Sunday, May 24, 2020

立木の根と山体崩落の歴史まとめ

より まとめ。

1)戦前 根の深さ

根系は土壌の上下両層,基岩 と土壌を連結 し,深根性は地中深く根を張 り
・アカマツは深根性でナラ類は根張り広 く,
・前生樹の伐根腐朽 に よる崩壊の発生,
長野県下の深根性 ケヤキの地すべ りの防止例
・ま た,ササのブロックの深根性樹根による地盤への結び付け,
マ ツ林下の雑木の根系 発達の悪 さ
大隅半島花闇岩地帯は天然林でも根が基岩中に伸びない,

など、深根の必要性があげ られた。 

 ケヤキ、笹、赤松=強い
 腐った根、松、大隅半島の花崗岩=弱い

2)戦後の1940年 代後半 ネットカバーの時代

・ス ギの浅根性 と
・草根による小土塊を樹根が大土 塊に結合す る

山全体の nct covcrの 有効性,net中 断に よる崩壊防止作用の 弱化,がいわれた。

3) 1950年代 ネットワーク

根系の net workが 注 目され出 し,

赤城山で,広葉樹は根系の発達が よく,netの 疎 または中断に よる崩 壊促進,集塊岩 火山岩屑地域のアカマツ同齢林地や草地の根系板状層の離 層
・阿蘇山で,下の火山灰層・基岩に達 した樹根の切断 と到達 しない草根 のすべ りと,根の混入多い林地は,草地・裸地 より,土壌の亀裂に対す る抵 抗大で
・門 司では,10年生以下の幼齢再造林地の前生樹未腐朽伐根の役立 ち
タケの根の垂直方向より水平方向の伸びで,崩壊 より表面侵食防止に有効 であ った。
・和歌 山県下 で,nctの 中断 され ない天然林 の抵抗性 と浅 根 の シュロの危険性、林地 の根網層 の土害防止 で異常浸透 に よる 崩壊 が起 こらず
・福岡県下で,強大 な根系 のない草生地 の弱 さと伐根未腐 朽 の伐跡地 の抵抗 力残存,
・伊豆でス ギ40~ 50年生 て も浅根 て深 い崩壊 に 無関 係であり
・愛知県下で,7年前の伐根の大部分が生存す る萌芽低林は, 直下 の ヒノキ幼齢林よ り,r00t channcl少 な く,太 い根 も残存 し,崩 壊 の少 ない こと

,な どが解 明 され た。 

■ 1960年代

島根 県風化花 満岩地帯で,アカマツの垂下根 は,10年生以上で は,風化表 層土 よ り深 く伸 び,基岩 に達 した

■ 1970年 代 =根量

には根量 も追求 され ,

・六 甲山で,深 さ40 cm以 下 の根量少 ないほ ど崩壊 多 く,根 系分布量 と関係のあ る幼齢林面積率 で崩壊面積率が推定 で き る32)と ぃゎれ た。 
・四万十 川流域 で, スギ ヒノキは伐採 後 7年 で全部 の伐根 が腐 朽 し,
・山 口県下 て,5mm以 上 の太 い根 は地表 か ら50 cm以 内に 多 く分 布 し,
ア カマ ツ スギ ヒノキ 10~20年 生広葉樹 に崩壊が 多 く発生 した。 
丹 沢 では,60 cm以 上 の深 さでは根量 は極端 に少 な く,60 cmよ り深 い部分 の根量 が崩壊 と関連深 く
・岩 手県下 の火山灰土壌 では,深 根 は ア カマ ツ、リギ ダマ ツ 、モ ミ、 クヌギ・ ミズナ ラ,浅根 は ニセアカシア チ ョウセ ンギョウで ぁ った。

崩 壊地 根 系調 査 では,崩壊地 の根 系は大部 分 A、 B層 に集中 し,下部 の C層 には 3%で ,88%が 1cm径以下 で,通 常林地 よ り小 さ く, 根系密度は樹齢高 いほ ど多 く36),天 草 では,カ シの根 は20年 生以 Lで 下層土 C層 まで十分達 した37)。 

■ 1980年代 

・祖母山で,ネ ム ノキは深根 で,10数年経過 して も伐採前 の 根 が健全 で,
ス ギ ヒノキの根 系は効果少 ないが,3,000本 /ha程 度の本数 で 13年 以上 の林齢 では,根系の水平分布 の重複 で網効果が期待 で きる。 
・クロマ ツ・広葉樹 は伐根の腐朽早 く, カラマ ツは遅 く,ス ギ ブナはその中間で40), ヒノキは腐朽遅 く,マ ツは早 い。 

・また,三重 県下 で,アカマツ10年生以 上は 根 が深 く土層 と基岩 とを結 び付け,渓 床堆積地 よ り山腹で崩壊防止効果があ り,
・ス ギ17年 生 の主根 は深 さ80 cmに 達 し,深 さ50 cmの スギ 6年 生 の10倍 以 上 の根 量 で
・崩 壊 地 底面 の残 存根 本数 は02~ 06本 /m2で破 断 直径 10 mmを 超えるものな く,倶1面 は12~ 14本 /m2の 残存で底面 より大 きか っ た。

・ 土壌 ・基岩 との関連では,割れ 日ない岩盤表層上のAタ イプは,垂下根 ・斜長根が伸長できず,表層土内の水平根密度高 く,
・害1れ 日多い岩盤の Bタ イプは,垂下根 斜長根は伸長 し,
・表層土 と基盤岩の間に遷移層のある cタ イプは,垂下根 斜長根の伸長は制約 され
・ま た,A・ B層 の厚い場 合,基岩 と土壌層の間に遷移層がある場合,基岩に節理が発達す る場合は, 垂下根が侵入す る。 


以上のように,森林の山崩れ防止機能の源 としては,

1)深 根であること,
2)根 量の多い こと,
3)根 系の nct workが 完全であること,

が必要であると考 えら れた。 
---------------以上引用終わり

■ 考察

まずいえることは、まとめがまとめすぎで、おおざっぱすぎ、そんなことはこんなに詳細に調べなくても、誰でも直感で分かるよ、ということです(笑)。これが結論では何の情報にもならないので、個人的に太字にしました。

強い
長野県下の深根性 ケヤキの地すべ りの防止
・ま た,ササのブロックの深根性樹根による地盤への結び付け,
・広葉樹は根系の発達が よく

弱い
マ ツ林下の雑木の根系 発達の悪 さ
大隅半島花闇岩地帯は天然林でも根が基岩中に伸びない,
シュロの危険性、
草生地 の弱 さ,
ス ギ40~ 50年生 でも浅根
ア カマ ツ スギ ヒノキ 10~20年生、広葉樹 に崩壊が 多 く発生

要注意
・アカマツの垂下根 は,10年生以上で は,風化表 層土 よ り深 く伸 び,基岩 に達 した
アカマツ10年生以 上は 根 が深 く土層 と基岩 とを結 び付け, 渓床堆積地 よ り山腹で崩壊防止効果
ス ギ、ヒノキの根系は効果少ないが,3,000本 /ha程 度の本数 で 13年 以上 の林齢 

です。スギ、ヒノキでも、13年以上で3000本/Haというのが目安みたいですね。赤松はクライミングでよく見ますが、10年以上たっていて、基岩に達していないとアブナイ。

大隅半島は、クライミングではアルパインのスタイルにもっとも適しておらず、ボルトが必要みたいデス。

大隅半島がそうなら、宮崎の岩場もそうかもしれませんね。

Tuesday, May 5, 2020

ホームレスを殺す少年たち

東京に行って驚いたのは、ホームレスたちへの冷たい態度。大阪と全然違う。

山に行くと、人が様々な装備なしでは生きられないことが分かる。服はファッションではなく、装備、エクイップメントだ。
-25度の八ヶ岳で寝ていると、シェルもなく、シェルターもないのに生きている獣たちはエライと素直に思う。
少ない物資で生きられる人のほうが、動物としてどう考えても能力は上だ。
文明の中にいても同じだと思う。そんなすごい人たちを殺すほどの何かを彼らがしたか?
どんな正義で殺したんだろう?ホームレスがキミらの生活を脅かしたとでもいうのだろうか?
こうした少年たちの心は本当に何か超絶に深い誤解を持っていると思うが、この少年たちは、公園のベンチにロープを掛けるごく普通と言われている日本人と同じだと思う。
保身から出た行為と思うが、非難の矛先が完全に間違っている。

Monday, March 16, 2020

Old But Gold 単行本化、希望

しばらく、Old But Goldを送ってもらって読んでいるが、素晴らしいクライミングの記事と言うのはこういうことか~と納得中だ。

であるからに、検索していたら同じ意見の人に出会った。

https://seeyou44.exblog.jp/21640311/

この方が言うように、現代のロクスノは、私のような入門者が読んですら、楽しむところは少なく、あまりに稚拙な記事が多く、読みどころが少なくて買う気になれない。

ロクスノ087号で、デイドリームの初登記事が出た…30数年ぶりの初登だ。初々しい中学生のような記事だったが、それは良い。デイドリームの記事はページ数1ページだ。

その後ろに出ているチョークの製品比較記事は? もう大量。

クライミングにおけるチョークの存在感は?せいぜい5%くらいなもので、なんでそんなものにこんなページ数を割いているのか?というのが、まぁ買わない理由、になるということだろう… 

同じことなら、クライミング史におけるデイドリームの位置づけを調べれば、あっという間に一冊分の特集くらい埋まるだろう。

インタビューすべき人はそれこそたくさんいるわけで。吉田さんのMarsにまでさかのぼることができる。

まぁ編集部自体が、クライミングの世界で起きていることの、

事の大小

を判断する能力が無くなっている、ということを示しているとしか思えないんだなぁ。

残念だ。

Friday, March 13, 2020

シークリフクライミングの安全管理

■ 新情報なし

杉野保さんの死から数日…。ネットの情報収集は怠らないようにしているが、あらたな情報というのは出てこない…。

フリーソロ中ではなく、偵察中で、落ちた高さも5m程度だったと聞いているが…

しかし、城ケ崎かぁ…。

■ シークリフ 大波や強風のリスク

こちらは、ベテランクライマーが送ってくれた海岸における予期せぬ高波のリスク映像。




私も、城ケ崎などのシークリフクライミングをやってみて、気が付いたのは、シークリフは当然だが、山やのおなじみのリスク管理とは、ちょっと違う、ということだ。

外洋=すごいうねりが強く、数回に一回ざっぶーんと来る
内海=比較的穏やか

潮の満ち引きも、山にはない要素だ。岩との対話以前に、海との対話があるってわけだ。

まとめると、

・天候 特に強風に注意
・潮の満ち引き 満潮時は渡れなくなる?
・塩害 カムは使ったらすぐ洗う ボルトはケミカル
・紫外線 下からも焼けます 
・下地の悪さ 下地が土でなく岩なので墜落が致命傷
・懸垂によるアプローチ 懸垂下降ができないクライマーは行ってはいけない
・登り返し技術によるお帰り 

逆に携帯電波は、沢登りと違って、比較的入りがいいようです。

■ 城ケ崎はどうなるのでしょう…

今年の年初に週に1回の割合で重大事故が起きてしまった城ケ崎…

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[1件目]12/16 シーサイド
60代男性、「サザンクロス」をトライ中、1本目で振られ落ちして、アキレス腱断裂。防災ヘリにより搬送。
[2件目]1/1 ファミリー
40代男性、「マザークラック」最上部からフォールし、プロテクションが外れてグランド。防災ヘリにより搬送。頭蓋骨骨折ほか、重傷。
[3件目]1/5 シーサイド
40代女性、「気分は最高」で約6mの高さからグランドフォール。右上トラバースからの核心でフォールし、セットしてあった複数のカム、ナッツがすべて外れた。防災ヘリにより搬送。肋骨、骨盤、頭蓋骨骨折の重傷。
その他、ボルトの破断事故なども発生しています。
来週の3連休から二月にかけては、城ヶ崎を訪れるクライマーはますます増える時期になります。城ヶ崎を訪れる予定のクライマーは「城ヶ崎一帯の岩場は公にクライミングが認められたエリアではない(=そのためリボルトもできません)」ことをまず念頭におき、「事故を起こさない(=これ以上重大事故が発生すると、再び登攀禁止の話も出てくるかもしれません)」「少しでも技術や体力に不安のある方は同エリアの利用を見送る(=城ヶ崎は上級者向きのエリアであることも忘れない)」「ヘルメットの着用など考えられうる安全対策を最大限に講じる(=地面はすべて岩で、平坦ではありません!)」などの対策を行なうようにしてください。
よろしくお願いいたします。
NPO法人
日本フリークライミング協会
安全委員会・環境委員会

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杉野さんの事故は、杉野さんに非がありそうな事故には見えませんが…。

岩場がアクセス問題でホットスポット化していただけに、城ケ崎のアクセス問題の行く末が気になります。

世界的、といえる課題を多く持つ城ケ崎…。その価値を地域住民にどう伝えていくことができるのでしょうか?それともできないのでしょうか?

それは誰が誰に託した置き土産なのでしょうか…。


Monday, March 9, 2020

杉野保さんの文章から。その2 ボルトを整備する場合の方針まとめ

■ 方針のまとめ

1.終了点=チェーンタイプ
2.ルーフは要注意

深刻なロープドラッグやリップとの擦れなどを起こす場合、初登者と話し合いの末、終了点の位置を変更する

3.変更がない場合「このルートは最後はたちこんで終了とする」といったように情報を伝える
  
4.プロテクション用  最低10mm以上のステンレス もしくは、ケミカル
5.ロングフォールの危険=OK (※グランドフォールの危険ではない)

6.位置変更
 1.あきらかな設置場所のミス
 2.最初からドローやスリングが、かかっていることが前提
 3.あきらかに「とりあえず」の位置決め
 4.不自然なクリップムーヴ

7.ボルトや終了点は「適度に」カモフラージュする。

以上、まとめ終わり。

■ 終了点

一本120円程度のカットアンカーで済ませようとする誘惑は強い。

そこを耐えられるか?どうか?が、責任あるかっこいいクライマーになれるかどうか?の境目でしょう。

マウンテンジャケットに5万払えて、なぜボルト1本に1000円払えないのか?というような、真相の、心理を深く問う必要がありますね。

自分が岩に登る理由は何なのか???

ということがそこに表現されうるということです。