Monday, April 9, 2012

ツルネ東稜 DAY1

今日(4/7)は、昨日の早起きの惰性?で、とっても早く目が覚めました。

うーん、ハムストリングスが痛い。 ハムス、使ったんですね。夫は腕が痛いのだそうです。腕か~。必死でピッケル振り下ろしたんでしょうか(笑)

やっぱりたまにはこれくらいの疲労しないと、山で筋肉は鍛えられないかもしれませんねえ。
普段、のんびりした山しかしていないので・・・今日はなんだか久しぶりに体を使った気がします。
夫は、「あんなところ良く自分でも登ったなーって思う」そうです!

というわけで 今日は朝の散歩をパスして、昨日の山レポから・・・

 ツルネ東稜~権現経由~川俣尾根 出合小屋泊1泊2日の旅 です☆

今回の参加者はザイルが必要な山だと言うことでガイドレシオの関係もあり3人。山梨の地元ガイド
三上浩文ガイド、私たち夫婦&60代の山ベテラン女性。 総勢4人と理想的。
(4人なら誰かが故障しても一人がついて二人が救援要請に向かえ、ベストな人数だな~と日ごろ思っています(笑))

■ 出合小屋まで(川俣林道)

川俣林道をぽくぽく2時間少し行くと自然と出合小屋に着きます。道は明瞭で心配なしです。




 途中林道入り口付近の壁に古いハーケンが。

通りがかったトラックのおじさんが乗せてくれた♪ ありがとうございました。 

私が可愛いから乗せてくれたのかな~。いや荷物がやたら重そうな隊長がいたからでしょう・・・(笑)

隊長はなんと生の豆腐とか生うどんとかまで持ってきており・・・20数キロあるそうでした。

三上隊長:「背負ってみる?」→ 私:「絶対ヤダ!」→ 隊長: 「・・・。」(残念そう・・・笑) 

だって 山に登る前にギックリ腰~、なんて洒落になりません(汗)。本番は明日ですって。
やっぱり昨今の都会人はやわですから~ 野山を駆け巡って育った人の基準よりもっと弱いんですよ~。私なんて子供の頃本ばかり読んでた子ですよ?夫は帰宅部だし(笑)

 無残に樹皮を食べられている・・・

 真新しい堰堤。

 途中このような氷柱もあります。これくらいだと登れるのだそうです(驚!)

 ハシゴは2箇所あります。

 最後の堰堤。

を越えると・・・こんな。一週間前に踏まれているはずですが、トレースは先日の爆弾低気圧通過時の積雪(黒百合平で30cm)で、こんな感じに新雪にカバーされています。

 渡渉3回。どれも難なく・・・

沢はこんな感じ。

普通にポクポク歩くと小屋につきます。 

 夫の荷物は15kg… 例のふんりゅうの治療はなんとか間に合いました。

 出会小屋。 今回はどんな出会いがあるのでしょうか(笑)?

 おしっこ途中のカモシカ君に出会いました・・・おじいさん??

出合小屋までは意外に長く感じます。 しかし問題となるような箇所はなし。

 小屋には薪ストーブがあります。 寝具も。 コタツ!も。 

屋外に青いトタンの小さな三角屋根のトイレもあり(便器つき)・・・ 女性にも安心(?)ドアは古い毛布です。

この日は他にパーティはなく貸切状態でした。

■ 取り付き偵察 & 小屋の暮らし

ザックをおろしたら偵察~♪ ルンルンと出かける私たちに、隊長「え?ほんとに行くの・・・」と
一人で寂しそう・・・(笑)

ええ~どこから登るのかしら~ な私たち3人は取付を偵察へ。途中にも渡渉が1回ありました。

 出かけます。

 トレースは先週から入っていないようで薄い。分かるけど。ちゃんと標識が。

 谷の日暮れは早い。 

帰りは薪ストーブのために枯れ枝を集めながら戻ります。

帰ってくると雪の中に指して冷えたビールがお出迎えでした!ビール一人2缶!! 担いできたの~!!と驚き。 昔から山やっている人はなんて力持ちなんでしょう!

この日はタンタン麺の晩御飯でした。なんと生麺。生豆腐。そしてなんと白菜の漬物。

わたしなんて韓国のりとか、ドライサラミとかなのに~。 いや~すごい。

充実した晩御飯を済ませ、ちょっと飲んで就寝。 私は寒さ対策(カイロ、ダウンの上下
していったので、意外にもそんなに寒さを感じずに済みました。若井さんありがとうね~!!

つま先用カイロ、ホッカイロ一個を腰に張ったらポカポカ。小屋にあった毛布を上に掛けました。 室内は-7~-8℃くらいでしょうか。明け方はもっと冷えていたかもしれません。

途中一度トイレに出たのですが、お月様が明るくてヘッドライトは要らないほどでした。

山では寝れない私ですが、この日は熟睡はもちろんしていないのですが、比較的よく休めたかも。避難小屋なのに・・・意外です。
隊長はバタンキュー。横になった瞬間にいびきをかいていてビックリ。早っ!夫は少し寒かったといっていましたが、いつもの通りのいびきが聞こえたから寝ていたかも。
ご一緒した60代の山ベテラン女性はやっぱり寝ていないといっていましたが私がトイレに出たのに気がつかなかったといっていたのでやっぱり少しは寝たのかも?

ということでみんなで仲良くしっかり睡眠も取れたようです。

しっかし、薪ストーブはあったかいのですが、煙が凄くて人間スモーク、になってしまいますので・・・帽子一時も取らず。

朝起きたらシュラフ(夏用、モンベルのスパイラルバロウNo3)は結露でしっとりしていました・・・人間、心の用意さえあればなんとかなるもんですね。

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ツルネ東稜から帰ってきました

三上浩文ガイドのHP

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