Sunday, October 22, 2017

塩見に行くなら、リニア問題を勉強しよう

■ 塩見岳と環境問題

大鹿村は、美しい村として登山者に親しまれている。塩見岳の山麓の村だ。

大鹿村はリニアの着工には反対だったことで知られている。山間の美しい村だ。

リニアで貫通するのは南アルプス…
http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/SouthAlps/nature/probrem-nature.html

南アルプスは、活断層を持っており、いまだに年4mmも隆起している、生きている山なのだが、大丈夫なのだろうか?というのが山ヤ的には最初に思うことだ。静かな南アルプスが電磁波の山になってしまうのだろうか?

リニアに関する情報を以下のサイトから簡単にまとめた。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242464
http://www.chikyumura.org/environmental/report/2015/01/01100000.html
https://matome.naver.jp/odai/2137957841569096101

■ 総事業費9兆円の史上最大のプロジェクト

日本のGDP 約528兆円(2015年)で、9兆円と言えば、1.7%に相当します。介護給付金と同じ規模です。ビルゲイツ氏やZaraの創始者の総資産額と同等。

平成26年現在、国・地方を合わせた長期債務残高は1009兆円。すでに、ビル・ゲイツの総資産の106倍に当たるのですが、平成27年度末には1035兆円になると言います。
(https://how-match.jp/bill-gates-assets/より引用)

もうため息しか出ませんね。年収528万円の世帯で、1009万円の借金があったら、普通は頑張って返済を考えると思います。

■ そもそも採算が取れない

「リニアだけでは絶対にペイしない。新幹線の収入で建設費を賄って何とかやっていける」(JR東海社長 2014年9月18日の記者会見)

トンネル工事で出る大量の土砂は、まだ処分先が確定していない。
大井川の水の量が1秒間に12トンから10トンに減る(年間で6300万トンの流量の減少)と推測されている。

東京-大阪間が開通した場合の平均消費電力は約74万KW。これは原発およそ1基分の電力にあたり、新幹線の3倍の電力を消費

リニア新幹線には、乗客が1,000名に対し、乗務員は3名

強い電磁波を受け続けると、行動異常や奇形などの増加が報告されている。

■ 地元はバラ色の絵しか見ていない

山梨県行政の試算は現実的か?

 甲府市議会議員の山田厚氏は、リニアローカル駅が予定されている山梨県で、駅周辺の公共事業をどう進めるかに関する報告があった。
 リニアは全席指定(定員1000人)で、ローカル駅には1時間に1本しか停まらないのだが、試算ではその発想が抜け落ちているという。山梨県の試算では、1日に1万2300人という、過剰な乗降客数の予測が立てられていることを山田氏は報告した。
 他方、リニアローカル駅ができることで、山梨に2600社の企業が立地するとの予測が立てられているという。これは単純計算しても7年間、毎日1社ずつ増加していく計算だ。また、経済波及効果は年商2420億円と予測。こちらも6年半もの間、毎日1億円以上増え続ける経済効果である。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/202709#idx-2 より引用。
■ 5分調べただけで、ダメダメだらけなリニア計画…
議論がないまま、すでに開始の方向になっています。
私は山梨県にいたのですが、地元ではリニア歓迎なのは、土地の買い上げで二束三文の土地が高く買い取ってもらえる人がいたり、南アルプススーパー林道の経験があると思います。地元では、「孫の代まで仕事がある♪」という手のかかる林道ですが…仕事はある。
こちらに芦安山岳館の記事がありました。
イラナイと声を上げた大鹿村はえらいなぁと思いました。長野と山梨では、補助金行政の在り方に対して考えが違うところがあるかもしれません。

こちらは服部さんと岩崎師匠の登山者のアピール集会のチラシ。http://minamialps.mygarden.jp/
http://minamialps.mygarden.jp/wp-content/uploads/2016/07/minamiapls_leaf.pdf

映画『メルー』一か月無料公開

なんと!映画メルーが一か月無料公開されるらしいですよ!

https://www.goldwin.co.jp/store/ec/contents/tnf/meru/

私は、もうDVDを購入してみてしまいましたが…とってもいい映画でした!

山におけるアパレンティスシップ(師弟関係)がどのようなものか、すごく分かる…。

映像も素晴らしく、クライマーが作った映画だけに、アイスアックス持ってジャンプしてピナクルに張りついたりとか、クレバスに腹セードで突っ込んだりとか、ピッケルで腕を切るとか、そんな変な設定はないです(笑)。

ちゃんと山ヤが見て、納得できる映画になっています。ぜひおすすめ!

Saturday, October 21, 2017

吉尾弘『垂直へ挑む』 & 芳野満彦『山靴の音』


■ 北岳バットレス中央稜の冬期登攀

この2冊はセットで読むと深みが増します。

というのは、若き日の吉尾さんが、新鋭クライマーとして北岳バットレス中央稜の冬期登攀を書き、同じ山行をフォローで登っている芳野さんも買いているからです。両者の視点で読むと、山行と言うのは、こうも違う印象を持つのだろうかと思うハズです。

吉尾さんは、本当に才能あふれるクライマーだったと言うことが分かります。また、当時すでに、凍傷で指を無くしていた芳野さんが、同パーティでフォローで登っているのですが、靴が脱げてしまいながらも、登っています。

記録を作り上げてきた登山者たちが、どのような心境で山に挑んできたのか?ということが分かる。

この本には、奥山章さんも出てきます。第二次RCCの時代の話です。

■ 寄せ集め

しかし、今でもメンバーを確保するのは、会をまたいで大変ですが、やっぱり当時から大変だったみたいです。

なんだ~と遠方各地からクライマーが集まらないと行けないのは普通のことなんだなーと。

なんだかちょっとホッとしました(笑)。