Thursday, June 6, 2013

人生に感謝するためにやること

今日はお寝坊… 昨日は夜9時過ぎまでボルジムで頑張っており(笑)、今日はお山に行く予定だったのに
早起きに失敗(笑) 目覚ましもならなかったから、これは神様が休憩しろと言っているに違いない(笑)。

■ ボルジム8回目

昨日は、難しいほうのボルジムに行って一日が終了。

ボルダリングは、これがどうお山とつながるのか、はっきり言って、てんで分かりません(失笑)ねぇ… 指はタイヘンです。左手の薬指、変です(汗)

昨日のボルジムは、甲府では一番課題が難しいところで、一番やさしい課題の、最後の一手がこなせず…敗退。ピンチという掴み方で左手なので、左の握力が足りないで次のムーブに足を上げるまで、左手で保持できないのです。

垂直の壁…これが外岩だったら…墜落。 

いやぁ… 自分の限界をプッシュする、というのも、大変なことですね。

ボルジムは、私にとっては、ノルマ、って感じです。とりあえず、続けていれば、何かが開けるだろうと。一体何が開けるのか全然分かりませんが。

念のため、言っておきますが(笑)、外岩でマルチピッチするのには興味ないです!とりあえず!

希望は縦走路での安全歩行!! 今週末は楽しい縦走が待っているので楽しみにしています。

■ 凍傷の洗礼

昨日ジムに行ってきて分かったのですが… 今年私は凍傷の洗礼を受けていました…。

一人で天狗と北八つを縦走した時ですね。シャクナゲ尾根を通る予定でしたが、なんだか地図読みに不安があり通れず、敗退。

仕方ないので、安全パイの大きく中山展望台周りで帰ってきたのですが、ちょっと靴下が厚すぎたのかしら?
その後、親指の爪が黒くなり… 左足は血豆のようなものができて、取れました。

これは実は凍傷だったのだそうです…やっぱり。色がちょっと蝋のような白化した部分があったので、もしや…と思ったのです。いや~くわばら、くわばら。怖いですね。

といっても、この程度はよくあることらしいです。バレエの血豆とか魚の目と同じですね。 でも…趣味で体を壊してはいけない。

人間は、つい本来の目的を忘れてしまう動物。本来、山はたのしむためにあるもの。体を壊してまで頑張るのではなく。

怪我や病気がそのような事態を教えてくれる役目をしていると思いますので、次回からは凍傷にはならない程度に頑張らねば。

反省して、ファイントラックの足をドライに保つ効果がある靴下買いました。まだ冬山では一回も出番なし。


■ 選択と集中

最近、気分スッキリ!した気分です。なんか~憑き物が落ちた感じ。 

人生で何を選んで、何を捨てるか。

その辺ですね。

4~5月は、正直言って少し鬱でした。講習会のせいです…。

登山を勉強する、学ぶということは、私にとって正解へ続く道だということは、しっかり分かる。
これはなぜ分かるかと言うと、

 ・どんどん吸収できて、苦痛でない
 ・楽しい
→ 結果、周囲が驚く

からです。こういう感覚が、神様がこれをやりなさい、と言っている時の感覚です。 

私はこれで勉強が良くできたし、英語もマスターしたし、プログラミングもそうです。 バレエもそうでしたし、マーケティングの勉強もそうかも。私のマーケティングデビューは考えてみれば、華やかでした。一流企業のビジネスマンを押さえて、クラスでトップのマーケプランを机上の空論とはいえ書けてしまった。
 
さておき、
GO!という感覚は、簡単に言えば、ハマる、という感覚です。
 
楽しいから続く、というのは大事な要素で、これがないとエンジンがない。つまり、”情熱”というエンジンはかなり重要な要素です。

それに情熱があれば、周囲がサポートをしてくれます。情熱がなければ誰もサポートしてはくれません。

東京まで出かけた厳冬期の講習会…本当に私は団体行動嫌いというか金魚の糞みたいなのは思考停止で大嫌い、なので、ドキドキしながら参加したのですが、とても楽しかったんです。

これは山でつながっている人の集まりに属しても良い頃合いかも?と感じさせられる一つの出来事でした。

■ 危機感

ところが、別の団体ですが、この春の講習会は、私にとって、「前向きなパワー」をくれるもの、火に油を注ぐものではなくて、むしろ「こんなんでだいじょうぶなのか?!」という危機感を高めるものでした…。

いや講習内容や、講師がどうこう、と言うのではなく、私自身が今まで身を置いていた世界との隔たりが大きかったのかもしれません。

どちらにしても、私は無性に不安をかきたてられたのでした。その不安が私を勉強に駆り立て…まぁ結果としては勉強つづきですから、それはネガティブな原動力であっても、登山に向かわせるエネルギーにはなっているのですが…。

神様が「北風と太陽」式に、人に何かをさせるとすれば、今まで、「太陽」方式だったのに、いきなり「北風」方式に変わった感じ(笑)。

これはどういうメッセージでしょうか?ちょっと真剣にやれってことでしょうか? というか、今まで山を舐めたことはないと私は思うのですが…。

それとも、神様が、私に求める水準というものが、私自身が自己満足する水準より高い、ということなのかもしれません。

私は、どっちの水準に合わせる気なのか、それを尋ねられているのかもしれないなぁ。

といっても私は私のありのままでしか、いられませんから、いくら限界をプッシュしたいと思っても、ふつーにボルジム通いを継続するくらいしかできることはないのですけど。 これが本格的なトレーニングを始めろ、という合図なのかしら?
でも、トレーニング…するにしても、楽しくなければ続かない。うーん? 

そうこうしている間に、お山は夏山です(笑) 久しぶりに一人で山に行ってみて歩いてみたら、やっぱり自然の中を歩くのはいいなぁと思ったのでした。

■ 生かす発想

いずれにしても問うべきは、「与えられた環境を生かし切れたか?」です。

山登りをすること自体が、山梨に暮らしているという地の利を生かしたことだし、ヨガを教えているということも長年続け
た趣味で得た知識と経験を生かしていることです。東京に近いという地の利を生かして、積極的に出かけていますし。

時間と言う資産を生かして、読書の長らく続けています。ライティングスキルを生かすのは、ブログで。マーケティングに関しては、友人の手伝いで生かしています。英語は生かし切れていないですが、なかなか英語でページを書く、ということにしてしまうと時間がかかって他にしわ寄せがくる・・・週に一回くらいはやったほうがいいんですかね。読む方は常に英語に接しているので、情報収集では生かしていると思うのですが…。長年英語圏の人たちと交流を保っています。
と、いろいろ総合すると、私は、与えられた環境を、今、生かせているパーセンテージでいうと、自己評価で60%くらいだと思います。

これでも、甲府に引っ越してきたときからすると、まったくの持ち腐れ状態からずいぶん改善したとは思うのですが…
これを、70%、80%、と引き上げていくことだけが私のやるべきことなんだろうと。

与えられた環境を生かす。 それは、自分自身の人生、こうした人生を生きているということ、そのものに感謝する、ということですね。 

逆から表現すると、感謝するには、自分を生かし切ることだ、ということです。

Wednesday, June 5, 2013

黒富士峠 偵察

今日は3時に甲府に居なくてはいけない用事があったので、山歩きは短めが良い、ということで、歩く時間が短くても大丈夫な偵察に行ってきました。

黒富士。 ここは初めて瑞牆山に行ったときに、目についた山でした。増富ラジウムラインをいけばいいいのに、観音峠という、とんでもなく、通行しづらい道で行ってしまい・・・落石多数のくねくね道・・・登山口についた時点で車酔いでぐったりなのでした・・・が、その時に、ちょっと出かけてみよう、と思っていた山でした。

茅ヶ岳の奥にある山。昇仙峡の奥、といってもいいか。昇仙峡は山梨に越してきてすぐの頃、遊びに来てくれた年上の男性の友人を連れて行って「舗装路は歩きたくない」と言われた場所でした。たしかに昇仙峡ってなんであんなになってしまったんでしょう?日本三大ガッカリスポット? 岩の造詣は素晴らしいのになぁ・・・。 

引っ越してきてすぐのころは運転を1時間するだけでも、ものすごく遠くに行った気分でした。今では、ちょい乗りって感じです。

黒富士峠から黒富士
今回は、黒平側にある、マウントピア黒平から、黒富士峠へ行ってみました。

というのも、この枡形山から見る黒富士がキレイなピラミダルな富士山型にみえるのだと、山田哲哉さんの本に書いてあったからです。

12時に下山していたかったので、ちょうど良い山歩きでしたが・・・山はもう夏! 暑い!! 

黒富士峠から、北部には、大野山という山がありますが、峠から先は登山道の記述がない。

でも、どうみても踏み跡ありそうでしたので、秋に向けて偵察です。 

地図読み適地かもしれない。

地図読みはどうやって攻めるか、悩ましいです。安全の傘が提供されない場所で、地図読みするのはリスクが大きい。

とはいえ、一般ルートやピンクテープが整備された道は、地図読みの余地がない。

ガイドさんと歩く場合、地図読みの難易度がかなり高く設定されるので、自分一人でマスターしたいという場合、歩ける課題の発見がまずは難関かと・・・。そういう向きにこの黒富士峠から大野山なんかは、ピークをつなぐだけと敷居が低く、林道も隣にあって安全も確保されているかしら?というワケ。

しかし・・・、マイナールート=藪っぽい山は、この時期でギリギリですねぇ…。

お山はまるで、私の裏山の散策路と同じで、、蜘蛛の巣がかかって、もう虫除けネットと「虫さんバイバイ」が欲しい感じでした。

ただ、あまり整備されていない道なので、多少の冒険気分は味わえます。 釈迦ヶ岳では、ショートのスパッツはイラナイが、ここの道ではあっても良い感じ。

とはいえ、多少地図読み的な山を期待して行ったのに、ピンクテープぎっしり~。もう5m置きにある(笑) 

マウントピア黒平のおじさんによると、梨大の学生さんが整備してくれているのだとか・・・ 金峰山表参道もそうなのかもしれないなぁ・・・。なんか設置する仕方の感性が似ていた。

とりあえず、偵察の結果ですが、秋になったらまた地図読みにチャレンジするのはいいかも、です。

林道がすぐ横にあるので、たとえ間違っても、道迷いの可能性がないエリア。よほどのことがない限り、地図読みして遭難する、ということは考えにくいです。

秋以外なら、雨の日のほうがむしろ快適かもしれません、藪っぽい道は。

ということは、無雪期にチャレンジしてもいいなと思っていた金峰山の表参道は、今はもうこんな感じにあんまり快適とは言えない道になってしまっているのなぁ・・・?

今週末は甲武信から金峰山を縦走したいですが・・・どうしようかなぁという感じです。ルートが。
今の予定では、十文字峠~甲武信、金峰山を経て、増富ではなく、川上村方面に降りようかなと。

■板敷渓谷

板敷渓谷からも中津森に入る道がある、と聞いていましたが、それらしき崖&残置ロープは見当たらず・・・ この渓谷、道路から20分でおしまいですが、すごく整備されている・・・でも整備されて道路から近くなったからこそ誰も来なくなったんだろうなぁ・・・。 たった20分では。

歩いた形跡がなく、とっても蜘蛛の巣が一杯。
大滝


 

■ 黒富士峠

マウントピア黒富士に駐車して、沢沿いに上がります。ずーっと沢沿い。 

だから、なんとなく水晶峠と場所の雰囲気は似ています。




ここを右に入る。
途中、腐りかけの丸太橋をなんどかわたりますが・・・ふわっとした乗り心地で、こわーい(笑)


なんだ~、MY裏山と同じ?!
キレイでした
炭焼き跡

ここが一番快適な場所でした!鹿の広場

この道、蜘蛛の巣にかかりながら進む感じで、あまり勾配もなく、とりあえず、踏み跡はあるけど、よく踏まれているとは言えず、正直、退屈です。と、心の中で思っていたからでしょう・・・帽子を落っことしました(涙) お気に入りだったのに・・・ 山の神様には心の中もお見通し。

頭は夏は帽子をかぶると蒸れて暑く、取ると虫や蜘蛛の巣が気になり・・・うーん。昔の女性がやっていたような編み笠に布を垂らしてスタイルと言うのは、日本の山を歩くには本当に適したスタイルだったのかも?暑いのでザックに脇にさして、しっかりウエストベルトで抑えたつもりでいましたが、落としてしまいました。また拾いに行こう・・・

こういう地味な道は、快適度は低い。それが今回の収穫かな。この時期でギリギリ快適な感じです。

子供の頃、夏のキャンプが嫌いだったのは、それがあまり快適でない時期の山だったからですね。虫が一杯で、自然の家があるようなところは標高も低いですし。

ただ新緑は本当にきれいでした。蜘蛛の巣が漂っているのはどうしようもないですね。

ここは開けたカラマツの植林地で、とっても感じの良い場所でした。鹿の糞だらけ。鹿が食べないコバイケイソウばかりが大きく成長中。


黒富士峠 
本来はここで八ヶ岳が見えるはずなのですが・・・今日は見えない。もう夏の雲です。ここはとっても良いところでした。
 大野山方面。秋なら歩けそう。

 この白い花の木が今日のご褒美。

 のんびりしています♪ おいしいナッツのマフィンとコーヒーでブランチしました。

”峠シリーズ”で歩いてもいいかな~と、ちょっとおもったり。

今年の春は、先輩に連れて行ってもらった八幡尾根、行けなかったので、次回は一人でリベンジしなくてはいけません。

となると、色々偵察が手がかかる・・・




 もう夏ですね~


 何の花かな?


 立枯れた2本のそっくりな木


 帰りに標識に気が付きました。

 マウントピア黒富士のコテージは新しくてきれいそうですね。


コースタイムは、昭文社の地図で、

登り 0:30 + 1:15
下り 0:50 + 0:30

私は3時間で往復してきたので、大体3時間。休憩込。


マウントピア黒平のおじさんはこの辺の生まれだそうで、私が表参道や、中津森を歩いたことがあるというと嬉しそうでした。

猫坂峠をTVに取り上げてもらおうと頑張っているのだそうです。

ソフトクリームと大々的に掲げてあるのに、やっていない・・・やると赤字になるのだとか(笑)

帰りの車道から、中津森。
同じく黒富士。(これは耳石というピークです、黒富士は写真の左にあたります。修正)

甲府の自宅に帰宅したら、1:40. すぐにシャワーを浴び、食事。今日は新人ヨガ先生のオーディションがあるので出席してあげようというので・・・ すぐに家を出る時間になってしまってあわただしい。

私もオーディションを受けてレッスンしているのですが、オーディションって緊張しますよね。今では、教えるのに特に何の準備もしていきませんが、以前は一日仕事でした。

今日はこれからボルジム(8回目)に行く用事もあり、忙しい。 合間を縫った奥昇仙峡の偵察でした。

ここは来年は5月中旬に行きます。なぜなら、ニリンソウの群落地だから。実は今回も、あれ?ニリンソウかな?っていうのを一輪だけ見ました。 


Tuesday, June 4, 2013

気がつけばもう夏!

今日は暑いですね!私はもうノースリーブです。

春山の2度の雪上訓練では良きにつけ悪しきにつけ、カルチャーショックを受け、そのショックを癒そうとロープに絡まっている間に…すっかり山は夏です。もはや、ストックのスノーバスケットが時期外れな感じを醸し出します(汗)。
今日は本当は奥秩父方面に石楠花を偵察に行く予定でしたが、昨日の夜が遅かったので、ちょっとスタートが遅くなってしまった事や、家でやるべきことが溜まっているので、片づけています。

季節はもう夏!頭を切り替えなくては!

■ ボルダリングジム Activ-A

私は夜にヨガのレッスンを教えているので、ボルジムになかなか、定期的に行けないという問題がありました。
週末は山だし、平日は火・金が仕事。となると、結局ボルジムは、水曜・木曜以外行けず、1日行って2日間レストというリズムが作りづらい…まぁ土日も行きましたけど…そうボルダリングはムーブが身に着くまでは結構頑張ってやらないと、です。

で、月曜が使えれば助かるな、という感じだったので、昨日、山梨市にあるボルダリングジムに行ってきたのですが、すごく気に入りました♪

おにいさんが、くどいくらい説明好き。私は頭でっかちタイプなので、説明されるほうが良いので。理論的に。
山梨市のアクティバは、ちょっとおしゃれなカフェが以前城東にあり、実はそこでジムのことを小耳にはさんだことがありました。

行ってみるとカフェは休みだったのですが、ジムも外岩志向で気に入ったので、次回詳細にレポートしたいと思います。

■ 『第七級』
ラインフォルト・メスナーの『第七級』を読み終わりました。とっても面白かった。
ヨガ行者と登山家の類似点は、「トレーニング」です。

メスナーは、大きな山に向かうために、日ごろトレーニングを取り入れており、たとえば脈を計ったり、寒さに耐えられるように冷水を浴びたりですが…

体を順応させる、というのは、ある程度、根拠あることです。
それがヨガ行者と同じですね。 体の限界を少しずつ広げていくのですが、ちょっとずつがコツであまり急激にやると、結局は、体を痛めてしまいます。

たとえば、私のヨガスタジオはホットヨガなので、暑く・蒸し暑い環境になれることができ、夏の本番前に、体が夏の暑さに慣れるので、私は夏がそこまで堪えません。夫は二度と…というくらい白鳳峠ではバテテしまったのですが(笑)
歩荷の重さもそんなところかもしれません。大体何キロか、今では担いだら分かるようになってしまったし。
メスナーさんのトレーニング方法はとても興味がわきました(やらないですけど!)。
それに、書かれていることで共感するところに付箋を貼ったら、付箋だらけ! 

■ 夏山?!

今年は、山小屋に出稼ぎに出てもいいかなと思っていたのですが、一人で山に向きあう時間は今年しかないかもしれない…と予測できるので、今年はできるだけ一杯一人で歩いておかないと!って感じです。

今年は南アルプスを歩こうかな~と思っています。というのも、南アルプス、アクセスが悪いんですよね。
とはいえ、地元に居ながら、アクセスが悪いと言ったら…なので、他県の皆さんに申し訳ない。

まぁ地元の山なので他県の人が来たら案内できるくらいには、一通りは歩いておきたいなという感じです。
気が付けばもう夏山…しゃくなげも咲いてしまう! 急いで行かなくては!

Sunday, June 2, 2013

山梨で登山ツアーに参加したくなったら・・・

山梨では、実は、登山ツアーというものはとっても見つけづらい。

実はあるんだけど…ちゃんとしたHPを作っているところがないから、検索でひっかからないのだ…

試しに ”山梨 登山 ツアー” とGoogleしてみてほしい。Google先生は地元には一件もヒットしない。

というわけで、山梨に引っ越してきて、登山でもしようか、と思っても、どこに行ったらいいものか、皆目見当がつかないのが現状だ。

というわけで、山梨で参加できる登山ツアー情報をまとめてみた。

その1 登山ショップが主催しているもの

 アウトドアショップ エルク  甲府の地元の登山ショップ。海外登山もあり。ワークショップも!ツアー情報はココ。

 ストローハット ここは初めての人におすすめ。ツアーは8人まで。お店は小さいのでうっかりすると見落としてしまう。情報はお店に行かないと手に入らない。

Sunday      ここは登山ショップではなく、ウエアの店だけれど、たまにツアーがある。キャンプ系。


登山用品店は、他にも、石井スポーツがある。

全国規模の登山用品店で、カラビナやスリングなどの登山用品を買おうと思うと、他店には置いていないので、山梨では石井しか買える場所がなかったりもするが、店主催のツアーはやっていない。
ただ店に行くと、地元のガイドさんのツアー情報を手に入れることができる(かもしれない)。 

山梨の登山ショップ情報はここへ。

その2 ガイドが主催しているもの

これも、これらの登山ショップに出向いて、チラシを拾ってくるしか知る手段がない(汗)。何しろGoogle先生の検索が無力なのだ・・・ つまり山梨県ではネット利用率が著しく低い(笑)。誰でも都会ではGoogleで検索し、ヒットしなかったらこの世に存在しないのと等しいが、それは山梨では通用しない。

山梨県は非常に優れた世界的アルピニストを二人も擁しているにも関わらず、山岳関係の観光には一向に奥手で、その優れたガイドさんたちを知る場がない…もったいないことだ。

山梨で有名なガイドさんたちを挙げて置く。これらのガイドさん主催のツアー(山行)は、アウトドアショップ主催のツアーとは全く違う。初心者から入れるガイドさんとしては三上さんがおすすめ。

ミキヤツさん  積雪期の八ヶ岳を主なフィールドにしている いつも混んでいる。

花谷さん    最近ピオレドール賞(金の斧賞)を受賞した、今ノッってるガイドさん。

三上さん    私が山を教わっているガイドさん。愛すべき先輩。ヤブ山派。
          一年に一回くらいご褒美登山しています。最新の募集山行は見つけづらい。

保科さん    アイスクライミングの体験クライミングに行きました。 いや~軽々~登られて見とれる~。
          また来年もお願いしたいです。ホントはシーズンに3回くらい登ると良いらしい。

その3 東京方面のツアー会社に申し込む

私は山を始めてすぐの頃、地図読みくらいはしておかないと!と思い、地図読みツアーを探しましたが県内ではない!しかたなく、山と渓谷(山の超有名雑誌)の情報サイトで検索して探しました。

東京の会社でも、山梨の山に登るなら、山梨で合流すればいいだけ。でも、東京方面のツアーは
カルチャーショッキングなことが多いです。多人数のツアーは安全の面からもおすすめできない。

山と渓谷 ツアー情報サイト http://www.yamakei-online.com/tour/

その4 講習会に参加する

ツアーではなく、山を学ぶには講習会がベスト。というわけで、講習会を探す…これがないんだなぁ!

山梨という括りにこだわると見つかりません。

山梨の山岳関係の団体がやっている講習会は非公開情報なのかもしれない。私は長野県の山岳総合センターの講習会にでています。こういうのが山梨であればいいのになぁ。ないんだな!これが。

長野県山岳総合センター  例えるなら、公立の登山学校?今年リーダー講習に参加しています。

無名山塾技術講習会    例えるなら、私立の登山学校?冬山講習にゲスト参加し良かった。

都岳連          東京都主催 でも、山梨は隣なんだし♪

風の谷 アルピニスト講座   山田さんというガイドさん主催の登山学校。一度参加してみたいな~

木風社          去年沢のデビューをしたツアー会社 なかなか良い経験でした☆

鍋倉高原 森の家    自然学校ですが、キャビンに泊まるのがおすすめ。
                無料もしくは安く参加できる、ちょっとしたイベントが多彩。

やまぼうし自然学校    長野県の自然学校。雪上のリスクマネジメント講習に参加しました。
                 雪洞も掘り、搬送もやってすごく勉強になった。

清里キープ協会       ここは登山系のイベントはほとんどない…。
                 ヤマネ君の生態などを知りたい時に。

櫛形山森林科学館    ここも登山ではなく、自然について学ぶときに。
                 チラシは県内の図書館にいかないと入手できない。
                 シダ、アニマルトラックの勉強に行きました。

その5 クライミングジムに行く

登山に行きたい → 誰かと行きたい → 登山仲間を見つけたい → ボルダリングジムに行けば外岩の誘いも声がかかる?

・・・かどうか分かりません(笑)が・・・、登山のABCのAに当たるらしい?のが岩登り…。 

というわけでボルダリングジムに通うのも良い手のようです。

クライミングジム天  西花輪にある。お兄さんがとっても優しく教えてくれる。月曜休み

クライミングジムピラニア 石和と富士吉田にある。リード壁も充実。月曜休み。

クライミングジム シナプス 出来立て。甲府中央市場内。壁はとっても難しい。月曜休み。

クラミングジム アクティバ カフェ併設。説明好きなオーナーで外岩志向。山梨市。水曜休み。

クライミングジムは、なぜか月曜が休みのところばかりで、困ってしまう。ので月曜が空いているジムにぜひ行きたい。週に2~3回はしないとムーブをすっかり忘れてしまうのです(汗)。

その6 山友達募集サイトで探す

っていうかそんなサイトあるのか?!って思って検索したらありました(汗) 

でも、これはなかなかおすすめしづらい。会ったことがない人と山に登るのは…なかなか大変なことです。リーダー不在(汗)

余談ですが、ミクシィでも山友達はデキると聞いています。私は不器用なのでまだ山友達、出来ません(汗)

山情報ドットコム


その7 山岳会に参加する

というか、山梨って山岳会あるの?みたいな感じ…。

活動そのものが公開されていないので、引っ越してやってきた人には、存在そのものが分かること自体があまりなさそうな? とりあえず、山梨在住3年目、登山歴3年目で見聞きして知っている分を紹介します。

でも、まぁ山梨に引っ越してきて、登山でもしようかしら?って時にいきなり山岳会に…ってことは限りなく少ないケースと思います。

とくにこれらの山岳会、勧誘と言うものは一切行っていないので…知人友人の紹介もないことが普通である、他県からの移住者だと”招かれざる客”的なことになってしまうかもしれません。

メープル  山梨のハイキングコースを執筆した会。年齢、高め?

白鳳会   本格的な山岳会? 30代もいると聞いたけど、なぜか東京の人に聞いた。

芦安ファンクラブ 南アルプスの山の会。登山道の整備ボランティアで知りました。

山梨県山岳連盟にリストがありました。http://yamanashigakuren.jpn.org/clubs/


その8 結局、一人で行く

なんだかんだ言って、これが一番おすすめです。

なぜなら、山小屋があるような有名山岳であれば一人で行っても安全。技術も一人で行くからには、詳細に調べていくので、身に着く! 登山と言っても、普通の旅と同じことですから。 
それに一人で行けば、行った山で仲間(知り合い)ができます。

その後、そうした出会いの人たちと登ればいいだけ! このやり方は自分が他県に行くときに案内してもらえるっていうメリットもあります。

というわけですが、単独行をおすすめしているわけではありませんので、誤解なきよう・・・大体混んでいる山では単独行自体が存在しないのですから(笑)

初夏の釈迦ヶ岳 すずらんとほうとう

■出発

朝4:00…昨夜夕食を食べていないから、朝はスッキリと目が覚めた…いつもこうだといいのだけれど…。遅い時間の夕食は、アーマ(未消化物)が溜まる。アーマが溜まると体が重い。で、もって、会社が少し配慮して夫を早く帰宅させてくれると、私は痩せることができると思うんだが…(笑)

とにかく早起きはできた。けれど、今から行こうとしているところには、ちょっと早すぎて、時間を持て余す。熱いコーヒーを淹れながら…(最近はエアロプレスだ)、ダウンドッグをして背中を伸ばし、アキレス腱を伸ばす。毎日同じことの繰り返し。

まずは白湯を2杯。そしてコーヒー。朝はこれだけ。ざっとメールをチェックする。

ザックの中には何にもまだ入っていない。今日は運悪く買い置きで持って行けるものがない。ので水筒にお湯を詰め、日帰り用の装備を入れても、ザックにはまだゆとりがあり…と思いながら、カメラは置き忘れて行ってしまった。バカだなぁ。

スマホがあるからいいや、とスマホを見ると、充電具合が心もとない。最近、自分の車にもシガーソケットから充電できるようにしたので(これはホント便利!)、充電しながらいくことにする。

ウエアはシンプルに登山ズボン、Tシャツ。以上終わり。この時期、これ以上要りそうにない。ストックは今から行く場所には要らなさそうだし、置いていくことにした。というわけで、この上なく身軽な装備で…車に乗る。

精進湖ラインへの道の途中には、コンビニの気の利いたのはないので…家のすぐそばのによってランチを買い足す。約800円。

明日の富士山がキャンセルになってしまったので、すごく残念だ。雪の富士山山頂を踏めるか、と思ったのに。何しろ私は、混雑した山が大嫌いなのだ。雪の時期くらいでないと、富士山なんて登れそうもない。しかし、雪の時期も残雪期の終わり以外は、滑落の危険があるし、なかなか難しい。でも連れて行ってくれる人は青空バックの山頂を見せたかった、と言ってくれ、気持ちをいただく…。富士山、来年こそ。というか、来年あたりは一人で行けてしまうんじゃないかって気がする…。

■ 釈迦ヶ岳

登山口へ。芦川というところ。ここの植生の具合がとても好きで、この村に住んでしまいたいくらいだ。
去年気に入って、登山口を偵察に来たので、大体道は知っている。

私が思うには、山登りという誰にでもできる活動で、ツアーに参加したい人の動機の半分は、アプローチの面倒くささ、にあるんじゃないかと思う。登山口までたどり着くのが大変ってワケ。実際、登山口までも一苦労で、分からないときはたどり着くまでに時間を大幅にロスしたりもするんである… これはツアー業界に追い風か向かい風か?と言うと、追い風だな。交通機関が整備されていないことが参加する動機になる。

しかし、この林道は、登山口だらけ。新道峠と言って、登山口から稜線上の縦走路まで50mくらいしかない登山口から、釈迦ヶ岳の登山口、スズラン峠の登山口、日向峠、などなど、林道沿いの登山口が一杯だ。というか林道がすごく高いところまできているのだ。その林道も細いので歩いてもそんなにいやな感じではない。誰にとっても、多彩なルートが組める。

この日はスズラン祭り開催日だから混んでいるかも、と心配しながら・・・だったけれど、それは全くの杞憂で、私はほとんど数番目の客と言う感じで、上の方に駐車できた。大駐車場はすずらん祭りの客向けに登山客は駐車できなくされていた。いじわるだなぁ。

ちょっとの林道歩きを経て、登山口からトレイルに入ると、もうそこは緑色の光のシャワーで、やっぱりどんな時も木の葉の下にたたずむということは、本当に気持ちが良いものだと思う。 

足元には最近萌え出たばかりの若い草が一杯。

山つつじがシーズンのようだった。ピンクのは終ってしまって、今は赤のつつじ。

創造主はクリエイティブだといつも思う。こんなにも多種多様のものを、葉っぱ一つについてだって作り出してしまう…人間であればすぐにアイディアが尽きてしまう。 クリエイティブであることは一つの神性なのでないか?

羽虫がおかしな動きをしている・・・と思ってみたら、ありんこが一生懸命、死骸を運んでいるところだった。 

こういうのをみると、あちらも頑張っているな、こちらも・・・という気持ちになる。生きているっていうのはそれだけで、えっちらほっちら&アタフタ、アタフタなのだ。

そう…今日は正直言って、大げさに言えば、今後の身の振り方(笑)を考えようと思ってきたのだ。でも、森の道は清々しく、今はこの森の中を味わうということしか考えられないなと、思索についてはあきらめる。

岩場 綱が渡してある
道は上り坂だ。久しぶりに歩いているので、歩き方がまた下手になっているのを感じる。しかし、傾斜については、急坂の登山道が平坦に見えるくらいだ(笑) 

最近ボルダリングジムで、傾斜がきついと言えば、オーバーハングしていることを言うので、基準が変わってしまったんだな(笑)。

これは朗報。壁でない限り、歩けそうと思ってしまう。こんな風にして、人は成長するのか、それとも山を舐めてはいけないと自戒すべきか?

登山口から一息で稜線に出、そこから最初のピークを目指す。釈迦ヶ岳。

日本の山は、連なる稜線上のひとつのピークに過ぎないので、そのひとつのピークをもってして、○○山登山と言ってしまうのは、ちょっと難があるといつも思う。だってそのピークはアップダウンを繰り返して隣のピークにつながっていて、そのピークから延びる尾根は常に連結されているので、一つのピークが支配する範囲が明瞭ではない。

だから英語でSumitという言い方はしないだろうと思う。Peaksと言う感じだと思う。たしかSFにはツインピークスがあった。あれは山とは認識されていなかった。あの山に行っても誰も登山とは認めないだろう・・・

だから、この釈迦ヶ岳も一つの釈迦が岳というピークを持って登山というのは…ちょっと認めがたいというか…だって登山口から70分…一時間少ししかないわけで。ちょっとしたネイチャートレイルと言う程度だ。

■ お地蔵様と富士山

というわけで、釈迦ヶ岳山頂には思いのほか早く着いた。目の前に富士山。

ヤマレコ経由でいただいた写真 南ア方面と私
今年はもう黒々としている。さらに南アルプスや八ヶ岳も、かすみつつも遠くに見える。

今日は友人が富士山にガイドしているはずだ。今年の、この時期の富士山登山はイマイチだろう。通常は青空をバックに白い富士山の写真が撮れるはずで、それはかなり周囲の人に自慢げに見せることができる写真になるはずなんだが、実はこの時期の富士山はラクラク登山なんである。

雪のある富士山に行く動機の半分は、自己顕示欲であると思う。登山には、この、人に自慢したいという思いが切り離せないことが多い。「スゴイね」と言われたいのだ。なんでなんだろう。登るのは自分の自己満足でしかないのに。登山はあまり生産的な活動ではない。内省的な活動ではあると思う。

私は一度も富士山に行ったことがなく、また夏の混雑で行列した富士山にも行きたいとも思えず、結局行っていない。 それに、富士山はタイヘンな山だと思っているために、富士山登山のベテランの知人が、「だいじょうぶだよ」と誘ってくれたのだけど、結局、私の富士山はお預けになり、今日のこの長めのトレイルウォークが代わりに出てきた。

そのことが示唆するのは、”私の山”は、人に自慢するための山ではなく、たぶん、自分が味わうための山、なんだろうと思う。

釈迦ヶ岳山頂には、お地蔵様が山頂にある。日本らしさ。

ただ二組先客がいて、片方はとてもうるさかったので、滞在時間は5分で切り上げる。

周回ルートで下っても良かったのだが、そうすると本当に歩く時間は、普段の歩荷散歩並みになってしまうので…ピストンすることにする。

釈迦ヶ岳は、御坂山塊の稜線の後ろにある山で、ピークと稜線を連結する尾根を歩いてみようと思ったのだ。 どんな道だろう?










途中に、ちょうど地図読みに手頃そうな小さな尾根を発見する。明らかすぎるくらい、素直な尾根。ちょっと偵察に降りてみたら、テープはない。踏み跡もない。地図をみたら、登ってきた登山道は、隣の尾根で、ちょうど同じくらいのサイズ感。尾根の終点も問題なさそう。たどり着くのは同じ林道。 これなら、私でも道なき道を行く勇気が出そうな(笑)?失敗したところで、どこに出るかと言うと、どうやっても登るか林道しかない。

今、降りてみようか? いやいや…それだと、この山行が早々に2時間ほどで終わってしまう。

でも、ふと考えてみれば、今週、懸垂下降のやり方の確認作業を先輩に頼んである。地図読みの最難関は、尾根を読んで降りるはいいが、尾根の終点というものが、大体において険しいことが多いこと。

念のためのロープワークというのは、ほとんどがこんなケースだ。 つまり、この尾根には、今度戻ってきた方が良いってわけだな。懸垂下降もやれるようになってから。 

樹林の色で植林区分が分かる山肌
それにしてもこの辺の山は林道で尾根が囲まれていて、どこを歩こうが、ちょっと行けば林道に出てしまう・・・ベテランには嫌われそうだが、初心者には読み間違ったところで林道なので、フェイルセーフって感じだ。たぶん植林が盛んで、どこからも山に入りたいんだろうな。


















■ 黒岳

地図読みを今日やるということは思い直し、黒岳へ足を向ける。黒岳のピークはまだ踏んでいない。去年秋に着たときに時間切れだったから。

と言っても、怪しげな道標のせいで用心したから、というのがその理由だった。私には、どう見てもあと登り30分もあれば、到着しそうな道に、1:10と書いてあったのだ。それで躊躇してしまったのだ。
このタイム表記がなければ、普通に歩いて行ってしまったと思う。

黒岳へは、緩やかだがステディな登りだった。ほとんど人と会わないのに、私の後ろで鈴の音がする。
熊鈴…実はキライ。だからか、とても気になる。私は持っているけど、先日会った国立公園のレンジャーが、熊鈴なんていらないと言っていたのをこれ幸いと使うのはやめてしまった。熊が怖かったら笛を吹いたり、手をたたいたり、おしゃべりしたりして、熊にこちらの存在を知らせればいいのだ。

気になる…と思い、新緑の中を舐めるようにゆっくり歩いていたのに、今度は急いでみる…あっという間に黒岳山頂だった。途中、村への分岐があった。

この辺の山は稜線に乗ると左右で全く違う景色が見える。日本が西洋的な思想を取り入れる前の、まだ藩だったような時代、山が人間の住む集落を分断する境界線の役をしていた、というのは、まったく自然なことだと思える。

それにこういうアップダウンがいくつも続く道を歩いていると、全然登っているっていう気分にはならない。

気分は散策って感じだ。どこか目的地がはっきりしている所を目指しているっていう感じではなく、気ままにうろついているっていう感じ。だから全然疲れない。

黒岳で10:30。

さてどうしようか。 ランチまでまだ間がある。ふと思いついて、御坂の天下茶屋でほうとうを食べて帰ることにする。

あそこのほうとうは、でっかいすき焼き鍋に入っていて、一見食べきれないくらい。

黒岳と御坂の間の道は、8割歩いたことがあり、まぁ2時間くらいだったような気がする。ちょうどお昼に着く予定になる。

黒岳山頂は、写真を撮ったり、おにぎりを食べたり、の人であまり長居したい感じではない。はぁ~と言って、どっかと腰を下ろした御仁がいたけれど…この道はどうみても、山”登り”じゃない。

御坂の縦走路は、よく踏まれていて、間違えようのないほど、きれいなトレイルになっている。人が踏んで作った道が、日本中の山に、良く知られたトレイル以外にも無数にある。それらの踏み跡を、もし地図にしたら、もうどこにも空白がないんじゃないかってくらい、目の詰まった網になると思う。

次のピークでも、中高年のカップルやグループで賑わっている… みんな山登り=山頂で写真、おにぎり、と思い込んでいるから、そこで写真を撮りましょうか、なんて言われてしまう… 
アップダウンが100mくらいしかない数珠つながりの(つまりたくさんある)、ピークのうちの単なる1ピークで… なんだかなぁ。

思うに、御坂山塊を一つの山にすべきなんだな。そうでないと、日本の山々は、ただでさえ規模が小さいので、一つの山として完結する単位が、超ミニになってしまう…。

海外だったら、単なるネイチャートレイルっていうところを、○○登山にしてしまってはいけないと思う…これもツアー業界とかの陰謀なのだろうか?それとも?

というようなことを考えつつ、予想どうり2時間弱で、御坂の天下茶屋に到着。

旧御坂トンネルの前には、多くの車やバイク、自転車の人がいっぱいだった。



■ 天か茶屋

ランチタイムに当たって混んでいる時間だったので、おばちゃんに「奥の席に居ます」と声をかけておく。おばちゃんは忙しそうで、テーブルの上の食べ終わった食器類はまだ片付いていない…てんやわや、という感じ。

なのに、整ったサービスに慣れた人たちは、ただ憮然とした表情で、座ってしまう。一組のご夫婦が来て、片付いていないテーブルに座ったけれど、おばちゃんに気付かれないまま放置されているので、奥さんのほうは、顔がだんだん怒ってきているようだった。私のテーブルにくるついでに、おばちゃんが気付くかしらと、見ていたら、ご主人の方と目があったので、微笑みかけたら、登山をする人だったようで、釈迦ヶ岳からだというと、褒めてくれた。と言っても、そんなすごい距離には感じなかったけどな…まだ帰りがあるけど…。

ほうとうをもらう。おばちゃんは気さくな人で、登山者の方に他の観光客より好感を持っているようだった。

ほうとうは相変わらず量が多く、野菜がたっぷりで、これならヴィーガン(厳格な菜食)ではないかと思う。キャベツ、白菜、人参、カボチャ、じゃがいも、薄揚げ、セリ。七味を利かせるとおいしい。 

本当はコーヒーも、もらいたかったけれど…実は財布の中には数千円しかなく、帰りに何かあると困るので、辞めておいた。コンビニが余計だったんだな。

とはいってもコンビニで買ったおにぎりは、一つ消費済み。普段、朝食べないので、登山口でおにぎりを一つ食べた。

以前、雪山でシャリバテして以来、登山前には、何かを口にすることにしている。

13時ごろ、店を出る…頃、というのは、分からないんだな(笑)。

スマホの電源が途中で切れてしまったのだ。これだから、ハイテク電子機器には、ローテクのバックアップが必要だと思う。



午後は、素直に黒岳へピストンで帰り、途中すれ違ったのは3人だけだった。

最近の山ブームで来た人は、なんだかファッションで、その旨分かる…CWXのタイツ…これって、これを着ているだけで、”新参者”、”ビギナー”、そんなメッセージを発する最強なアイテム…(笑)。
山のファッションにも、色々なメッセージが込められているなぁ…。 

今日は歩きなれていそうな人は、一人しか見かけなかった。ごくありふれた格好に、ザックを背負っている、痩せたおじさん。もうおじいさんになりかけかもしれない…ベテランさんだろう、と分かるのは、ノーブランドのザックが古く、使い込まれて、派手なカラーが打ち消されて、薄汚れた感じになっていたから。山ではこういう道具はかっこいいのだ。

■午後

午後の黒岳までの登りは、ちょうどよいトレーニングって感じだった。できるだけ足を小さく置くように
心がける…背中の荷物はとても軽い。

歩荷で重いものを持たないと、足を小幅に出す感覚は身につかない、というのが、講師の持論だったけれど・・・そうなのだろうか?歩き方は、自分と同じ体重まで担げば、自然と身に着くこと、なのだそうだ・・・。

そうだとしても、教える側の人間は、軽い荷物であっても効率的に足を運べるように教えるべきで、教えることを辞めるべきでないと思う・・・そうでなければ、講師という職業はいらない。講師の代わりに重い荷物があればいいことになってしまう。自らの存在意義を否定するような発言を、人はしてしまうものなんだな。

水が切れそうで、お湯しかなく、お湯を飲む。甘いものが食べたくなり、コンビニで買ったフロランティンをかじる。

フロランティンは、訳すと、”聖フローレンスのクッキー”。クッキー生地にアーモンドのキャラメリゼを掛けた、西洋では伝統的なクッキーなんだけど、私はアーモンドはスライス派。キャラメルで固める、ということは、原理的には日本のおこしと同じ訳なんだが、なぜかおこしはダサく、古臭く、それにそんなにおいしくない。おこしなんて欧米のグラノーラバーとほぼ同じなのに。”聖フローレンスのクッキー”、なんて、名前だって宗教くさい。でも、日本語という文化的境界線?ハンデ?のおかげで、誰もそれに気付かない(笑)。

今日の山は、春の日差しと風が心地よかったのに、午後には風は止んでしまった。日差しはもうなく、うっすら曇りだ。午後の山は午前の山と比べ、神々しさに欠ける。なぜだろう?

髪の毛を、今年は伸ばそうか、どうしようか、と思う。暑い時期は蒸れるのだ。髪はまとめてしまうと蒸れるし、ショートにすると帽子で型崩れしてしまう。

縦走路には、ところどころ立派なブナの木がある・・・すごく立派だ。小さなアップダウンが続く。飽きない道。

写真を撮りたいがスマホのバッテリーが切れそうなので、いちいち主電源を落として節約しつつ写真をとる。

順調にスズラン峠まで歩き、そこから山肌を下って、すずらん群生地へ。

この下りの道は、ガイドブックでは、モデルコースにはなっておらず、色も地味な色で表示してあり、あたかもおススメではない道のようだったが、行ってみると、水場の一か所でちょっと切れている以外は、よく踏まれ整備され、木の根が露出したり、岩だったりで歩きづらい縦走路より、むしろデコボコがないくらいだった。とてもおすすめ。

この水場は、この辺の山では貴重な水場だけど・・・本当にちょっとしか取水できるところがなかった。この沢の水は安全かどうか・・・と思いつつも帰宅して名水コーヒーにしてしまうんだな(笑)。

すずらん群生地に着くと、まだ大勢の人がいた。スズランは去年別の山で見たので、そちらのほうが
自然だった。けれど、どうして、ここに根付くことにしたのかな、すずらん…。


ブースで最後の集客に励むおばちゃんから、煮卵を一つもらう。おばちゃんは、ほうれんそうを売りたがっていたけど、実は家に一杯野菜が…

ひとしきり、おばちゃんと話し、車に戻ったら17時過ぎ…すずらん祭りは、もうすっかり仕舞支度完了。結局、混雑した様子は良くわからないで、ぐるりと歩いて帰ってきてしまった。

途中で、芦川の道の駅によると、バス待ちの登山者の女性がいた。バスはタイヘンだ。横浜からだそうだった。甲府駅まで送ってあげ、自宅に到着が18時過ぎ。

■人生と成功

帰ったら、長い長い英語のメールが来ていた…世界はEメールで確実に狭くなっている。もう20年以上前からアメリカは隣だ。疲れに鞭打ちつつ…励ましのメールを書く…

人生の成功者とそうでないものを分ける境界線と言うのは、何なのだろう?

でも、結局のところ、成功者の人生にだって、自分だったら受け入れられない、何かが犠牲にされているはずで…その人が背負ってきた苦渋や苦難は、外からはうかがい知ることができない。

多くの人は、私が何の苦労も知らず育った人間だと思うだろう。人は相手が背負っているものを正確に知ることはできないから、その人について、外からうかがえる情報だけで、その人を判断してはいけないのだ…。

私は自信にあふれ、いつも前向きに見えるらしい。その自信にあふれるようになった経緯に、どんなつらさがあるのか、同じ自信にあふれる人たちだけが理解してくれる。

それに…実際、成功者の人生と、自分の人生を取り換えたいと思うだろうか?いや思わないだろう…誰だって腹の底では、知っているのだ。自分の人生が自分に一番心地よいと。いや、正確に表現すると、自分に心地よい人生を自分で作ってきたのだ。

なのに、青く見える田を羨まむ… 家族や経歴の少なさや若さ、容姿、運、その他、成功者が持っていて、自分が持っていないものが、自分の足を引っ張っていると考えるのだ…でも実際、それらはすべて自分が選んできたものであるにも関わらず・・・

過去に選んできた選択肢の結果をこうむる、ということについては、たぶん人は本当に平等にできている。人はカルマにおいて平等… この言葉の意味は、成果があるところには、成果に結びつくことが当然とならざるを得ない選択があり、成果に結びつかないところには成果を望んでいない選択がある、ということ。

一般に、人は成功するという選択肢を選ぶわけではない。成功しない選択を選ぶ。それはそのほうが慣れていて心地よいからだ。人は冒険を嫌う。人生においてはリスクはもっとも嫌われる。

登山とは、あえて不快で不便な状況に自分を追い込み、自分の快適ゾーンを広げていく活動だ。

なのに、人は人生ではそうはしない。楽なほうを選ぶし、成功しない選択肢を選ぶ。もっと始末が悪いのは選んでいることを自覚していないことだ。

でも、山から人生を学ばなかったら一体何から学ぶのだろう?

落ちるかもしれないリスクを最小にしていくのが山なのに、成功しないリスクを小さくすることは学べないのだ…。

バッテリーが途中で切れたため、途中までしかありません。カシミールで計ったら大体17km。 

今回のヤマレコ。