■ 山岳用テント選び
今、テントを買おうとしているのですが テントの材質について、ゴアにすべきか非ゴアでいいか、
そんなところで悩んでいます。(ちなみに悩むのは嫌いではありません。必要なプロセスだと…)
先日ご一緒した山人は、
・ホントに軽くしたいときはゴアのみ。その他のときはゴアテント+快適性重視でフライシートつきで。
ロングトレイル系の友人は
・海外製高級テント&フライシートで快適派。
ワンダーフォーゲル系の友人は
・ナイロンテント&ダブルウォール。ゴアより軽いし、安いし、充分。
という意見。
夫は ・軽くて ・快適 なのがいい。
…っていう、まぁ「誰だってそうだ的意見」で、選択肢を狭めるのに何の役にも立たない…です…(汗)
■ 研究開始
大体山岳用テントは大まかに3タイプあります。どれも
・設置が簡単で強風にも耐え、稜線上にも張れる、軽量タイプ
のは当然の要件として、海外製はこの時点で除外します。MSRとかよいらしいですがとりあえず除外。
① ナイロン製 ダブルウォール
② 防水透湿素材製 3シーズン用 フライシートはオプション
③ 防水透湿素材製 4シーズン用 フライシートはオプション
で、私たちは、
・北岳とかの稜線に張りたい。
・一回くらいは冬の八ヶ岳にも張りたい。
・雨の日はあんまりテント泊しそうにない。
(そもそも山小屋の混雑を避ける目的のテント泊なので混んでいない日=雨の日なら山小屋で充分)
・一生に一回くらいしかテントを買いそうにない
(要するに失敗の無い買い物ができるほうが安さとか早く手に入るとかより重要)
比較モデルはそう数はない。海外メーカーのは日本の気候にあっていないのでパス。
モンベルの場合
① ステラリッジ 1250g 36900円
② X-Trek 1200g 54800円 フライシート 350g 10300円 = 1550g 55100円
③ ジュピタードーム 2520g 55800円
アライテントの場合
① トレックライズ 1460g 39000円
① エアライズ 1360g 35000円
② Xーライズ 1400g 49000円 フライシート 390g 10000円 =1790g 59000円
③ ゴアライズ ー
石井スポーツ(パイネ)
① ライトライン 1620g 32000円
② Gライト 1350g 60352円 (フライシート込)
③ GライトX 1180g 61852円 (フライシート込)
他にもダンロップ(山岳部系)とか、ニッピンとかあるがややこしいのでパス。とくにダンロップ製テントなど歴史があるものらしいが、初心者でよく分かりもしないので通になってから求めるべし。
1人用ならばここにシェルター系が入りさらにややこしくなる。が割愛。
ごく普通にドーム型山岳テントでよろしい。シェルターならツエルトがあるじゃないか(ぶつぶつ)。
ということで、とりあえずキワモノは避け、9モデルを比較することになる。とりあえず一番小さい1人用モデルで比較。
ゴアッテックスは雨の日にもフライシートが要らない、という触れ込みなのだが、結局は
日本では雨が多いのでフライシートは外せないらしい…雨の日に前室がないと水が入って大変だし。
ゴアテックスであっても通気が追いつかず結局は結露する、ということで結露対策にフライシートは
要るのである…なんだ。フライシートがないと荷物が置けないとか、調理が不便とか色々不便もあるらしい。
じゃ結局フライシート込みで比較しないと意味が無いじゃん!ってことで③は4シーズン用なので
はこの時点で割愛するすることにする。
(パイネの重量はフライシート込みなのか怪しい。価格は込みらしい)
■ ダブル?シングル?
と、この時点で、ダブルウォール(ナイロン)とシングルウォール(ゴアテックス)の重さはトントンか、むしろゴアが重くなってしまうのである。何しろ、フライシートを入れるとゴアの利点の軽さは帳消し。
ダブルウォール → 張るのが面倒。快適。荷物が置ける。価格が安い。
シングルウォール → 張るのが簡単。結露する。荷物の置き場がない。価格が高い。
ゴアテックスなどの防水透湿素材を使うなら、フライシートなどを一切追加せずに数百グラムの
軽量化と張りやすさを手に入れるか、あるいはナイロン製ダブルウォールのテントを普通に使うか・・・。
おそらく、シングルウォールで使えるのはテント泊に快適な春や秋だけだろう。雨の日は張らないなら
シングルウォールで軽量化もありだが、結局山の雨なんて予想できない。テント泊にはよほどの快晴予報でない限りどちらにしてもフライシートは必要だろう。
となると、結局 ナイロン製のダブルウォールのテントを買って、冬にはスノーフライを追加する、
というのが現実的な路線か?と思う。 あまりゴアのメリットは無いようなのだ。
《参考サイト》
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3006149.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3225173.html?from=recommend
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7260351.html
■ 二人用サイズで比較
2人で寝るには2人用ではなく3人用を買うのだと・・・うーん、ホント?2人で1800mmもいるかい?
ステラリッジ2 40900円 1650g 2100mm × 1300mm
ステラリッジ3 45900円 2010g 2100mm × 1800mm
エアライズ2 39800円 1750g 2100mm×1300m
エアライズ3 49800円 2270g 2100mm ×1850mm
ライトライン2~3人用 38000円 1810g 2100mm×1400mm
うーん、1800mmも要るかしら? フライシートつきなら荷物も外におけるし、1300mmで充分そう。
寝るのは他人ではなく夫だし。
この時点で、ライトラインは重さで没決定。
ステラ2か、エアライズ2ってことになる。
スノーフライを付けてみると
ステラリッジ2 841g 17600円 = 2491g 58500円 (税込み)
エアライズ 2用外張 610g 14700円 = 2360g 54500円 (税抜き)→ 57225円
とまぁほぼ大差ないのである…ステラが少々価格も重さも重いのだが。
うーん。どっちも短辺に出入り口がついているし…しいて言うならアライのほうはフライシートの
色が選べる。 モンベルは黄色のみ。 夏の昼間に黄色いテントではなかなか明るすぎて
昼寝には向かないらしい(^^;)グリーンのテントはなかなか昼寝によいらしい。
しかし…どっちもどっちなので、どっちでもいっかという気もするのだった。
■ ネット通販
こういうものはネット通販も威力をはっきということで 検索すると エアライズ2は 41790円で最安。
■追記
後程、さらに研究したところによると
悪天候でも(暴風雨、風雪)山行に行く人=シングルウォール BD,MSRなど。
通常の登山者=ダブルウォールテント
という常識(?)があるようです。 暴風雨の中ではフライシートを張る余裕がなく、雨風に強いのは、内側からポールを入れる方式です。特に一人や二人でも張る、となるとシングルしか選択肢はなく、結露はかならずありますが、仕方がないものです。タオルで拭います。
ただ一般登山者は、出かけてしまってから天候悪化しない限りそういう用途を想定しなくて良いケースがほとんど。つまり快適性を重視した方が山行が充実する。
そして価格も安いです。 一般にどんな天気でも山行を行わなければならないガイドさんやバリエーションなど本格的登山をする人はシングルを選ぶようです。
(2013.5.17)
テントのような感覚で、ツエルトも使えます! ツエルト泊も要検討ですぞ!
今、テントを買おうとしているのですが テントの材質について、ゴアにすべきか非ゴアでいいか、
そんなところで悩んでいます。(ちなみに悩むのは嫌いではありません。必要なプロセスだと…)
先日ご一緒した山人は、
・ホントに軽くしたいときはゴアのみ。その他のときはゴアテント+快適性重視でフライシートつきで。
ロングトレイル系の友人は
・海外製高級テント&フライシートで快適派。
ワンダーフォーゲル系の友人は
・ナイロンテント&ダブルウォール。ゴアより軽いし、安いし、充分。
という意見。
夫は ・軽くて ・快適 なのがいい。
…っていう、まぁ「誰だってそうだ的意見」で、選択肢を狭めるのに何の役にも立たない…です…(汗)
■ 研究開始
大体山岳用テントは大まかに3タイプあります。どれも
・設置が簡単で強風にも耐え、稜線上にも張れる、軽量タイプ
のは当然の要件として、海外製はこの時点で除外します。MSRとかよいらしいですがとりあえず除外。
① ナイロン製 ダブルウォール
② 防水透湿素材製 3シーズン用 フライシートはオプション
③ 防水透湿素材製 4シーズン用 フライシートはオプション
で、私たちは、
・北岳とかの稜線に張りたい。
・一回くらいは冬の八ヶ岳にも張りたい。
・雨の日はあんまりテント泊しそうにない。
(そもそも山小屋の混雑を避ける目的のテント泊なので混んでいない日=雨の日なら山小屋で充分)
・一生に一回くらいしかテントを買いそうにない
(要するに失敗の無い買い物ができるほうが安さとか早く手に入るとかより重要)
比較モデルはそう数はない。海外メーカーのは日本の気候にあっていないのでパス。
モンベルの場合
① ステラリッジ 1250g 36900円
② X-Trek 1200g 54800円 フライシート 350g 10300円 = 1550g 55100円
③ ジュピタードーム 2520g 55800円
アライテントの場合
① トレックライズ 1460g 39000円
① エアライズ 1360g 35000円
② Xーライズ 1400g 49000円 フライシート 390g 10000円 =1790g 59000円
③ ゴアライズ ー
石井スポーツ(パイネ)
① ライトライン 1620g 32000円
② Gライト 1350g 60352円 (フライシート込)
③ GライトX 1180g 61852円 (フライシート込)
他にもダンロップ(山岳部系)とか、ニッピンとかあるがややこしいのでパス。とくにダンロップ製テントなど歴史があるものらしいが、初心者でよく分かりもしないので通になってから求めるべし。
1人用ならばここにシェルター系が入りさらにややこしくなる。が割愛。
ごく普通にドーム型山岳テントでよろしい。シェルターならツエルトがあるじゃないか(ぶつぶつ)。
ということで、とりあえずキワモノは避け、9モデルを比較することになる。とりあえず一番小さい1人用モデルで比較。
ゴアッテックスは雨の日にもフライシートが要らない、という触れ込みなのだが、結局は
日本では雨が多いのでフライシートは外せないらしい…雨の日に前室がないと水が入って大変だし。
ゴアテックスであっても通気が追いつかず結局は結露する、ということで結露対策にフライシートは
要るのである…なんだ。フライシートがないと荷物が置けないとか、調理が不便とか色々不便もあるらしい。
じゃ結局フライシート込みで比較しないと意味が無いじゃん!ってことで③は4シーズン用なので
はこの時点で割愛するすることにする。
(パイネの重量はフライシート込みなのか怪しい。価格は込みらしい)
■ ダブル?シングル?
と、この時点で、ダブルウォール(ナイロン)とシングルウォール(ゴアテックス)の重さはトントンか、むしろゴアが重くなってしまうのである。何しろ、フライシートを入れるとゴアの利点の軽さは帳消し。
ダブルウォール → 張るのが面倒。快適。荷物が置ける。価格が安い。
シングルウォール → 張るのが簡単。結露する。荷物の置き場がない。価格が高い。
ゴアテックスなどの防水透湿素材を使うなら、フライシートなどを一切追加せずに数百グラムの
軽量化と張りやすさを手に入れるか、あるいはナイロン製ダブルウォールのテントを普通に使うか・・・。
おそらく、シングルウォールで使えるのはテント泊に快適な春や秋だけだろう。雨の日は張らないなら
シングルウォールで軽量化もありだが、結局山の雨なんて予想できない。テント泊にはよほどの快晴予報でない限りどちらにしてもフライシートは必要だろう。
となると、結局 ナイロン製のダブルウォールのテントを買って、冬にはスノーフライを追加する、
というのが現実的な路線か?と思う。 あまりゴアのメリットは無いようなのだ。
《参考サイト》
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3006149.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3225173.html?from=recommend
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7260351.html
■ 二人用サイズで比較
2人で寝るには2人用ではなく3人用を買うのだと・・・うーん、ホント?2人で1800mmもいるかい?
ステラリッジ2 40900円 1650g 2100mm × 1300mm
ステラリッジ3 45900円 2010g 2100mm × 1800mm
エアライズ2 39800円 1750g 2100mm×1300m
エアライズ3 49800円 2270g 2100mm ×1850mm
ライトライン2~3人用 38000円 1810g 2100mm×1400mm
うーん、1800mmも要るかしら? フライシートつきなら荷物も外におけるし、1300mmで充分そう。
寝るのは他人ではなく夫だし。
この時点で、ライトラインは重さで没決定。
ステラ2か、エアライズ2ってことになる。
スノーフライを付けてみると
ステラリッジ2 841g 17600円 = 2491g 58500円 (税込み)
エアライズ 2用外張 610g 14700円 = 2360g 54500円 (税抜き)→ 57225円
とまぁほぼ大差ないのである…ステラが少々価格も重さも重いのだが。
うーん。どっちも短辺に出入り口がついているし…しいて言うならアライのほうはフライシートの
色が選べる。 モンベルは黄色のみ。 夏の昼間に黄色いテントではなかなか明るすぎて
昼寝には向かないらしい(^^;)グリーンのテントはなかなか昼寝によいらしい。
しかし…どっちもどっちなので、どっちでもいっかという気もするのだった。
■ ネット通販
こういうものはネット通販も威力をはっきということで 検索すると エアライズ2は 41790円で最安。
■追記
後程、さらに研究したところによると
悪天候でも(暴風雨、風雪)山行に行く人=シングルウォール BD,MSRなど。
通常の登山者=ダブルウォールテント
という常識(?)があるようです。 暴風雨の中ではフライシートを張る余裕がなく、雨風に強いのは、内側からポールを入れる方式です。特に一人や二人でも張る、となるとシングルしか選択肢はなく、結露はかならずありますが、仕方がないものです。タオルで拭います。
ただ一般登山者は、出かけてしまってから天候悪化しない限りそういう用途を想定しなくて良いケースがほとんど。つまり快適性を重視した方が山行が充実する。
そして価格も安いです。 一般にどんな天気でも山行を行わなければならないガイドさんやバリエーションなど本格的登山をする人はシングルを選ぶようです。
(2013.5.17)
テントのような感覚で、ツエルトも使えます! ツエルト泊も要検討ですぞ!
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