■ 称名滝~大日岳~室堂
お客さんに、かなりこの道の安全度を聞かれました。
みなさん、急だというので不安みたいですね。
不安な場合、急な登山道は登りに使うほうが安全です。
下りに使う場合は、身長に後ろ向き降り、をしてくださいね。
■ 体力度が高い → 1泊にする
仮に称名滝から、大日小屋まで一日とすれば、標高差2000近くを一気に一日で上がることになるので、体力度は高いです。
富山のグレーディングシステムは、長野と同じようですが、前提にしているザックの重さが、違います。
長野=テント泊装備 35歳 10㎏
富山=小屋迫装備 40~50歳 5㎏
つまり、同じ道でも、富山の感覚では、メッツが一つ易くなってしまいます。ザックを皆が背負わないからですね。小屋泊前提の5kgのザックでは、空荷と同じです。
今回私は体重の33%の15~16kgを背負っていたので、しんどかった。
称名滝~大日岳を登りに使った場合、、絶対、初心者ルートちゃうよなぁ(笑)。
なんせ標高差が、登山口から大日平小屋までで736m、大日平小屋から大日小屋までで、756mあります。里山一個分ですよね。
なので、ご高齢の方は、標高差150m/時間なので、それぞれ4時間かかります。
一日8時間の歩きは、年寄り半日仕事を考えると、しんどすぎると思うので、大日平小屋に1泊、大日小屋1泊とすると、のんびりハイキングのペースで歩けると思います。
若い人でも、4時間で上がるのは、大変なので、早出で、称名滝あたりにビバークして早朝出発にするとよいと思います。
体力度は、10段階スケールの6。
技術度は、A~Eの5段階スケールの B、Cです。
技術度はそうでもないけど、体力が必要な道、ってわけですね。
高齢になると、計画の工夫で、体力度を下げるのが大事になります。
■ 年寄り半日仕事
あの三浦さんでも年寄り半日仕事なのですから、女性はもっと、ですよね。
■ 逆ルートで下りにすると?
室堂から入ると、入山時の高標高が課題になります。
<室堂から入山する場合の注意事項>
・ 室堂は、交通機関で容易にアクセスできますが、標高2,450mの高山帯に位置します。
・ 充分な高度順化をしないまま登山を開始することは、高山病や脱水症状などの原因となります。
・ 高山帯である室堂から出発する各登山ルートは、体力度の数値以上に、体に負担がかかります。
https://www.pref.toyama.jp/documents/8174/01399295.pdf より引用
登山者が動かした石
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