Saturday, August 11, 2018

小川山で墜落事故

昨日ヘリが3往復しているのを見ました。父岩なら、初めての小川山での定番、小川山物語かなぁ。

一般的にフリークライミングの岩場では、中間支点もアンカーもしっかりしているので、ビレイがきちんとしていれば、フォールしてもキャッチしてもらえ、大怪我には、ならないはずです。

私は、登山から入ってクライミングしていますが、外岩にデビューする前に、ビレイ技術の習得が必要だと考え、そのためだけに人工壁に通いました。人工壁でのリード練習に通ってビレイを習得する時間は、週2で半年、週1で一年程度だと言われています。

それを設けず、山に行くのと同じ感覚でフリークライミングの岩場に出かけてしまう人が多いように感じています。

特に山から入った人は、ビレイなんて先輩は落ちないからロープを持っているだけでいい、と、ビレイ習得への意欲が低く、ビレイ=技術だと認識する以前に、五級AIで表現される山の岩場と同じ感覚で、デシマルグレードのフリークライミングへ進んでしまっている印象が強いです。

インドア壁にちゃんと通わないとビレイは習得できないのです。それはインドア壁での強固な支点がないと、気軽な墜落は許されないからです。

小川山へ行く人は、ビレイ習得ずみを第一条件にフリークライミングへ進んでほしいものです。

世間の傾向として、クライミング力への注力、賛辞は大きいですが、守りの技術であるビレイ習得に関する情報や強調がほとんどなく、事故が多いのは、そうした社会の在り方の反映でしかないと思います。

※後日、これは、すっぽ抜け事故ではないかと思われる情報がありました。

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