をすっかり気に入ってくれたようです♪ 湯ノ沢峠方面の白谷丸を薦めてくれました。
そういえば、仙人に憧れた話をしたら笹目仙人のことを教えてくれました…実在したのか!?仙人(笑)!
夏の一番暑い時期は終わったのでこうした低山は山シーズン開始ですね♪
下りは石丸峠から上日川へ。途中2度林道を横切る。
後の林道を出たら、渡渉が3回。最初のは増水していると少々渡りづらいかもしれないが、後のはまたげるような小川なので問題なし。
最初の林道に出会うところ。やっぱり大きく崩落中。この標高が高いほうの林道は一体何に使う林道なんだろうな…あまり使われていなさそうな具合だ。前回来たときと様子はあまり変わらない。
最初の渡渉。前回来た時はここは通れないと教えてくれた人がいて、みんなで林道でバスに乗った。今回は楽勝。
きのこ。
道祖神?
渡渉。
サクッと14時には下山終了です。
下山したらご夫婦が休憩中で少し立ち話を。昔は小菅のほうから歩いたという、つわもの夫婦でした。今はもう歩けないと。歩ける体があるうちに歩かないとですね。今の大菩薩嶺は昔と変わらないのだろうか…?
帰りは勝沼のほうによって、お野菜を買い、16時には自宅に。大菩薩はホントに手ごろな山ですね♪ すっかり生活と密着。
■ ”いつもの”山
前回は5月5日に来たのでした。
これで大菩薩嶺に来たのは、4回目になる。
1回目 5月22日
2回目 1月30日
前回3回目ヤマレコ。
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