昨日は、長崎県の山、舞岳に登ってきました。
一緒に行ってくれた友人が楽しい記録を書いてくれましたので、ご報告します。
■ 一般の人の思想と、山の現実のところの乖離について
昨日は、実は、私の都合で、宝満山から長崎の山に変更にしてもらいました。
思考の流れ… 目的:友人の安全な山宴会デビュー&女子会
スタート: ここ数日、厳冬期の気温である
→ 一時間しか登らず、ほとんどうずくまって山宴会している予定の宝満は、寒さで友人が堪えるかも?
→ テントは持っていく予定だけど…うーむ
→ 最近、長崎の山勉強中 温泉もあるし、道の駅もあるし、見に行きたい
→ 経ヶ岳はどうかな?ここら辺、登る山多数だな
→ とりあえず提案
→ 集合時間どうしようかなぁ。山登りをしない普通の人には8時集合が限界かなぁ
→ 運転約2時間で、大体10時半~11時登山開始でも登れるコースタイムの山を選択すればいいか
→ 現地で相談しましょう
→ 現地で舞岳に決定
という、なんともゆるゆるな流れでした。
途中、黒木山小屋付近で悪路の林道でビックリ仰天。Googleにありますが、ここは何もないので、おススメできない場所でした。
友人は山は初なので、念のため、ザックは貸せるようにしていきました。というのは別の友人がハイキングの登山のために、新しいリュックを新調してきたんです、と見せてくれたのが全くファッションブランド品で、5000円出すほどの機能性がないものだったからです。
知らないと無駄なお金を使ってしまうので、使わせない工夫でした。
山に登り始めても
1)あれ?登山口付近には立派な駐車場で、満車なのに、登山道案内も、登山口の標識も出ていない
→ ま、読図で何とかして登るか
→ なに、この薄い踏み痕は… まぁ尾根に取り付けば何でもいっか(とりつきは何でもOKの法則)
→ 結構急な尾根だな~
→ なかなか展望、出てこないなー 1時間のハズだけどなー
→ うわ!鎖場出てきた
→ うわ!戸渡りみたいな岩稜部出てきた
→ 展望開け、無事宴会
と楽しく登れたのですが、下山は15時であっという間、下りは早かった。最後、林道で左右反対に進もうとし、友人にこっちから来なかったっけ?と言ってもらいました。道があれば、歩いてしまうので、要注意です。
下山後は温泉に入り、道の駅シュシュでスイーツとお土産ゲット、土地のおいしいものを出すレストランで会食…と正しい山フルコース。
■ 今回分かったこと
私:歩き出しは寒いくらいじゃないとすぐ暑くなるよ~
友人:このダウンもあのダウンも入れよう…
私 : 踏み痕みえる?
友人: 踏み痕?どれ?よく分かんない~
私の心の声: (そうか~踏み痕判別は教えないといけないな~)
私: ストック貸すね!
友人の様子: 全然使えない…
私:この尾根、踏み痕不明瞭で、高度な尾根だな~
友人: うわ~きれい!樹がパワーある~
私:うわ!鎖場あるって登山ガイドの書いてなかったよ?!マジ?
友人: 結構平気
私: だいぶ標高あがったなー
友人: 展望まだかなー
私:やっとあったこの岩のてっぺんで宴会にしよ!服着よう~
友人:以外にぽかぽかで平気
という具合でした。
ポイントは
1)展望がある2-3時間の山 (さすがに1時間だとハイキングでも物足りない)
2)風が避けられる小屋や岩陰がある山がベター (停滞する時間に寒くないこと)
3)靴と服を先に整える
4)一般の人はストックの使い方が分からない
5)歩き方も一応教える
6)食事で温まるべし
7)早めに下山
8)踏み痕の判別法は教えるべし
でした。
ヘッドライト、雨具、水、の3点セットは当然知らないです。
■ まとめ
1)ウエア 持っていくもの(停滞用の厚手ダウン)運動靴
2)歩き方
3)踏み痕の見出し方