Thursday, October 5, 2017

ピオレドール賞の評価ベース

ピオレドール章(登山界のアカデミー賞)の評価ベースとして求めるもの、という文章を見かけた。次の項目が掲げてある。(リスト化当方)

1)登攀スタイル
2)探究精神
3)傾倒の度合い
4)技術的困難度
5)危険性の回避
6)最小限の道具
7)パートナーの尊重
8)現地の人や他チームの尊重
9)環境へのローインパクト
10)次世代の尊重

■ 山登りの価値観

ピオレドール賞の存在感は一般登山者の間ではかぎりなく薄い(笑)。ほとんどの登山者が知らない。

けれども、山登りの人は、なんとなくでも、世界の高峰があり、先鋭的な登山の世界のことも、遠くのどこかにはある、と感じていると思う。

山に世界で伝統的に価値があるとされてきた考え方に触れることは、とても重要なのではないだろうか?

■ 項目

登攀スタイルとは?極地法やアルパインスタイルといこと。手短に言えば、大人数か、少人数か。

探究精神…探究心と言うのは冒険的要素と言うことだと思います。未知の要素。

傾倒の度合い、と言う項目があるのには、驚きました。傾倒している方がより良い、ということらしい。

技術的困難度… 難しいほうが価値があるのは、普通ですね。

最小限の道具… 道具が少ないほうが良いと言う価値観が伝統的にあります。なので、ウルトラライトな考え方は山の伝統とも一致すると思われます。

パートナーの尊重… セカンドも大事ってことでは(笑)。セカンドを大事にしましょう。

現地の人や他チームの尊重…我先に、というのは、無しです。

ローインパクト…当然ですね。しかし、現代はハイインパクトに偏り中です。山小屋はハイインパクトです。特に稜線にあれば、ハイインパクトです。テントはローインパクト。大人数はハイインパクト、少人数はローインパクト。

次世代の尊重… 忘れさられていることが多いような? 冒険の余地を残すと言う風に書かれていますが、開拓の余地を残すという事と思います。また手つかずの自然を守っていくということにもつながると思います。




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