Monday, September 30, 2013

伊藤新道への憧れを温める湯俣温泉

■ 秘湯・湯俣温泉へは川遊びのつもりで!

日本離れした景観・・・こんなのを見たかった☆
週末は秘湯で有名な湯俣温泉に行ってきました。

今回のヤマレコ

野趣あふれる手掘り温泉へ♪ 温泉に入るためだけのキャンプです。

川辺の温泉そのものは、整備がされていないので、湯温の差が激しすぎてイマイチでしたが、川遊びと思えば、盛夏におススメ。

湯俣温泉は、自然そのままの手掘りの温泉に入れるところです。

どんなところかな~と、七倉沢の講習会の時から気になっていました。葛温泉も良かったので、ぜひ夫と一緒に行ってみたいと思っていたので、夏の終わりのバケーション山行に仕立ててみました(^^) 

のんびりできて良かったです。

七倉沢での講習会
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/07/blog-post_16.html

http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/07/blog-post_9436.html
これが墳湯丘。直径5mもあるんだそうです。
湯股温泉は河原に温泉が自噴しています。

温泉の噴き出し口は、三角錐の形をした巨大な硫黄の塊。

噴湯丘(ふんとうきゅう)と呼ばれ、国の天然記念物になっているそうです。


温泉好きには、とても萌え~なところ。

9月最後の週末は、秋の訪れを感じさせ、河原の自噴温泉に入るにはラストチャンスでした。

川の水は冷たかった~!

これが墳湯丘 温泉はあっちっち!です。



■ 竹村新道&伊藤新道

しかし、湯俣温泉、「訪れる人も少ない静かな場所」と書かれているのはなぜでしょう?

実は、竹村新道の起点なんだけどな。竹村新道は大人気の北アのおへそ部分に続くのに・・・(裏銀座)。それに超有名な北鎌尾根への登山口でもありますよね。

http://www3.wind.ne.jp/TITWVOB/wv/archives/2005/05kitakama/

また、ここは廃道ですが、伊藤新道の起点でもあります。以前、山の雑誌で見て、その日本離れした美しさにびっくり。ぜひ行きたい!!と思っていました。でも普通の人はいけません(><)。

http://www.kumonodaira.net/tokushu/itoshindou.html

現在は、廃道です。よほどの沢登りが出来る人しか通行できないのです。いや沢登りできても、激流なのでどうかな~?!っていう感じ。でも、きれいなんですよね~!! ぜひいつか行きたい!!!と憧れを温めています。

私はここを通行してどこかへ行く、というルートとして利用しなくても、この源流を見に行くだけの目的で、この美しい川の青さをぜひ見に行きたい!です。

なので、今回は、

 ・ワイルドな自然そのままの河原の温泉も味わえ、
 ・伊藤新道の雰囲気も垣間見れ、
 ・北アへの上高地以外のアクセスポイントも確認でき、

という1度で三回おいしい♪ みたいな楽しい旅でした。

■ ラクラクの3時間&エメラルドグリーンのダム湖

アプローチは、ダム湖の脇を歩く、高低差のほとんどないラクラク遊歩道3時間です。

湯俣トレッキングコース
http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/trekking.html

登山口である七倉山荘まで甲府から2時間半。そこからタクシーに乗合い、20分で高瀬ダム到着。ダムからはトンネルをいくつも潜り抜けて、エメラルドグリーンのダム湖脇の道を、奥に野口五郎岳~烏帽子岳の稜線を眺めながら、のんびり歩き、3時間で湯股温泉到着です。

半分は車も通行できる舗装路&整備された林道ですし、残り半分の道は人間しか通れないですが、ローラーでなめしたような平坦な遊歩道で沢の通過箇所は木道で整備されています。

途中に、第三発電所、名無し避難小屋があり、避難小屋前は休憩適地。この道なら、どんなお年寄りも子供でも歩けます。さらに道は景色の変化に富んでいていて、楽しくハイキングできます。家族連れにもぜひおススメ。赤ちゃんを背負っても歩けそうです。

途中は、桂の木の甘い香りがいっぱい☆


■ テント泊?キャンプ?

湯俣温泉には、晴嵐荘という山荘がありますが、ここは、お酒の品ぞろえがすごい!
お酒の品ぞろえがすごい!100年の孤独とかモスコミュールまである。


立ち寄り温泉ミシュラン
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/yumata/yumata.htm

テント泊とキャンプの違いは何か?

私もよく分かりませんが、今回は、テント泊っていうより、キャンプって感じでした(笑)

縦走のように歩くことが目的なのではなく、宿泊が目的。

なので、人参やごぼう、と、しっかり夕飯や食事を持って行きました。

私は事前の情報収集で写真の感じから、てっきり、自噴している温泉の河原でテント泊できるものと思って行ったのですが、実際は晴嵐荘のテン場を使います。 テン場はあまり広くはありません。20張くらいでいっぱいなんじゃないかな?

ということは、テン場なので管理されており、テント泊自体はそんなにワイルドなことはありません。な~んだ。ちょっとがっかり(?笑)です。文明のおトイレ&水場つき。

というわけで、初心者のテント泊デビューにも最適ですね。

我々の前に先着したパーティがいて、若者の団体様でした。ランドネ系だな~って一見して分かる感じでした。テントを5張くらいもっていたので、我々はそれを避けて、一番大きなテン場は使わず、端のほうにひっそり張ったのですが正解でした。

あとで温泉に入りに自噴している地獄に行くと、先行者の彼らが入っていたのですが、若者たち・・・日焼けした肌に金のネックレス…茶髪のロン毛。なんかクラシックな若者って感じだな~。なんだか黒服にドンペリのイメージの方たちだったので、きっとにぎやかなことが予想されました。女性もまじっていましたので、合コンキャンプ山行だったのかな?

山といえば、黒服ロン毛の軟派な若者とは正反対の、硬派で奥手なむしろ寡黙な若者のイメージでしたが、今は違いますね。いろんなタイプの人が山に来るのだ! 

というわけで静寂と自然を愛する私たちは、整備されたテン場から正反対の堰堤の脇にテントを張って正解でした。

実は崖下なので、張る場所としてはどうかしら・・・と言う感じですが…竹村新道の起点に近く、トイレも近い。河原に降りるのもラクラク。 ギリギリ上部の動きそうな岩のフォールラインの外。

■ 核心は徒渉!!! 

到着後、ランチをいただいてすぐに墳湯丘に出かけました。

墳湯丘、何が問題って、徒渉!!! 肝心の墳湯丘は対岸にあるのです(><) 川の流れが強く、早いので徒渉が大変でした…。

腰までつからねば渡れない・・・(汗)水が冷た~い! 温泉効果プラマイゼロですね(笑)

そして、温度差。温泉は温度が高く、「あちっ!」。高瀬川の水は歯の根が固くなるほど「冷めてっ!」…と言うわけで、やけどしそうな熱さか、キンキン冷たいかのどちらかなので… ああ、大変だった(笑)
こんな強い流れの川を渡るなら、フィックスロープでも欲しいところでした…冷たい~!!
”湯温の調整された普通の温泉の湯船のありがたさ”が身に染みました(笑)

夫はやっぱり男の子で、私が危険だと感じて、渡らないような徒渉点を選んで、対岸へ渡ってしまいました…。

私は良い渡渉点が見つからず、少し上流に歩きましたが、先に登山靴を脱いでしまったので、はだしで河原を歩き(汗)

途中に岩場が出てきて、それが巨大な大根おろしみたい。しまった!とは思ったものの、もう靴は脱いでしまったし…はだしの足、切ってしまいそう。

山に追われて落ち延びた、平家の落人ってこんな感じだったのかなぁ…(笑)。追っ手に追われて山中に逃げ込んだチャングムとか思い出してしまいました(笑)

いや登山靴ってものは、すごい文明の利器ですね。岩の上をラクラク歩けて。海岸でサンゴがびっしりついた岩の上を歩くときもこんな感じでしたっけね。

やっとなんとか渡れそうなところを見つけ渡ったのですが…冷たかった~。ホント激流という感じではない普通の川ですが、徒渉はタイヘンですね… 腰まで浸かって徒渉です・・・。

やっとこさの徒渉で到着した温泉は・・・、「あちっ!」OR「冷めてっ!」でしたので…夫はやけどしたそうです(^^;)

混ぜれば良いと思うでしょう?流れがあるから混ぜれないんですよ~ 1cmの差で水と熱湯って感じ。

しばらく、なんとかちょうどよい温度で浸かれる温度の場所を見出し、夫としゃがんだ後は、とてものんびり温泉気分♪とはいかず、風邪を引く前にさっさとテン場に戻りました、とさ(笑)

何しろ川の水が冷たい。温泉を楽しむ季節はこの時期がギリギリと言う感じです。これ以上気温が低い時期は、徒渉で凍えそう…入れるけど、出るときもまた徒渉なので凍えてしまいます。

対岸ではない場所にも温泉を掘ったと思しき湯船の形跡がありましたが、ぬるくて入れない・・・(汗)

…次回行くなら、普通の温泉のように裸になるのではなく、むしろ川遊びの延長で、テン場で水着(短パン)を着て、足元は沢靴で行くのがベストだと思います。実際、帰りはショーツに生足+登山靴で帰ってきました(笑)夫はパンツ一丁。

ショベルも持って行ったのですが、掘るよう余地はなかったです。どう使うんでしょう・・・?

帰りはニコニコ顔の団体登山のおばちゃんたちとすれ違いました。

■ 晴嵐荘

 雰囲気の良い食堂。掃除が行き届いています。
…というわけで凍え死にそうでしたが、晴嵐荘の内湯は、しっかり温かく、素朴でとてもなごめました。

写真は他所にあったので割愛。

誰もいなかったので貸切♪景色はありませんが、この湯はゆっくり入る湯というより、生活のための湯という感じでした。

この小屋は雰囲気が良い小屋でした。

お泊りの寝室や食事は期待できない感じでしたが、お酒とお湯の質はすごく良い。

お酒のために行く小屋ですね!


≪晴嵐荘 お酒リスト≫
スーパードライ
大雪渓
大信州
宝
蕎麦焼酎 峠
いも焼酎 いっこもん
エキュベル
白州
角
マッカラン
ラフロイグ
タンカレー
ズブロッカ
カンパリ
シャルトリューズ
マイヤーズ
ヌ・ヌイ



黒部ラーメン
蕎麦

裸電球の脱衣場

これ、電気のスイッチが外にあり、分かりづらいです。

おトイレは清潔だけど、伝統的なぼっとん。



















■ キャンプ♪

今回はテント泊というより、キャンプです。 

しっかり内湯で体温を上げてから、今日の宴会スタートです♪ まずはビール。800円。山交の北海道物産展で買った、おいしいイワシのみりん干しがアペタイザー。

そして、スナックは、野外料理の元祖ポップコーン。

ポップコーンはアメリカの伝統食です。

ピルグリムたちが一冬を越せず飢え死にしそうになっているところで、ネイティブアメリカンたちからポップコーンで救われた逸話を持っています。

コレ、アメリカ人ならみんな知っている話。なのでこんなキャンプで食べるのに最適。

私は自宅でもときどきポップコーンしています。

ローカロリー&ナチュラルです♪
温泉卵 頑張って持って行った生卵


そして、夫に焚火を起こしてもらって、今日はすいとんの夕食です。(ホントはたき火禁止らしい。あちこちにたき火跡があったので普通に火をおこしてしまいました、良い子はマネしないでください)

私はいままで、アルファ米の袋飯にはちょっとなじめないものを感じていました。

しっくりこない・・・・

それはアルファ米やレトルト食品を、私自身が日ごろは食べないものだからだと納得しました。

今日は自分が日ごろ食べる食事と同じものを作ることに。人参とごぼうを煮て自家製の味噌をいれ、小麦粉の団子を入れて、出来上がり。

ラクラククッキングですが、温かい汁物はいいですね。お腹いっぱいになったところで、満点の星空。

頭上は天の川がうっすら白く見えるほどの星空でした。

ちょっと早めの7時半ごろにはシュラフにもぐりこんで、おねむさんモードでした。

■ ちょっと怖い

ただ、この場所はちょっと妖気っぽいというか、辛気臭いというか、幽霊とか出てるかもな~な感じでした。

夜は早めに休んだのですが、「チッチッ」と息を吸い込む音で鳴くセキレイが、私たちが干しているウエアをチェックしに来ているのが分かります。ときどき、誰も歩くはずがないのに、岩がゴロっなんて動く音がして、小動物かしら・・・?なんて感じ。

私は小心者なので、熊が出たりしたら嫌だな~、そういえば味噌味の汁を入ったまま外に置いてるよな~とちょっと不安に。熊に襲われたら、テントから出るべきか、それともテントにじっとしているべきか・・・うーん・・・などと不必要に悩みつつ・・・

動物が濃い時代は火は人間を守ってくれるものでした。ありがたい焚火。 

私の愛読書でも、幌馬車でアメリカを西へ西へと横断したパイオニア時代のローラ一家が、狼の気配を感じるときは、父さんは銃を抱いて、たき火を前に寝ずの警戒をし、横にはブルドッグのジャックが低く唸り声を上げながら、取り囲む狼たちに、牙を見せて、今にも発泡せんと構えている、父さんをバックアップしているのでした。人間の気迫が負けたら数で優位の狼が襲ってくるのです。もちろん、子供は寝なさいと言われますが誰も寝ない。赤ん坊以外は。

そんな時代の話に空想が飛ぶほど、なんとなく落ちつかないのは、山の稜線ではなくて、獣の濃い山の麓だからですね。なんかね~(ため息) 小動物の糞は一杯見ました。熊も平気でいそうです。

熊に関しては、「5月は奥山、10月は里山」と言われるので、今から低山歩きは熊警戒用意です。 

夫は呑気に盛大ないびきをかいており、それがむしろ獣を遠ざけるんではないかと、ウルサイより、ありがたい感じでした(笑)

とはいえ、ついに私もぐっすり寝て、明け方5時半ごろの目をさましました。おいしい温泉水を飲みに河原へ降り、少しお湯を飲んでから二度寝。 ココならテント泊湯治、なんて出来るかもですね(笑)

今回はのんびりバケーションなので寝坊大歓迎です。朝は、起き抜けの散歩に、”ちょっと上まで”と展望台に上がり、朝食をのんびりいただき、その辺で遊んで10時までのんびりしてから、下山。

■ 竹村新道は急かも・・・

竹村新道は、真砂岳を通りますが、一番手前の展望台というピークから槍ヶ岳が見えるそうだったので散策に行ってみました。

この道、もともと崖だよな~って感じでした。だいぶ古い道なので草も木も生え、足元はしっかりしていますが、すごく急だし、足場が登山道の割には狭いので、登山道としては難しく高度感があるほうに入るかなって感じでした。

竹村新道は難易度高そうですね・・・

展望台では無名のピークの後ろにちょっぴりだけ槍が拝めました。槍を眺めるならやはり燕岳がいいですね。

素晴らしい晴れなので、あっちに登っている人たちもきっと素晴らしい経験をしたことでしょう!気になるのは途中でヘリの音がしたことぐらいでした。


ここでも湧いていました~

本当に水がきれい!

高瀬川源流 もっと奥まで歩いてみたいな~



 地図をみると温泉マークは2、3個あるのです。これは二つ目の温泉マークかな?

こんな感じです。



 こうなっていても温度が悪くて入れない・・・(汗)


 この堰堤の手前の水量と奥では辻褄があわないので、トンネルで揚水地に送っているのでしょう・・・

 テント。 崖の下ですが、岩のフォールラインからはギリギリ外です。

力持ち?!
テントの中のゴミを出して撤収です。
■ 写真集


 ダム湖と北葛山かな~

高瀬川の林道と反対側の対岸ではガンガン山が崩れているのが見えました。

浚渫工事が大変なのは伺えます。

東電はもうお金がないから、工事もままならないらしい。でも浚渫しないとダムはすぐ埋まっちゃうね・・・
 ここから人間しか通れません。
 木道まであるラクラク道。

運動靴OKです☆

今回はキャンプ目的なので、サンダル外付け。

道が広い林道とわかっているので・・・



こんな風に乾いて開けて荒涼とした感じがあるところを見るとアメリカの大地を思い浮かべます。

お魚がいました☆

そういえば名無し小屋を過ぎたあたりで、リスもみました。

テンなどの小動物の糞は木道に一杯落ちています。マーキングらしい。

■ トンネル5個もあります!

 
 この道はトンネルだらけ。

トンネル好きには大変おススメです。

夏は涼しくて、さぞ気持ち良いだろうなと思えました。















一番長いのがダムでタクシーを降りてすぐの高瀬 隧道。長くて涼しい~。



















ここはダム湖に東沢が流れ込むあたりです。

ダム湖には浅瀬ができていて、降りれます。

・・・が、水位が一日10mも変化するそうで、取り残されないよう気を付けないといけないですね。

間違ってもテントなど張ってはいけない。

 野菊はあちこちに・・・
 すぐ先に第三発電所。急な山の傾斜を利用している。

すごく急です!
 
 この道は、登山だけでなく

・魚釣り
・ダム見学
・エメラルドグリーンのダム湖
・温泉マニア
・家族連れ
・お年寄り

にも、楽しめる道です。 枝沢が一杯流れ込んでいたので、沢も登れるのかもしれない、と思いました。上に人工物がないので、なんだか沢、気持ちよさそう・・・。

結構人工物も多く、飽きさせない道なので、初心者向けの地図読み(というか地図を見る習慣づけ&地図から現在地を知る習慣づけ)にも良いかもしれません。

■ ウエア&装備

今回はキャンプメインなので、ぜんぜんウエアリングや装備にシビアさは要求されませんので、気楽に行きました。

次回は、夫にも海パンを持たせ、足元は運動靴、サンダル&沢靴だな~と思いました。 

核心は徒渉。なので沢靴のグリップがあるといいな~と。でも必要なのはその時だけですけどね。 

湯俣温泉までの林道は至って平坦なので、サンダル履きでもOKなくらいです。ヒールさえなければなんでもよい。ので、一番いいのは地下足袋&草鞋なのかもしれませんね(笑)

今回は秋のキャンプだったので、日中と朝夜の寒暖の差が激しいだろう、と予想して、シュラフは冬用で、ウエアを夏用にしてみました。これは正解。

少し暑かったものの、寒さは感じずに寝ることができました。


ウエアは気楽にこんな感じ。 Tシャツにチェックのシャツ。100円の麦わら帽子。



私が7kg 夫が8kg













裾をロールアップするのは、草むらをかき分けたりする道には泥や小石が入るので向かない。けれど、こんな道平坦で整備された、遊歩道なら、なんの問題もない。むしろ、スパッツつけているとあんまり考えていないみたいでカッコ悪いかもしれない・・・

ザックの外付けも同じ。ぶら下がっているのは100円のお好み焼きを混ぜるボウルです(笑)。シエラカップは高くて買う気がしないので。今回はすいとんにしたのでちょうど良かった。コップにもなるし。
途中で、支沢が一杯流れ込んでいるので水が飲める。

失敗はダウン。河原の温泉にも着ていったので、濡れが気になったので・・・やっぱり化繊のほうが良いカモ?・・・

買えの下着があと一枚合ってもよかったなって感じでしたが、お酒やら人参やら包丁やら持って行った割にはザックは軽かった。なんでだろう?やっぱり二人で分けて持つと最強ですね。

帰りに夫にザックを買いました。二つ並べてみると、私の60Lと彼の48Lではなんだかずいぶん違いますね。モンベルのアルパインパックはシンプルでいいザックだな~としみじみ・・・。

■ 参考サイト

高瀬ダム
http://dammaster.fc2web.com/nagano/1027.html

高瀬渓谷散策マップ
http://www.webmarunaka.com/nanakura/takase_map2.pdf

高瀬ダム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%80%AC%E3%83%80%E3%83%A0

葛温泉
http://www.kanko-omachi.gr.jp/hot_spring/2010/02/post.html

晴嵐荘情報 (公式HPなし)
http://blog.goo.ne.jp/iroha-ramen-yamaaruki/e/9c9fa7f0d19e196b046395fc5da939fc
http://blog.goo.ne.jp/iroha-ramen-yamaaruki/e/9ab09b2d88ab752a077179fff803a426

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%AF%E4%BF%A3%E6%B8%A9%E6%B3%89%E6%99%B4%E5%B5%90%E8%8D%98

裏銀座
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%8F%E9%8A%80%E5%BA%A7
http://www.yarigatake.co.jp/route/route05.html

タクシー回送
http://nan-an.sakura.ne.jp/tozan/tozan/post-14.html

葛温泉かじか 登山者プランもあり、良心的。上品な旅館だったので親孝行で来るのもよさそう。
http://www.onjuku-kajika.jp/

大町の登山口情報
http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/guide/

伊藤新道
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/dousoukai/tairiku/mountain.3.pdf

■ 旅のお会計

高速道路 1400円×2
タクシー代 2100円を乗合、 行き一人500円 帰り1050円
テント泊 500円/人
ビール 800円
ラーメン 700円
蕎麦   800円

七倉ダムカレー1100円 ビーフシチュー1000円

立ち寄り湯 800円/一人
休憩のアイスコーヒー 440円

一人当たり約5000円くらい 

■黒部の山賊

有名な『黒部の山賊』・・・読んでみたいけど・・・高くて買えない・・・(汗)

Friday, September 27, 2013

明日は温泉&焚火

■ 相手が行きたそうなところにお誘いする

今日はもう明日を楽しみにして寝るだけです♪明日はお山♪

…と言っても温泉地で焚火&キャンプするだけなんですが(笑)

今日は、もう夫の夕飯の準備もすっかり支度済みだし、明日のパッキングも基本的なところは終り、後は夫の帰りを待って分担するだけ。

夫は忙しいので、私ほど、色々な本を読んで山への関心を高める(というか憧れを温める)時間がありません。勢い、私の”行きたい”という気持ちに夫は圧倒され気味…です。

それは多少仕方ないですね。山って、一つ行くと、どんどん行きたいところが見えてくるので。でも、そんな中で彼も好きだろうなぁ~という場所が時々現れます。夫とはそういうところにゆとりがある日程で行くのがいいかもしれませんね。

夫の好きなのは温泉なので、行き先の写真などを見せたら、彼もすごく行きたくなったみたいでした。
彼にも楽しめるようなバケーション山行を組んで、後は私が個人的に行きたいところは、一人で歩く、それが今後は良い作戦かもしれないなぁ。

相手の行きたいという思いを強くしてもらうには、どうしたらいいか? それは、相手が価値を置いていることの情報を与えることではなんだろうなぁ。

だって、夫にこれから行く先が手掘りで入れる温泉がある、ということを伝えると、彼はとっても行きたくなったのでした(^^v)

これからは土日はバケーション山行、平日はチャレンジ山行ですかね(笑)

■ 防水マッチ

明日はたき火が出来るので、夏山でお世話になる袋飯ではなく、ちょっと手の込んだ鍋でもOKかな~って感じです。

と言っても大したものを作るわけではありませんが…そろそろ涼しくなったので、色々なものが食べれますよね♪

いつもコッヘルを持って行くときは、マッチとライターの両方を入れています。

・・・が、前回夫にテント泊セットを宅配便で送ってもらったら、コッヘルに、いつもの着火セットが入っていなかったので急きょライターを買いましたが、ライター、注意が必要です。

点火方法がこすってやるタイプ(フリント式)じゃないと点火しないことがある。ので、マッチも入れていますが、マッチはマッチで、湿気ったら付かない。 

まぁ夏山だったり、小屋が近くにあるようなテントサイトではそんなにシビアな要件ではありません。

何しろ、お隣さんが一杯いるので、「すいませ~ん、火をください」って言えばいいので(笑)。

おかげで、友達になれたりして、一鳥二石なぐらいかもしれません。

でも、これが、雪山で周囲に誰もいないときに、ストーブに火をつけようとして、ライターのせいで火が付かなかったら…

それは切ないでしょうな~!!!

だから、結局、こんなものが必要になるんですね~。 



じゃ~ん。 防水マッチ。

一番下のが、防水マッチです。ストローハットで夏山セール中で、安くゲットしました。こんなもの、セールにする必要なさそうな品ですが・・・

右のライター(電子式)は、前回のテント泊で急きょ必要で購入した者ですが、標高が高いと点火しないことがあるんです。

左のはフリント式で普段使っているヤツです。

両方100円ショップで売っています。が、

100円ショップで何気なく買うと、たいていが電子式なので、要注意です!

私は知っていたけど、右のを買った時、選択肢がなかったんですよね(汗)



なので、まぁ日ごろから心がけとして、フリント式&防水マッチのセットで持つことですね☆

と言うわけでキャンプのお供は

・防水マッチ
・ろうそく
・平べったいところがなさそうなテントサイトだったら、軽い板。

河原だと石があるのは当然なので…ペグは要りませんね。

早くダーリン帰ってこないかな~♪

Wednesday, September 25, 2013

山へメッセージを受け取りに行く

■ 山へメッセージを受け取りに行く 

今日はすっかり台風は空振りでした。大きな虹が出て、キレイな夕焼け。 

そろそろ、下界の暑さに高山に逃げ出す時期は終り、標高2000mくらいの山でも快適に楽しめる季節になってきました。こうなると日帰りで出かけられる山が出てくるのでうれしいですね!。 

私にとっては、山に行くのは、山へメッセージを受け取りに行く、そういう感じです。 

その時、”私”はただの受信器で、機械的に山から受け取ったものを吐き出す=文章化する道具、であるように感じています。 だから、山では、山から受け取り損ねたものはないか、と自分の中でいつも探しています。

 山を歩くときは、どんなメッセージを山から今送られているか、感じながらです。 その受信機の性能…それを上げる必要を常に感じています。世の中はこれを感性を研ぎ澄ます、というのかもしれません。

 そういう感じなので、山という趣味は、実はとってもヨガと似ている・・・ヨガをすると直観力が優れてきますよね。

 ■ どこへ続く道なのか? 

お山のスキルアップはしたいと思っているのですが、問題は、そのスキルアップが導く道が私の行きたいところなのかどうか?です。 

私は目の前に延びる道をすんなり歩くタイプではなくて、自分で決めるまで歩かないタイプ。 もし目の前の道を道があるからというだけで歩くだけなら、今頃は全く違う人生を歩んでいるでしょう。

 でも、私は、自分でこの道を歩く、と決めたら、結構困難でも何とか、やりくりして歩いてしまうタイプなのです。 二つ道が分かれたら、どちらかを選べとなれば、難しいほうを選ぶ。 ある意味無邪気さに欠けているかもしれません。

 ■ 道具としての山スキル 

山のスキルは”山からメッセージを受け取る”という成長のための単なるツールと言う感じなんです。

 ただただ、岩に登りたい!アイスに登りたい!っていうのはない… じゃ何をしたいのか? ただ、圧倒的自然の中に自分自身の身を置きたいっていう感じです。 

八ヶ岳の指すような寒気とか、冬の大菩薩でザックにいれたバナナが凍るほどの冷たい乾燥した空気、そういうのに身を置くの嫌いじゃないんです。 八ヶ岳はソロで歩いて実は凍傷になっちゃったしね。きれいな景色に見とれてウッカリです(汗) ただ、厳しい環境に身を置くと、何か忘れていた大事なことを思い出したような、原点に返ったような、そういうものを感じます。 もちろん、晴れた山も単純にうれしいんですが、晴れは単純です。ちょっとなら悪天候も実は嫌いではなかったりもします。そういう時の方が山が訴えかけることが多いような気がします。 

過酷な環境の中でむしろ、何かが洗い落とされるような、禊というか、浄化されるような、そんな感じを感じます。

 登山の価値には、
 1)未知の山であること
 2)より困難なルートであること
 3)美しい山であること の3つがあったそうです。 

今や日本には未知の領域はほとんどないので、未知というのは、手段とか、特定の条件下でのトライとか、矮小化した領域での未知、ということになるようです。 

でも誰でも行ったことがないところに行くのは多少の冒険で、それは楽しいものですよね。 

正直なところ、私自身は登山には多少の冒険は志向していても、より困難な方が価値が高い、というのはあんまり志向していません。

 困難さだけを目指すと、やはり無謀に走ってしまうリスクがあるからです。人間は行き過ぎを自制できない動物なので。たとえば、冬の悪天候下で鳳凰三山に出かけたのは、困難さに挑戦したと言えなくもないです。ただ私にはカバーできるリスクに見えたから出かけて、やっぱり正解で美しい景色に会えたら、充足感がありました。 なので、私の登山の充実感は、と考えてみると、リスクと安全を常に天秤にかけ、その判断が、危険から自分自身を守っていることの、完全な自己満足です。 登山で人に自慢したところで、私程度の山登りの人は履いて捨てるほどいるわけで、仕方ない。 やはり登山は自己満足の世界ではないでしょうかね? 考えてみると、昔から、他者からの評価を全然気にしない(ならない)のが私でした。

■ 内的成長 

あんまり他者評価を必要としない私ですが、なぜかなと考えてみると、自分で自分の中に問うて、今の登山が自分のスキルにマッチしていれば成功した、自分に甘さがあるようだったらダメだな、と自分で判定するからです。基準が自前。 

後立縦走、テント泊にしたのは、小屋泊だとラクラク過ぎて何の成長にもならないからです。それをテント泊にすることは、私にとっては小さなチャレンジで、それを達成したことは達成感につながり、私自身にとって満足が行く成長でした。 

槍より穂高が上、穂高より剣が上と、自分を他人と比較するという発想が、とてもイヤです。数を競ったり、体力を競ったり、ですよね。それは基準が自前でないからです。 

私が思うに、登山活動は自分自身との競争ではあっても人との競争はありません。 私にとっては、なんで山を人と比べ、競わなきゃいけないのか?って感じです。 

ヨガも競争を排すところがヨガなのに、このポーズできるか?じゃあこのポーズは?と、変なポーズができるほうがすごい、という競争でやっている人が多くて困ります… 体が柔らかいほうが偉いのなら、タコの勝ちになってしまいますよね(笑)

 ■ 荒涼とした平原 

私は、生命を感じさせない荒涼とした平原とか開けた土地が好きなみたいなんです。 行きたい場所として、脳裏に浮かぶのは、ブロンテの嵐が丘とかです。もちろん、話で読んだだけで実際に嵐が丘を見たことはありません(笑) 

宮古島に行ったときも、ロトルアやニューポート、あるいはメルボルンでも、しんと静まり返って、永遠に続くかのようなワンディングロードが続き、遠くに稜線が見え、その上に丸い月が浮かぶような場所で深く感動しました。 サンフランシスコに住んでいた頃は、よく海岸まで歩いてゆき、夕暮れの太平洋を眺めていました。

ホントに地球は美しいですよね。 山梨では、同じようなことができるのが、偶然、山ってことなのかな~と思ったりします。 

私は山岳総合センターの講習会で、岩登りのスキルを習っているので、岩登りは多少必要かなぁと思いますが、天狗尾根、前穂北尾根、阿弥陀南陵、北岳バットレス…うーん。 

私、行きたいのかなぁ??? 実はよく分かりません。 

だって岩って登っていたら目の前は岩しか見えないんですよね(笑)  

登りきったところで別天地が開ける、そういう展開が岩登りの愉しみと思いますが、私は、どこまでもどこまでも歩いていけそう、と感じながら歩くのが大好きなので…ジャングルジムに攀じ登るのが楽しいという感性とは、だいぶ違うのではないか?そう思っています。 後立は攀じ登った末に布引山での長く緩やかな稜線歩きが本当にご褒美だったので…八峰キレット他岩稜帯の困難は、そのためのアルバイトって、感じでした(^^;)

今の山の目標は 感度の良い受信機になること。

つまり、もっと自分自身の心をうまく表現できるようになりたいのです…。 山には出かけなければなりません。行きたい場所には自分で行けなければなりません。 

だから、そのために必要な技術があれば、必要なモノは必要なモノ。身に着けるつもりでいます。 そういう視点で言うと、ロープワークはセルフレスキューで必要かもしれません。

ロープワークってなまじっか知っているくらいで使うのは、まるっきり使えないよりアブナイ。 確実性を増すためには練習となる場が必要です。 

ただ…スキルが先で山が後ではなく、山が先でスキルが後だな、そんな風に思えるんですよね。

 その先に見える行きたい山。憧れ。それが大事なこと何ではないかと。

Tuesday, September 24, 2013

化繊のインサレーションの研究

前回の夏山縦走で、ちょっと肌寒いときがあったので、化繊のインサレーション(ダウンジャケット)が、あってもいいなぁ・・・と思っています。

どうしても欲しいものではなく、良いものがあったら買ってもいいなぁ・・・くらいの要求度なので、こういうものは、あらかじめ研究しておかないと買い損ねます。

そこで、ちょっとばかし研究です。 

研究の結果分かったことは、

化繊インサレーション、ベストはあまり商品数が多くない、

ってことです。

■ 対照 手持ちのダウン


ナンガのジャケット SSで224g コンパクトになる
224g 神田で1万円。

・不満: 濡れ&ジッパーの脆弱さ。
・気に入っている点: かさばらないこと&保温性

まずもって、化繊インサレーション購入動機は、濡れへの対策ですから、このナンガダウンと比べて、劣るものは買う意味がありません。

 ・あまり重くならない
 ・価格が高すぎない

 が条件ですね。











レイヤリングは

 1)アクティブスキンメッシュ
 2)化繊キャミ
 3)冬用ウール長袖アンダー(着ないときもある)
 4)夏ウールのTシャツ
 5)ロングスリーブのフリース(ホグのCoreQ。ストレッチ性のマイクロフリース)
 6)ゴアテックスのレインウエア

でした。冬用のウールのアンダーは小屋バイトで便利だったため。本来は暑くてイラナイな!ってものです。ただ、寝るときに寒いときなど、一枚足すのにアンダーを足した方が、レイヤーを足すよりあったかいことが多いのです。

ロングスリーブのフリースは、普段の山では、保温性の割に通気性が悪いので、行動中は切れず、行動を終わったら、ダウンの保温性に勝てず、というわけで、なかなか出番がなかったものです。
夏山の小屋では重宝しました。

シュラフはモンベルのNo3です。化繊オールシーズン用。 

全部着て寝て、ちょっと寒い日があったので、今頃は同じ装備だと寒くて寝れないですね(笑)。

で、化繊のインサレーションを検討中。

■ 候補 ベスト編

①ホグロフス BARRIER III Q VEST ¥11550 (税込価格)

・230 g  
・はっ水加工
・保温性
・断熱性
・ポケッタブルベスト

② Patagonia Women's Nano Puff Vest ¥18,900 (税込)

・防風性
・保温性
・シェルの下に着用
・風を防ぐアウター
・軽量で非常にコンパクトに収納可能
・60グラム・プリマロフト・ワン


③U.L.サーマラップ ベスト Women's \7,800(税込)

・保温性
・運動性
・寒い時期の行動着
・汗や湿気に強いエクセロフトR採用
・軽量コンパクト
・135g

★考察

胴体だけを保温するというのは夏には良い発想だ、と実感したのですが、それだとウールのTシャツがすでに役目を担っている。 

軽さではダントツモンベルなんだが、230gのホグもいい線ではないか。3000円程度の差なら
ホグのほうが断然着ていて気分がいいかもしれない。運動性を持たせていると保温性は犠牲になっているかもしれないという懸念があるし・・・ミドルレイヤーの勝負どころは保温性だと思うので。

商品数的には、化繊インサレーションは、ロングスリーブのジャケットが多いので、一応ロングスリーブも検討しよう。

■ 候補2 ロングスリーブジャケット

①BARRIER III Q JACKET  ¥14700 (税込価格)

・350g

②Patagonia Women's Micro Puff Jacket  ¥18,900 (税込)

・428g
・インサレーション&アウター
・耐水性
・防風性
・100グラム・プリマロフト

③Patagonia Women's Micro Puff Jacket ¥18,900 (税込)

・ 315g

④U.L.サーマラップ ジャケット Women's  \9,600(税込)
・198g

⑤ファイントラック フラッフ ジャケット \32,550

・プラス一枚の保温着
・オールシーズン
・軽量・コンパクト
・230g

★考察

ファイントラック、なんて高いんだ! ダウンと互角に温かいんだろうなぁ!

手持ちナンガのダウンと軽さ&価格で互角なのは、モンベルのジャケット。でも温かくないんではないだろうか・・・ あまりに価格が良心的なので不安になるなぁ(笑)

冬はあまり濡れは気にしないで済むので、今のナンガのダウンで不満はほぼないので、とりあえず、雨が避けて通れない夏山や秋山のテント泊で、どうしようかな、となると・・・

A フリースベスト × 化繊インサレーション ジャケット

OR

B 長袖フリース × 化繊インサレーション ベスト

の組み合わせの、どちらかになる。  

寝ていて、寒いからもう一枚、というときに、フーディニを足すというのもなさそうだし、レインウエアは着たけど、そんなに保温性に貢献したとは思えない。

化繊インサレーション以外にも、化繊で言うなら、R2のような毛足の長いフリースを持って行くという手もあるが、これだと暑すぎるときにぬげなかったりするんだろうなぁ・・・

全体に見て、バリアQは価格もそこまで高くないし、重さもそれほど重くなく、あと一つ念のための保温用に持つのに、結構おすすめではないかと思った。

・・・ただ今日、Sundayに行ってみたらもう売れてしまっていた・・・残念。

店にはマウンテンイクイップメントの化繊インサレーションのジャケットがあったが21000円もした。

他のメーカーでも出しているのだろうけれど、ネットで検索する限りあんまりヒットしない・・・あんまり人気がないのかなぁ? 化繊インサレーションは・・・

やっぱり温かさではダウンダントツだしなぁ・・・でも、夏山では濡れるのはほとんど想定内みたいな感じなんじゃないだろうか・・・

小屋の布団も夏はなんだか湿っぽい。 すっきりとする日のほうがダントツに少ない。

濡れは、冬の八つより夏の北アのほうがシビアだと思ったんだけどなぁ・・・


Monday, September 23, 2013

読了 『登山の哲学』 竹内洋岳

■ ホームバディ満喫中

この3連休、ホームバディをやっています。なんのことはない家でのんびりしているだけです。

2泊3日の予定で、赤石岳&荒川三山なんていいな~♪
あるいはライチョウ沢キャンプ場で定着立山三山もいいな~♪
いやもう一泊二日でフルムーンの金峰山を夜間山行でも~♪
いいや日帰りで瑞牆山にカンマンボロンを見に行きましょう♪

・・・と山企画だけは、相変わらず豊富でしたが、夫の歯痛が山行キャンセルの直接のトリガーですが、家の中も超快適!なので、苦労して山に行く気がしないのです。

…というのは、さっき気が付いたところなのですが(笑)。

実際、この連休、わざわざ山まで行かなくても気持ち良いい!

このところ朝、窓を開けて寝ています。ちょっと寒かったりもし、うっかりしていると風邪をひきそうですが、辞められない。

窓から吹き込む、初秋のそよ風のたまらない心地よさ。

わざわざ山へ遠出して、テントで寝なくても、家のベッドで十分心地よい。

…というわけで…私は逃げ出すべき場所を失ったのかもしれません(笑)。

山好きにしてみれば、負け惜しみに聞こえなくもない。

これって負け惜しみ? その懸念を確認するため?(笑)、ためしに外に出てみたりもしたんですが…やっぱり今日は舞鶴公園で十分に素晴らしく快適でした。

無理して運転して遠出しなくても… 

朝8時の舞鶴公園。ガラーンとして誰もいません。夏の終わりとはいえ、まだグリーンの芝生。

そのまま座っても濡れることもなく、汚れもせず、つい気持ちよくてゴロンと横になる。

暑くもなく寒くもなく、そよ風そよそよ。

頭上には青い空。8時ごろの夏の空は一番青がキレイですよね。

夫は傍らで、好きなタブレットPCをいじり、私は伸びをしてヨガのポーズ。外ヨガ、素晴らしく気持ちが良い!その後はつい2人して、PCバッグを頭にうたた寝…

ああ~生きているっていい気持ち。 そんな感じでした☆

その後スタバでコーヒーブレイクとしましたが、祝日の朝はガラガラで、スッキリさわやかな空間でした。

■ 幸せになるための山

そもそも、私にとって山の趣味は、山梨での生活の充実度を上げるため。

だからガツガツ山に行く必要はないんですよね。

山梨に居て出来ることを丁寧にやっていく。それが大切。それは山梨では私に仕事がないからです。

退屈な日常、それからのエスケープ、という理由がなければ、山でリフレッシュする必要もないんだよなぁ…

考えてみれば、山を下りてから、もうずいぶん経つのに山に行っていませんね。

山充電が満タンというよりも、今は充電する必要を見いだせない。

満たされているってことですかね? 山には癒しを見出して通っていたのですが、癒される必要がない。

でも、それも山のおかげなんですが。 

山に行って、自分の置かれた状況に感謝し、環境を生かしていく、ということが、幸福の鍵だとしみじみ実感したから。

■ 読了 『登山の哲学』

たまたま図書館の山岳図書のコーナーで目についたので、竹内洋岳さんの『登山の哲学』を借りてきていました。

”私の山”についての考え方をまとめたいな、という思いがあるので、”哲学”という言葉に魅かれたんですね。

私は山で凄さを競う考え方はキライです。コースタイムの競争で早い方がすごい、とか、登った山の数競争。ザックが重いほうがエライとか。

スゴイかスゴくないか・・・なんで、そんなにこだわるんだろうと・・・

コースタイムにしろ、山の数にしろ、ザックの重さにしろ、登山スタイルの違いじゃないかしら?

テント泊の人と空荷の小屋泊の人は違うスタイルで登っているだけでしょう。

■ アタックしないでプッシュする

山で凄さ争いは情けない・・・山を制覇するとか、アタックする、とか、そういう言葉にも少々表れていたりします。

そういう感性が嫌いだからか、私は、山頂でピースとか、ガッツポーズとかしません(笑)

だって、登山においては山頂ってプロセスの一部でしかない。

ホッとするのは下山だし、終わった、と感じられるのは、山行記録を書いて、まとめ終ってからです。

でも記録をまとめていると、もう次の山が見えてくるし・・・

余談ですが、ピースサインって日本人は訳も分からずやっていますけど、Victory(勝利)のVの字を指で作っているんですよ? 写真を撮る時にするもんだ、と子供に教えてしまっていませんか(笑)? 

竹内さんの本によると、今時、アタックなんて言葉を使うと笑われるんだそうです。

今では最後の登頂は、サミットプッシュというのだそうです。 自分を前に押し出す。

読んでみたら、この本、偉大なる登山家の山の哲学ではなくて、現代の若者の等身大の本でした。

山が好きでどんどん好きなことをやっていたら運が開けた、という話でした。

だから、あっという間に読める軽い本でした。 

この本を読んだ後、アマゾンのレビューを見てみたんですが、なんだか人々のレビューが、著者が訴えていることと、ずいぶん乖離しているような印象を受けました。

竹内さん自身は、高所登山を特別な能力の人が特別な努力をして成し遂げる偉業とは位置づけていません。

好きなことを突き詰め、やれることをやれるようにやってきたら、そこに8000mの山頂があった。すべてを登ろうと目指して登ってみたら、登れた、という感じです。

ところがレビューは、昔ながらの偉人・偉業説ばかり。

なんか、みんな本の内容をちゃんと読んでるのかしら?という感じです。

もちろん大けがしたりという逆境はありますけど、それは執念や根性ではなくて、いただいた命なんだなという感謝の心が乗り越えさせるもので、なにくそ~ではないんです。

執念とか根性とか、ハングリー精神とか、負けず嫌いとか、なんか違うと思います。もちろん、短期的に悔しい思いをした、とかそういうのは人間だから当然あるんですけど。

私が思うには、彼の人生の成功の秘訣は、生まれ持った性分の発揮です。

余談ですが、ヨガでは、その人のアートマン、その人らしさ、と言います。それが発揮された生き方がその人の生きるべき生き方(ダルマ)、とされています。

竹内さんのダルマ(その人らしい生き方)は、14サミッターだったんですね。だから無理も無駄もない。

■ (超人的な体力&スキル) → (時間&カネ)

私が思うには、実際のところ、日本の登山界には、お金と時間さえあれば、僕だって14サミット登れるな~っていう体力・技術のある岳人は、それこそ掃いて捨てるほどいるんじゃないかと思います。

今の日本の状態では、難しいのは山のスキルでも超人的な体力でもなく、時間とカネなのでは…?

それは竹内さんが指摘しているように、世界最高峰のエベレストでさえも”観光地”化しているんですよね。

公募登山をガイドする現地ガイドが、「ガイドとして最初にやる仕事は値札を外すことだ」と言うくらい、アイゼンを買ったばかりです!みたいな人が来るんだそうです。 

アイゼン履いたことがないのに冬の八ヶ岳に来てしまう山ボーイどころの状況ではありませんね(笑)

槍と同じように渋滞もあれば、テン場の取り合いもある。山ヤではない一般登山者が来るからゴミも捨てるし、山を荒らす。夏の北アとソックリのエベレスト。つまり俗化。

俗化=金さえれば誰でも登れる。

高所登山を取り巻く環境は、昔メスナーが登った時代とは違うんだろうと思います。実際はおそらく、昔の登山家に要したような、卓越した登山能力は必要なくなったんでしょうね。

ところが、一般の人の登山に対する意識は古いまま。

登山行為の変化、という現実の方が進化していて、意識は古いまま。 それを感じたレビューでした。

■ イモト

無論、周到に高所順応したり、トレーニングしたりは必要ですが、行ってQのイモトがエベレストにチャレンジしていますが、あれを見たら、誰だって、普通の人だって周到な準備やトレーニングがあれば可能なことだと分かるでしょう。

100年に一度の逸材だけが達成できる偉業ではない。ちょっと運動能力に優れ、人並み以上の忍耐と登りたいという情熱、そして機会とカネがあれば、やれることなんですよね。

何より金がなくてはチャレンジ権さえ買えない。

昔の人は、行きたい行きたいという強い情熱に加え、超人的な体力や山ヤの技術が必要だった。今は後者はイラナイ。

では、何が必要になったのか? それは、たぶん、山さえできたら後は何もイラナイと切り捨てる、割り切りではないでしょうか。

たぶん、山に登ることそのものより、山に登れる体制(時間とカネ)を作ることの方が難しいんですよね。

大学の山岳部の時は色々と登る時間があっても、社会人になったら登れなくなるとか、高所登山に行く実力が合っても、家族を持ってしまって時間がないとか。

要するに山以以外の人生のその他の部分を切り捨てられるかどうか?

後立で一緒になった山ヤのオジサンは、高校山岳部から山をやっていたのだそうでした。社会人になり、ヨーロッパの山への遠征に30日間の休暇を願い出たのだそうです。20日は休暇が溜まっていたから、後の残りを許可してほしいと。会社の回答はNO。だからおじさんは若き日の情熱を消化させることができないまま、サラリーマンとして人生を送ったのだそうです。でも、振り返ると後悔はしていないのだとか。なぜなら、その時会社を解雇されなかったおかげで、定年退職後山に登れる今がある、と思うのだからだそうです。

つまり、ヨーロッパの山に行くことより、サラリーマン人生を捨てることのほうが一般の人にとっては大冒険なのです。

社会的自殺・・・一般の人はいくら山が好きでも、そんなに割り切ったことはできない。

昔の岳人だって色々な人がチャレンジしては、登山史に埋もれて功績を評価されないまま埋もれて行ってしまったんでしょうが・・・それでも登山をしたいときに、社会的自殺になることなく、時間やカネの融通は今の時代の人より、自由だったんではないでしょうか。

「金と時間」に縛られるという意味では、現代は、、豊かになったのではなく、乏しくなったのしょう・・・

だから、現代では、そういう割り切りができる環境を与えられる、ということがきわめて重要です。

山に登れる環境が提供され、その場にたまたま居合わせる、ってことが山に選ばれる、っていうことなのかもしれませんね。

たとえば、竹内さんは大学山岳部で最初の8000m級の山シシャパンマに登っているのですが、それ自体がものすごく稀有なことですよね。

大学で海外遠征することも稀だし、そういうチャンスが出てきたときに、逃さず掴めるお金がある、ってことも稀有です。まさにチャンスの女神は前髪があっても後ろ髪はない。

この時の資金は家族から出してもらったそうですから、それは環境でしょう。

出してくれる人がいなくて、あきらめた人もいるかもしれない。そのシシャパンマは彼を同年代の岳人から頭一つ飛び出させる一つの実績となり、呼び水のように色々な縁を引きつけているんですよね。それにうまく乗ってきた、運命の流れに逆らわなかった結果が、14サミッターと言う実績のようです。

ちなみに、稀有なこと=起こることが難しいこと=あり難いこと=ありがとう=感謝すべき境遇、ですよね。


■ 自分が何が好きで、何さえあれば人生が満足なのか? 

自分が何が好きで、何さえあれば人生が満足なのか? 

それをはっきり若いときに定義づけた結果の14サミッター達成。

逆境に抗して、がむしゃらな努力とか、血のにじむような努力で、超人的な体力を身に着けた、とかいう話ではない。

私は山野井さんの山もとても好きですが、生き方は、竹内さんの方がずいぶん肩の力が抜けています。

そんな内容の本だったのに、読者の感想は いまだに”偉業”&”不屈の精神””感動”…

時代が変わったことに人々は気が付かないのか…?

そこのところがとっても違和感でした。

■ あれもこれも求めない、こと。

今年の夏は初めて山小屋で働きました。とってもつらかったです…が、今となっては全然覚えていません(笑)

山梨に来て以来、「山梨に居る間は、山さえ行けたら私は幸せ」と自分で勝手に決めています。

山小屋では全然山には行けませんでした。それに軽くイジメにあっていたと思います。仕事を教えてくれなかったから。

山好きで意気投合する人も少なく、山への愛にあふれ尊敬できる岳人との出会いもなかった。山を歩けないので、岩場歩きのスキルもつかず、その上運動不足。

ただ・・・”山にさえ行けたら後は問わない…”と思っていたため、雨の日も風の日も、近くのピークに通いづつけました。

ライチョウさんに会えたら、それだけで幸せ☆ 朝日が見れたら幸せ。そう決めちゃう。

叱られても。失敗しても。意地悪をされても。悪口を言われても。

それに、最後に5日かけて山を縦走して帰ってきたら、全部チャラになってしまいました(笑)

そもそもこの山域を選んだ理由はこの山域の天気について詳しくなりたかったのとテーマが岩稜帯歩きだったからでしたが、最後の縦走でどちらも満足がいく知見を得られました。

竹内さんの本の読後感と、苦しかった割にその苦しさに対する印象が薄い夏の経験。

この両者を振り返って、幸福の秘密は、「○○さえしていれば自分は幸せ」と決めてしまうことなんじゃないかと思うんです。

自分は仕事さえできたら幸福とか、結婚生活が円満なら何も問わない、とか、子供さえ素直に育ってくれたら満足、とか、山にさえ行けたら出世はどうでもいい、とか自分の幸福の定義を決めてしまう。

切り捨てる。

そういうことが運命を切り開く鍵なんでは?と、ひと夏の実感とともに、著名人の著書から思ったのでした。