Saturday, November 20, 2010

投資に見合う登山出費とは?


登山ショップは高い!大体、私達は時間限定、晴れの日限定の軽登山。高いウエアは必要ない。
高額な理由を調べてみると、軽さ&パッカブルさだ。よって、日帰りや一泊程度で荷物の少ない初心者登山には多分必要ない。買って良かった!っていう製品はあるのだがそれを分けるポイントは普段にも使えるかどうかかもしれない・・・。オススメできるのはアンダーウエアくらいだ。

【独断と偏見の”高いけど買ってよかった”山用品ランキング】

1位☆ パタゴニアの下着 3000円  W's Active Hipster系列
この化繊の下着は蒸れない。けど、モンベルのはちっとも乙女でない。パタゴニア製はかわいい。
でパタゴニアの勝ち!キャミともセットにできる。

私はXSなのに店頭で見てSが良さそうと買ったら洗濯するうちに伸びてきた。サイズは小さめが
いいみたい。最近セールで買い足した。一般のスポーツメーカーの同じようなアンダーよりサラッとした
肌触り。”水を良く吸うタオル”を薄くしたような感じ。

寒くても暑くても、歩いているとお尻は汗をかく。蒸れてくるとなんだか気になるし、匂いを
発しているようなキモチになる・・・このアンダーは本当に蒸れない。普段のエクササイズにもGood!

2位☆ TheNorthFaceのタイツ(ズボン下、パッチ) 5500円
これも化繊らしいがパッと見、綿。日ごろ使用中のバレエ用のオーバータイツより暖かい。サポート力はない。
すごく暖かいので普段のズボン下用に洗い買えで2枚目を買ってしまった。ただ毛玉はできる。

3位☆ モンベルのウールアンダー 5100円
これはあったかい!暖かすぎてYシャツ1枚+これ、で冬の街も歩けそう。ウールは防臭効果が高いようだ。
冬中、愛用すること間違いなしのババシャツ。もしかして行動中は暖かすぎるのではないかという懸念さえある。

4位 ザック 

登山にしか使わないにもかかわらず、威力を実感するのはザック。

ずっと手持ちの街用ザックにチェストベルト代わりにバンダナを縛って横揺れを抑えて使っていた。
最近ミレーのをアウトレットで買った。Sサイズ、30Lで日帰りから一泊用。腰ベルトの威力を実感。
これだけは早く買えばよかったな!って思う。ザックカバーがついて13000円だった。

背中にサイズがあうのが大切で、小さい登山ショップだと選択肢が小さくて買いにくい。
日帰りには大きく感じる・・・けど大は小を兼ねる。空でもいいじゃない。
体にあっているので少々重くても重さを感じない。

5位 軽アイゼン 7000円
なくても私達が行くようなところは、いけそうだけど・・・あれば、もっと行動的になるって意味で
買ってよかった。 

6位 エバーウォームのTシャツ
冬用にエバーウォームのトップスはとても暖かい。登山ウエアではなくて、ソニプラで売ってる。
ただコレも毛玉ができるので長くもって3年。


【”うーん”な登山用品】

1位 登山用パンツ 夏用&春秋用
カジュアルなものはジーンズしか持っていないので化繊のパンツが入るといわれ・・・1万円以上。
夏用のは短パンにもなる、ダボッとしたデザイン。冬用はカーキのカーゴパンツ。でもイマイチ、
ありがたみを感じず・・・ Northなのでまぁ最悪、夫が普段に履けるけど・・・。

2位 帽子  
夏の山用のつば広のもの。汗を放散するらしいけど、蒸れは出る。日に焼けるものは焼ける。帽子に
期待できる機能性効果は少ないかも。普段の製品との差は大きくはなさそう。
これは似合うデザイン重視がいいのかもしれない。 そもそもウエアにフードがついていれば
冬はそれで間に合うのかもしれない。


【優れもの小物 日用品転用】
1.ネックウォーマー
昔から持っていたパタゴニア製品。洗濯に強いらしく、ユニクロより優秀。頭に被ったら、耳も
覆えてGood。 毛糸のマフラーは巻くのが面倒そうだった。

2.タオルマフラー
暑い時期はコレを首に巻いて、手もふけるし、帽子代わりに頭に巻いたら暖かかった。
温泉でもらうような薄手のタオルでも同じ機能を発揮しそうな気がするが、温泉タオルだとカラーがカラーで
印刷が印刷だけにオシャレさには欠け、農作業中のようになってしまう。首に巻ける長さと薄さがある
タオルなら何でもよさそう。

3. ラバーサンダル Crocs
これは夏のビーチ用に宮古島で買ったのだけど、砂浜の灼熱の熱も伝えないし、冬は路面の冷たさも
伝えない。サンダルなので、さっと履けて、登山靴を脱いで車で移動している間や帰りの立ち寄り湯にGood。 
サンダルのくせに滑りにくいので、ちょっとした散策程度ならハイヒールやコンバースみたいな
ローテクスニーカーよりうん歩ける。分厚い靴下OKなゆったりサイズなのもいい。

4.傘
コンビニの透明傘は景色が見えてレジャーにGood。折り畳み傘は軽量じゃなくても問題なし。
ちょっと小雨程度なら帽子か、ウエアのフードを被ればいい。

5.ウールのレッグウォーマー
なんにしろウールは暖かい。バレエで使っていたがバレエ用でさえなく、300円程度だが十分暖かい。

【これはいらんわーってな山製品】

1.熊鈴  初心者が登る山は人だらけ(笑)熊より人よけがほしい

2.ショートスパッツ 夏用のスパッツって何のため?

3. 靴下
サポート付のがセールで1000円だったので買ってみた。良さ?イマヒトツ実感できず。
2枚重ねはダメ説とOK説とあり、実感できるほどの長時間を歩いていないのかもしれない。
6時間程度の歩行ではなんでもOKなのかも?つま先が凍るような雪山に行かないと
威力は分からない。むしろ、靴ずれ防止のために厚めを履く、ということなら100円ショップの
なら安い上に安いだけに化繊だ。手袋と共に、どうも通な世界では色々あるようだが一般登山者が実感できるエリアではなさそう。

4.耳あて   ヘッドホン型は斜面で転がる。おむすびころりん・・・とカンタンに転がり落ちる製品はNG。


【すっごくいいわけでもないけど、あっても困らないもの】
1.サーモス
サーモスはコップがついているヤツにしないと、熱々のお湯なんかをいれてしまったら口をつけて
飲むと火傷するくらい熱い。でも、熱々のお湯をいれておけば山頂でカップラーメンもできる。

冷たい水は山で手に入ることが多い。この用途には使用済みペットボトルのほうが軽いし、
いつでも手に入る。

2. ゴアテックスのロングスパッツ 3980円
これで雪山に入っているのだけれど、いつもトレースがあって、足がズボッといって雪が入るOr
濡れるようなところは歩いていないので、実用より、山ファッションの一環のような気がイマひとつしてしまう・・・ 
値段の価値があったのか不明。 

3. コンパス 持っていても見ることはない。登山道以外を歩く、とかないし・・・分岐で間違えるって
コンパスじゃなくて見るなら地図。

【保険=使用しない品(未使用のため性能判別不能・・・)】

1.ヘッドランプ  夜は登山しないことにしている&早出早帰のため。洞窟でも入れば要るか・・・。
これを使うために星空観察会など行きたいくらい。

2.雨具     ゴアテックスレインウエアは高かった。晴天専門登山のため未使用・・・(^^;)
使わないこと前提で少雨決行はナシならば、ホームセンターのでいいかも。
さすがに100円ショップのペラペラのポンチョは用を成さないと思う。
そういえば、高校の頃、雨の日も合羽を着て登校していた。ああいう合羽で十分そう。

3.ツエルト  まぁ念のためですから・・・仕方ない出費。あらかじめ使い方を知っておくことのほうが大事。


【値段の価値があったかは不明だが、役立っているモノ】

1位 軽登山靴 約2.5万円
価格の価値が分かるほど他のを履いていないので比較不可能。だけど無いと山にいけない。

2位 ストック 3980円
最初は要らないかと思ったが、ストックは下山で助かるんだな。子供の頃は体が軽かったなぁ・・・
いらなくなったらおばあちゃんにあげよう。

3位 小さく丸まるダウンウエア 1万円
スタッフバッグにいれて丸めると小さくなる。これは寒い冬のオーストラリアで普段に役立った。
けど、まだ1年もたたないのに中のダウンが出てきてアウターに付着するんだけど・・・ユニクロのほうが
もしかして優秀?

【憧れ代(笑)】
1.ガスバーナー
なんとなくあこがれて買いました・・・これで湯を沸かしてカップヌードルを食べるとおいしいかな?
と思いましたが、おいしさは調理のシチュエーションより、疲労度が決めるらしい。
活躍の場を広げたいものです。

【100円ショップ活用】
1.レジャーシート  お弁当を食べるときに
2.ほうろうのコップ 沢水を飲むときに
3.バンダナ     荷物に縛って目印に 使う前に洗う。すごく色落ちするので他のと一緒に洗わない。
4.フリースのひざ掛け  小さく丸まるのも◎
5.登山靴いれのバッグ 車での持ち歩きに
6.行動食   飴ちゃんとかチョコとか・・・
7.ほっかいろ 登山口で使い始めないと山頂で暖かくないかも

【ホームセンター活用】
1.手袋  なんかあったかそうなんです
2.軍手  何枚もほしいし

【番外】
1.日焼け止め  冬でもすごく焼ける。普段のお化粧品を夫にも塗っちゃう。
2.リップ      イマドキのはどれも日焼け止め入り。唇も焼ける
3.サングラス  運転でも西日がまぶしかったり・・・目の保護、少々なら無くてもいいけどあると快適。
4.布マスク  風邪ひきさん用のマスクでもしてると暖かい。バラクラバって犯罪者みたいだし。



■ 考察(笑)

こうしてみると、アンダーウエアは投資の甲斐がある。けれど、イマヒトツなのは、周辺グッズ。

一方で登山ショップというものは、多分メインの収入の柱はウエアにありそうでアンダーなど
必需品にはあまり利益はでなそう・・・ そこのところが登山ウエアがファッション性に流れざるを
得ない理由ですね。だって物欲をくすぐらなければ、利益が出ない。

ファッション性で物欲を喚起しつつ、でも機能性という足かせがあるため大量安売りもできない。

ゴアテックスのまじめな山ジャケットでこれさえもっていれば後はもう買わなくていいっていう正統派
ハードシェルは、ノースフェイスのでもどこのでも、品切れなのだそうです。

小さいショップだとハードシェルそのものを売っていなかったりします。結局、フリースやダウン、
その下の中間着を機能性を売りにいかに高く売るか、ってことになってしまう。 

でもこの辺の製品群が一番良さを実感しにくい。特に人口が一番多い軽登山の人には違いなんて
実感できないですよ。行かないですもん、マイナス15度のところ。

逆に正統派アルピニストはデザイン度外視で機能性のいいのを定価で買っているでしょうし・・・。
オシャレな森君や三歩さんって考えにくいなぁ。退職後の高齢者の登山組みは、ホグロフスとかマーモットとか、
買わなさそうだし。オシャレ代を出してくれる年齢層となると、登山人口より、スキーやスノボ人口のほうが
まだ多そう。

というわけでオシャレな登山ウエアは当分いらなそうだ。

■ 何から買うか

今思えば、一番最初に、高価な登山靴を買うのは正解にしても、ゴアテックスのレインウエアを買う
お金でザックを買うべきだった。 そもそも晴天時を狙っていく&曇ったら即下山、の山行きでは、
レインウエアは使用頻度がものすごく低い。 しかし、ザックなら毎回使う。

山は少しずつ揃えるほうが納得性の高い買い物ができると思う。多分登山ショップは、
”危険”を過剰解釈しすぎていると思う。というのもそのほうが高額商品が売れるからだ。

お金をかけて揃え始めるなら・・・

①軽登山靴 防水
②ザック   体にあったもの
③雨に降られてゴアの良さがほしくなるほど山に習熟するまで雨具はホームセンターのもの
④同じく夜間歩かないのであれば、HCのヘッドライト、あるいは懐中電灯(電池注意!)
④速乾性下着
⑤保温性下着
⑥ツエルト

レインとヘッドランプは節約項目です。ツエルトではなくレスキューシートなら500円くらいからあるし。
外せない出費でありますが、高額なものを買う必要はなさそう。お金をかけても安全は買えません。

あとは多分、ユニクロではダメだなってうすうす感じるようになったころあいで、ユニクロフリース(orダウン)
から、ステップアップするほうがいいような・・・。
後は冬山に登り始めたら冬に汚れてもいいアウターを持っていなければ山ジャケを追加ですが
経験が少ないと選ぶのに一苦労。中綿入りは暑すぎるのが要注意です。高い買い物ですよね、ハードシェルは・・・自分で選べるように色々なところにまずは出かけるほうが確実ですよね~

参考サイト
http://www.geocities.jp/mae_miyazaki/tozan/tozan_nyumonn/soubi/arekore.htm
http://www.geocities.jp/chonai_yama/item/outer5.html

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